~A lack of Magic Point~ エロゲーとか芝居とかについて書いていくブログ。
由飛ルートのラスト。12月24日からTrueエンドまで。
脳天気な由飛の意外な一面が見える、良いシナリオです。
○12/24 聖なる喫茶店(由飛True)
ファミーユに運び込まれるアンティーク家具屋のピアノ。商品の宣伝になるからとレンタルを許してもらったらしい。
由飛「売れちゃうのやだなぁ…」
仁「売り物なんだからこれは…由飛のおもちゃのままでいて欲しかったら、自分で金出して買うんだな」
由飛「店長、お給料10年分くらい前借りできません?」
仁「永久就職するつもりかお前は…」
由飛「…プロポーズ?」
おい、こら、落ち着け。
仁が考えたクリスマスイブ限定企画は新進気鋭のシンガーソングライターもといピアニストの風美由飛によるリサイタル。客のリクエストで次々とクリスマスソングを弾いていく。
ファミーユは未曾有の大繁盛に加えて由飛がピアノ演奏にかかりきりで人手不足。それを救うべく、何とキュリオのフロアチーフがやってきた。由飛には風邪で倒れた時に代わってもらった借りがあるしね。
玲愛「ちょっと仁。もうちょっと小さいのなかったの?」
仁「悪い、ウチのスタッフは、みんなプロポーションが良くて」
ただし、かすりを除く。
玲愛「ファミーユは色々と未熟な点が多いですけど、私が指揮を執ればこの困難も乗り越えられます。皆さん、とりあえずよろしくお願いします」
仁「…それ、新人の言う台詞か?」
明日香「…わたし、花鳥って名字のひと、みんな苦手」
玲愛流石wwそして、明日香がこの機に乗じて由飛までdisってるのが笑える。ともあれ、この土壇場で、由飛に伝わった玲愛の気持ち。素直になれない言葉ではなく行動で示す当たりがいかにも玲愛らしい。思わず涙して仁に抱き着く由飛。
仁「こういうの俺相手じゃないだろ・・・今は」
由飛「だって…だって…」
玲愛「…今じゃなければ相手は正しいわけ?」
ちょっと私怨出ちゃってますよ、玲愛さん。
「なんで玲愛ちゃんまで、仁って呼んでるの?なんで仁が玲愛ちゃんのことまで呼び捨てにしてるの?」
「…なんでそんなに楽しそうに喧嘩するの?」
「ちょっとさ…お店が終わったら、仁と話があるんだけど…」
一方の由飛は由飛で玲愛と仁が互いに名前で呼び合ってるとこが気になったり。お店が大繁盛で大ピンチな一方で、何故か仁も大ピンチ。三角関係を招いてしまった罪は重い。
朝からピアノを弾き通しの由飛に飲み物を差し入れる玲愛。きちんと自己管理をしろと説教を混ぜてくる辺りが玲愛らしい。「玲愛ちゃん」「由飛姉さん」と呼び合い、ここ数年分の溝を埋めようと約束し合う二人。
由飛「わたしは今日、とても幸せなことがありました。ですから、この場所にいる全ての人たちに、感謝の気持ちをこめて…」
『つまんない恋』のピアノバージョン。沁みるねぇ。由飛がこれを弾いてる時、里伽子も映ってた。来てたんだなぁ、里伽子。やっぱ良い奴だな。
◯一時間で出来る大恋愛
閉店後、ピアノを返しにきた仁。アンティークショップの主人はピアノが売れてしまうと由飛の演奏が聴けなくなってしまうから、と値上げを決める。
仁が戻ってくると、ぼんやりと余韻に浸る由飛。
由飛「弾けたねぇ…わたしぃ」
仁「子供の頃からの努力の成果だろ。誇ってもいい立派な腕前だった」
由飛「あ~…そゆことじゃないんだけど…」
伏線だった!気付かなかった。
楽しかったリサイタルの余韻に、仁の手を取って踊りだす由飛。由飛とそうしているのが楽しくて、幸せの余韻に浸る由飛が可愛くて、ついに理性を放り捨ててしまう仁。
“自分でも、信じられないくらい、自然で、さり気なく、そして無理やりな行為。”
仁が由飛にキスをした。仁にとって半年ぶり二回目で二人目のキス。
由飛「なんでぇ?」
この一言が、勝算があったはずなのに敗れ去ったあの日を思い起こさせる。まぁ、里伽子の場合はキスの時点では完璧だった訳ですけど。いや、むしろキスが遅すぎたくらいでしたけど。二年かかってるし。
由飛「ごめん…考えたこともなかった」
里伽子に振られたあの時と同じ台詞。由飛の言葉に里伽子の言葉が重なる感じが、仁のトラウマをえぐってる感があって良い。しかし、考えたこともなかったのか、由飛は。天然が過ぎるぞww玲愛と仁の関係に嫉妬してた癖に。
無力感、虚脱感、絶望感を抱きつつ帰路に着く仁に、追い打ちをかけるような由飛の電話。由飛のことが放っておけなくて世話を焼いているうちに勘違いをしてしまったんだ、と主張する由飛。
由飛「そんな間違った好意、受け取れないよ。もちろん、わたしは仁のこと好きだけど、でも、そういうのって違うと思う」
好きじゃなくて振るなら納得出来て大人の対応をしただろう仁も、この言葉は聞き流せなかった。由飛の好意も、仁を傷つけまいとして出た自然な嘘で、勘違いだとやり返す。
仁「だから振られたんだろ?俺は。由飛のこと、わからなかったから」
由飛「振ってない!わたし、振ってなんかないよぉ!」
仁「お前は振ったの!完膚なきまでに!俺を!」
由飛「絶対に振ってないの!保留なの!」
「振った」「振ってない」の奇妙な言い合い。仁はもうさっさと一人で静かに落ち込みたいのに由飛はそれを許さない。携帯を切っても家の電話にかけてくる。意外と攻撃力あるなぁ、風美由飛。
「仁の馬鹿仁の馬鹿仁の馬鹿っ!なんで携帯切っちゃうのよ!?」
「お願いだから…お願いだから避けないでよ…嫌いになっちゃ嫌ぁ…」
留守電に罵声を浴びせ、懇願する由飛。何か、由飛が可愛い気がしてきた。遅い?いや、何か丸戸の直球メインヒロインあんま可愛くないじゃん。
由飛「ねえ、なんで突然わたしの前に現れたのよ!?」
“…いきなり現れたのはそっちだ。絶望に打ちひしがれる俺の前に、女神みたいに、劇的に登場しやがって…”
由飛「どうして…優しくしてくれたの?」
“下心だって、気づけよ”
由飛「なんで…キスしたのよぉ…」
仁「好きだからって何度言えばわかんだよ!」
由飛に負けて電話を取る仁。叫ぶ。
30分だけ考えさせろと言う由飛。もう嫌になって携帯を切り、自宅から逃げ出す仁。そのうちに携帯には由飛からのメールが山と届き、留守電には仁への罵詈雑言が溢れんばかりに溜まる。
由飛「もう一度、1時間前に戻って、わたしにキスするところから始めてくれないかな?」
仁は由飛に弱い。ノコノコと由飛の待つブリックモールへ戻ってきて、「あっさり引き下がっちゃうそっちが悪いのよ…」「おくびょうものぉ…」「ひきょうものぉ…」と罵られる。
半年前と1時間前に負った心の傷が痛む仁。1時間前にその傷を負わせた女に応援されながら、その痛みを乗り越える。ちょっと不思議。
仁「由飛のことが好きだ」
由飛「仁のことが好きっ!」
仁にもう一回告白させて、即答で「仁のことが好き!」と宣言する由飛。恋愛やらセックスやらに対する構え方の未熟さと言うか、子供っぽさと言うか、その瞬間の感情のままなところと言うか、その辺が明日香とはかなり対照的で、何も知らない子供のような由飛。
店内で事に及んでしまう二人。
“蒸し返すようだけど、さっきまで、俺のことが好きかどうかもわかってなかった女だぞ。”
“それが、ちゅっちゅってしてだの、抱き合いながらしたいだの…何が何だか…もう死んでもいい。”
この文章良いな。由飛っぽいし、仁っぽい。
店内でいたしてしまったので深夜の大掃除。
きちんとオチをつけるのが由飛のルートらしくて良いね。
○花鳥姉妹会談・・・大失敗
ピアノのコンクールの夢を見た由飛。ショパンの「エオリアン・ハープ」でミスをしてしまう奏者。これが誰なのか今は分からない。エオリアン・ハープは「風神アイオロスの琴」という意味。自然風で音が鳴る実在の楽器の名前から取っているらしい。
※僕は最初、これは由飛が以前の自分を見ているものかと思ったし、そう思わせようとする演出なんだと思う。
さて、どうやら今日は由飛と玲愛との話し合い。待ち合わせ場所に向かう段になって、髪だとか元栓だとか色々気になりだす玲愛。普段のしっかり者ぶりがどこへ行ったのか、由飛と顔を合わせるふんぎりが付かない様子。
玲愛「大丈夫かなぁ?私、ちゃんと話せるかなぁ?」
不安気にそう言って仁の手を握りしめる玲愛。キャラの切り替わりぶりが凄いwwしかしだな、仁よ、お前由飛というものがありながら玲愛と手を繋ぐなど、と説教をしたい。
待ち合わせ場所に既にいる由飛。玲愛曰く「あの子は時間を守ったことがない」だそうで。随分と態度のでかい養女だな、と養子の仁に呆れられる。
髪型をチェックしていてコンパクトを噴水に落とし、慌てる由飛。手を突っ込んで取ろうとしたものの仁に止められ、代わりを今度買ってやるからと言われて喜ぶ。由飛ルートだと自然な気がするな、ここは。
由飛「…なんで、手つないでるの?」
至極真っ当なツッコミ。微妙な緊張感。由飛と仁と玲愛で三角関係の様相。
玲愛「1日に1本だけ吸うのよ、仁って。…知らなかった?」
レストランに入って喫煙席か禁煙席か聞かれた時の一言。由飛より仁を知ってるアピールですね。「知らなかった?」なんて聞いちゃうあたり、今日の玲愛はなかなか攻撃的だぞ。
玲愛「この席の配置って…どうなの?」
仁と由飛が並んで、玲愛が向かい。玲愛は不満な様子。仁がまず座って、自然に隣をキープした由飛。多分無意識だけれど、なかなか手強いな、こいつ。仁はなおも状況を全く把握できていない。仁の鈍感力は530000です。
仁「お前ら2人が疎遠になっちゃったのだって、どっちが悪いってわけじゃないんだろ?だったら、まずは…話し合ってだなぁ」
由飛と玲愛の仲を取り持とうと頑張る仁。自分が無関係だと思っている辺りがちょっとあれだが。テーブルの下で仁の手を握り締める由飛。玲愛ルートだとここで「おい、こら、何してるww」と思ったものですが。
丸く収まった感じになって、料理が来て、食べ始める。仁からハンバーグを貰う由飛が代わりにニンジンのグラッセを「あ~ん」して食べさせる。当然ですが、玲愛の不興を買う。
玲愛「あんた…私を馬鹿にしてんの?」
ですよねー。
「深夜のキュリオで、私の前でひざまづいて…何でもするって誓ったわよね?」
「前なんか、寝てる私の口をこじ開けて、無理やり食べさせたことだってあったのに」
玲愛の情報操作。ちょっと自慢気でちょっと甘えてる感じの玲愛。ちゃんとダメージを受けてる由飛が面白い。ハンバーグの「あ~ん」を要求する玲愛。それを見ていてわなわなする由飛。仁が玲愛に食べさせようとすると、由飛が仁からフォークを奪う。
由飛「ほら玲愛ちゃん、あ~ん」
意外と守備力高いぞ、風美由飛。
◯お宅訪問
会談失敗後、仁が由飛の家を尋ねる。これは、俗な言い方をすると「お家デート」って奴?由飛はノリノリだけど仁はやや気後れ気味?
由飛「それとも、どうしても帰るって言うの?…玲愛ちゃんの待ってる部屋に」
仁「こら待て、玲愛は待ってない」
本気で妬いてるのか、冗談なのか分からないな、由飛は。
妙に殺風景なピアノの置かれたリビング。壁は防音らしい。流石だな。で、ちょっと隣の部屋を覗こうとして止められる仁。
由飛「し…寝室だから」
仁「…興味あるな」
由飛「え、えっち!」
仁「エッチだもん」
おいこら、ちょっと可愛いぞ、仁。
『リビングを掃除した』せいで散らかりまくっている寝室。それを目の当たりにした仁は由飛との「イチャイチャ」を脇に置いても掃除に乗り出す。
由飛「仁…まるで玲愛ちゃんみたいだよ~」
しっかりしてる度序列だと玲愛>仁>>由飛。由飛が仁を「玲愛ちゃん二号」と呼ぶけれど、由飛から見たら似た者同士で仲良しに見えるのかしら。
“なんだ…このピアノ?”
仁が掃除をしていて抱いた小さな疑問。
埃被ってるピアノ。気になりますね。
◯生暖かい視線
由飛を口説く男が現れましたよ。お?お?お?
かすり「いやほらあそこの20代後半営業マン。なお年齢職業は推定」
自分の彼女が口説かれてニコニコしてるのを目の当たりにしてショックを受ける仁。
かすり「ダメダメ、今ダメージ後の硬直中。こっちの当たり判定もないから、これ以上の攻撃も意味がないけど」
いつからパルフェは格闘ゲームになったんだ。由飛ルートキャンセルで里伽子ルートねじ込むぞww
デートの誘いと気付かない由飛。こいつはなかなかの天然だ。しかも「一枚しかないけど」と彼氏を誘うんだから残酷な子です。
チケットを返してこいと仁に言われ、そのための勇気が欲しいとキスをねだる由飛。「しばらくお待ちください」が終わっても続いてるけどなwwで、それを「尺が長すぎて隠せなかった」とメタ発言。
恵麻「あ~、口の右端のとこ、口紅がついたままよ?」
仁「あいつは口紅なんかつけてないって」
恵麻「あいつって誰?」
仁「………」
恵麻にやられる辺り仁くんも鈍ってますね。由飛の間抜けが感染ったか?
◯里伽子の祝福
バレンタイン商戦へ向けて、里伽子にアイデアを求める仁と恵麻。
里伽子「恵麻さんらしい、洗練されてない味わいがいい感じ」
試作したチョコレートについて、褒めてるような貶してるような一言。恵麻と仁の仲良さげな態度が若干気に食わなかったのだろうか。意外と私怨で動くからな。苦笑
アイデアは毎日客に接してる奴が考えてこそ価値がある、と店長と総店長を完璧にやっつけるお説教の後「とはいえ、一つだけなら面白い手、あるよ」と助けてくれる里伽子。こいつは本社の敏腕営業部長か何かか?ww
由飛を使ってキュリオとの合同企画を、という策を授ける里伽子。策士!そして由飛と玲愛が揉めてるのもお見通し。それが仁絡みなのも分かってる。里伽子チートすぎるだろww
里伽子「今度こそ、絶対に幸せになりなよ!…あたしが言うのもなんだけどさ」
彼女の心中は如何ばかりか。ちょっと切ない。
◯制服スワッピング
2月13日(日)バレンタインフェアの最終日に由飛・玲愛発案のキュリオ・ファミーユ制服交換イベント。ついでに「お帰りなさいませ」と「いらっしゃいませ」もトレード。
◯バレンタインH(由飛編)
忙しかったバレンタイン商戦。閉店後、由飛がお茶を淹れている。
仁「まさか煮立てたりしてないよな?」
これはショコラで美里がやってたのをネタにしてるんだよね。状況も似てるし、美里も由飛も看板ヒロイン(丸戸作品では必ずしも褒め言葉ではないww)だし。
キュリオの制服で踊る由飛を捕まえる仁。歩いてコーナーに、ってのははじめの一歩で鷹村がやってたのだっけ?で、勿論ながら事に及ぶ仁と由飛。
“全身が柔らかい由飛の、さらに、もっとも柔らかい部分。玲愛のサイズに合わせた服のせいで、ちょっとばかり、はちきれそうになってるのはご愛敬”
こら、どさくさに紛れて玲愛さんdisってんじゃねーぞ、こらぁ!あ、そういえばキュリオの制服は胸だけ飛び出る謎仕様でしたね。さやかルートの時は豊満な乳房が出てきて「どんな服だww」と思ったものだが。
◯ダメダメ大学生由飛
最近になってBGMをアレンジとオリジナルと選べることを知って、アレンジにしてみてるんですが、アレンジは音質があんま良くないように感じて、そこが残念ですね。
突然ファミーユに乗り込んでくる玲愛。由飛を連れて更衣室に。姦しさに定評があるファミーユ女性陣がそれを見逃すはずもない。
明日香「…ど修羅場?」
かすり「(ぴく)何ですって?詳しく聞こうじゃないの」
嬉しそうに反応するかすりは少し反省した方が良い。(ぴく)って言ってるしww
かすり「あんたがハッキリした態度取らないから、あんなに仲の良かった姉妹が骨肉の争いに…」
恵麻「明日香ちゃん…玲愛さん、手ぶらだった?」
仁「なんでそう嫌な質問しますか?」
板橋「一応ウチのキッチンをチェックしたけど、それらしいものは持ち出してなかったみたいよ?」
このメンツだと明日香が極めてまともに見えるなwwもしかしたら刺されるかもしれない。niceboat的なあれになってしまうかもしれない。それでも意を決して踏み込む仁。
由飛「仁…仁…仁ぃぃぃっ!わたし…わたし、どうしようっ!」
仁を見るなり抱き着いてくる由飛。事態が飲み込めない仁。
かすり「勝敗…ついてたんだ」
明日香「む~…なんか納得いかない」
恵麻「仁くん…お姉ちゃん寂しい」
板橋「カトレア君…よくぞ我慢したね、えらいぞ」
何でだか、明日香は仁と由飛がくっつくことには一貫して否定的な態度なんだよなぁ。里伽子ならOKで、由飛よりは玲愛…しっかり者系統の人なら許せるのか?
大学をサボリまくってたことが発覚する由飛。既に二度目の一年生、三度目は許されない。留年、退学となるとピアニストのお爺さんによって、フランスへ連れていかれてしまう。
玲愛「なんで、そんな甘えたこと…簡単に、言えるのよ」
仁に縋って泣いちゃう由飛。それを見て複雑そうな玲愛。由飛みたいに簡単に甘えられたら玲愛も生きてて楽だったろうにね。でもさー、世の中には頼るのが上手い人と頼られるのが上手い人しかいないんですよね。
◯特訓開始
まず、由飛は学科試験をクリアしなければならない、と言う訳で大学にやってきた仁だが・・・結局里伽子に頼るのか!このだめ男!しかし里伽子は頼りになるなぁ。流石は里伽えもん。
仁からカリキュラムの紙を咥えて受け取る里伽子が可愛い。あ、でも、これは右手が荷物で塞がってたから口しか出せなかったとかなのかもしれない。違うか。久々に仁と二人だから元気なだけかも。
テストの時間割と試験範囲の情報とノートのコピーとを手に入れた仁。テストに向けての計画も立案済み。実技は本試験を捨て、三月に実施される追試に勝負を賭ける、という作戦。追試は基準点が下がってしまうがやむにやまれず理由がある。
仁「だってお前…ピアノ弾かなくなって、何ヶ月経つ?」
玲愛からの情報と誇りをかぶっていたピアノという物的証拠から、由飛がピアノを弾いていないことを看破する仁。もうちょっと早く気付いてやりなさいよ。毎日暇な音大生なんていないっつーの。
仁はバイトを休んで勉強と練習に打ち込むよう由飛に厳命する。仁と会えないのは嫌だとしょげる由飛。まぁ、仁は由飛に甘いからなー。
仁「…試験の間は、俺が面倒見てやる」
学科の勉強の手伝いに食事の世話と、仁が怠惰で抜け目だらけの女神に捧げる信仰は揺らがない様子。
◯ただいま特訓中
勉強中に居眠りする由飛を叩き起こす明日香。年下に勉強の監視をされる由飛ってどんだけダメなやつなんだ。
明日香「大体、せんせに勉強見てもらって、しかも晩ご飯まで作ってもらうなんて、ちょっとワガママが過ぎないかな?由飛さん」
てんちょとせんせを使い分けながらお冠の明日香。器用だな。
仁との関係という点で、明日香は自分と由飛とを同じカテゴリに入れてるのかもしれない。つまり、仁に世話を焼かれる側の人間ということ。仁の世話を焼く側の人間である里伽子や玲愛なら許せるけど、由飛は許せないってのはその辺りかもしれない。
翌日は恵麻。
恵麻「由飛ちゃん…今は辛いかもしれないけど、頑張るのよ」
由飛「恵麻さん…」
恵麻「あなたは、ファミーユにとって、もう、なくてはならない“仲間”なんだから…」
恵麻「仁くんの気持ち…大切にしてあげてね。…姉からの、お願い」
由飛「仁…大切に、します。宝物です」
心温まる恵麻からの言葉。こんなにストレートに恵麻が仁を譲ってあげる宣言をしたことなかったんじゃないか?良かったなぁ、由飛。
由飛「あ、あのっ…恵麻さん」
恵麻「…なあに?」
由飛「お姉さんって…呼んでもいいですか?」
恵麻「ふふ・・・ふふふ・・・・いいわけないでしょ」
ですよねーwww
由飛よ、あまり調子に乗らないことだ。
さらに翌日。かすりは監視役に向かないだろうなぁ。
予想通り噂話に花が咲き、里伽子と仁の関係について言及して話を面白くしようとする。ホント、この人は・・・。
「リカちゃんは、仁くんが大学からいきなり連れてきてさ、結構、当時から頼りっきりって感じで」
「あれはただの同級生って感じじゃなかったのよね~。なんて言うか、信じきってるっていうか、爛れきってるっていうか、既に倦怠期っていうか」
「ほら、仁くんってどシスコンでしょ?やっと恵麻さん以外に甘えられるコが見つかったんだろうね」
「そ~そ~!だからもう当時なんか見てられないくらいにデレデレと…」
途中から聞いてた仁の逆鱗に触れる。ま、里伽子の話は仁にとって鬼門ですからね。しかし、涼波かすりは逃げるのが速いwwいやぁ、口だけじゃなくてフットワークまで軽いんだなぁ。
由飛「仁がここにいるってわかってないと…弾けないんだ」
なるほど、由飛は精神的なものでピアノが弾けなくなってたのか。仁と出会って、久々に弾けたピアノ。聞かせたい人が見つかったからか、一緒にいて落ち着ける人が見つかったからか。
◯あとひとつ
由飛「う~ん、この胸板のために生きている~すりすりすり~」
この◯◯のために生きてる、ってセリフは良く出てくるなぁ。
元ネタなんなんだろ。
学科はどうにかなった訳で、あとは実技ですね。
◯再発
エオリアン・ハープの回想再び。
そしてその後「…あれ」と言って何度も同じ所で突っ掛かる由飛の演奏。これは、実技試験に向けてもう一山ありそうだな。
マンションのドアの前でぶつかって、ちょっと言い合いをしつつ密着状態を楽しんでしまう玲愛と仁。おいおい仁、それはいかんって。お前は由飛というものがありながら…。
玲愛「避妊くらいはしなさいよ?」
仁「えー、出来ればつけたくないなぁ。」
おいおい、あからさまだな、仁ww
仁が由飛のために入手した課題曲のCD。ショパンの「エチュード25の1」通称「エオリアン・ハープ」玲愛が浮かべた複雑な表情の真意とは?
家に着くと、由飛はピアノを弾いている。他愛のない会話をして、野菜を運び込んで取り敢えず水洗いして、試験終わったら何をしようかなんて話していて、やっと由飛の異変に気付く仁。
何度も何度も同じ所で間違える由飛。その不安から20時間も弾き続け、すっかり憔悴している。弾けない不安は退学、そして仁との別れをイメージさせ、ますます由飛を不安にさせる。普段思いつめるキャラクターじゃないだけに印象も強烈だなぁ。
◯窓辺に佇むお客様
仁が由飛の異常に気付いてから30時間。やっと仁の作った食事を口にした由飛。仁は由飛をピアノから引き剥がし、ファミーユに連れてきた。
ファミーユの片隅で小さくなっている由飛に、普段通りのファミーユを見せてやって安心させてやって欲しいと仁が言う。
恵麻「…うん、わかった。“家族”のためだもんね」
仁「…ありがと」
明日香「い…今のって…そういう意味!?」
かすり「ちょっと恵麻さん、まだ早いよ!二人は若すぎるってば」
“家族”を曲解する明日香とかすり。そうだよね、由飛が家族に加わるみたいに聞こえてしまいますよね。お姉さんとはまだ呼ばせませんけどね。てか、この状況下でギャグを混ぜてくるのがすげえww
玲愛「ゆうべ、あんたの部屋から、由飛のすすり泣く声がしてたけど、それって一体どんな趣味なのよ?」
仁「せめて痴話喧嘩と勘違いしてくれ」
と、お決まりのふざけた会話を挟んで本題。玲愛は最初から非常事態を感じ取って仁に接触していたようだ。玲愛に全てを話す仁。
何度やっても弾けない曲がエオリアン・ハープだと知って驚く玲愛。由飛が全国三位を取った時の曲がエオリアン・ハープだった。得意中の得意曲のはず。何度も由飛が間違える場所を聞き、玲愛の顔色が変わる。
玲愛「あ、あの………馬鹿…っ」
由飛が間違える場所はいつも同じ。玲愛にはその理由が分かったようだ。あ、これって玲愛関連?あの回想で間違ってしまったのは玲愛?
◯人事を尽くして天命を待つ
仁がいないと、由飛が問いかけた時にはいつでも仁が答えてやらないと、由飛はまともでいられない状態になってしまっている。丸戸ヒロインは主人公への依存度が高い面倒なキャラが多いと言われてるが、由飛がそういうタイプとは思わなかった。
板橋と何か協定を結んだ模様の仁。
仁の体調を気遣う板橋が優しい。普段どうしようもない奴だけに、こういう時に良い奴だと、ついついほだされてしまうよね。映画のジャイアン現象か。
雪道を温め合って歩く二人。
“頑張って頑張って、頑張れる人間が、限界まで頑張って。いつか…いや、もう来週だけど。報われることを、信じよう。”
何か、この仁くんの悲痛さに泣けてしまうよ。
姿を消した明日香と玲愛。仁は彼女たちと結託して何かしているのか?玲愛を借りる分、仁はキュリオで働いてる模様。厳しい内容の言葉と、優しい口調で仁に語りかける板橋の適度な距離感が仁には心地よかろう。
仁が少し目を隙に、アンティークショップのピアノを借りて練習を再開していた由飛。勿論、いつも躓くところから少しも進めない。
由飛「何で、なんで、なんでぇ…っ!こんなのわたしじゃない…っ、花鳥由飛じゃ…ありえないよぉっ!」
仁も由飛も心が折れかかっている。仁の方は体力的にも限界が来ている。それでも由飛を励まし続ける仁。見ていられん。
ついに倒れる仁。流石に限界だったか。
翌朝。何故か声が出ない仁。この声が出ないってのはどういう意味があったんだろうなぁ。限界の限界ってことなのかなぁ。Re-orderで追加された短編でも風邪を引いて声が出なくなってる。
ADVでは所謂「立ちグラ」と「台詞」だけがキャラクターの存在であって、立ちグラがない仁にとっては台詞だけが存在の要素。それを失うってのはキャラクターとしての死に等しい、みたいなことを考えた。まぁ、あんま関係ないかも。
玲愛からの電話で告げられる「こっちの準備は完了」の一言。
“天命が…やってきた。残り24時間にして、間に合わせてきやがった。これが最後の賭け…神様仏様…花鳥玲愛様…お前に、託したぞ。”
さあ、盛り上がって参りましたぁぁ!!
由飛が得意だった、それでも弾けなくなって苦しんでいる曲は、玲愛が弾けなかった曲だった。やはり回想シーンは玲愛のものだったか。玲愛が負った心の傷を背負ってしまった由飛。
玲愛「コンクールで賞は取れないけど…進級試験くらいなら、余裕で通るわよ?」
ブランクを乗り越え、かつての自分を乗り越え、由飛のトラウマを取り除くために一週間でエオリアン・ハープを物にした玲愛。「努力家」花鳥玲愛の面目躍如。やっぱりすげえな、こいつは。
由飛のトラウマと、姉妹の間に横たわっていた目に見えない障害を、エオリアン・ハープの音色が消し飛ばす。感動の涙を流し、玲愛と仁とを抱き締め、そして安心して眠る由飛。

由飛、仁、玲愛の川の字で眠る三人。
色んなものを乗り越えられて、その結果の形。
かすり「春一番~、仲むつまじく~、姉妹丼~?」ってこら!
◯ものすごいえっち
約束していた「ものすごいえっち」です。
ものすごかったですねww
◯由飛True
あれから三年。由飛の卒業式。
花鳥姉妹は相変わらずの様子で楽屋で一喧嘩したとか。由飛は「今日の演奏で、見せつけてやる」と言っていたらしい。一体何をするつもりか。
玲愛「…まだ諦めてないからよ」
仁を諦めてない様子の玲愛。なかなかに執念深いぞ、流石は黒スト女。

ショパンじゃないしww
「仁のために歌う」宣言をして、「仁を渡さない」宣言をして、仁と由飛を巡り合わせた曲「つまんない恋」を歌う。最後決めてきましたね。
見事な看板ヒロインでしたよ。うん。
王道過ぎて安易な点もあったかなと思いますし、ルート分岐前まで期待度は低めだったんですけど、由飛が抱えてる闇の深さ、それを必死に支える仁の悲痛さ、玲愛のカッコ良さ、この三点が由飛シナリオを良いものにしてたなぁ、と感じました。
最後の由飛の台詞、良かったですね。
ついに里伽子ルートです!!
脳天気な由飛の意外な一面が見える、良いシナリオです。
○12/24 聖なる喫茶店(由飛True)
ファミーユに運び込まれるアンティーク家具屋のピアノ。商品の宣伝になるからとレンタルを許してもらったらしい。
由飛「売れちゃうのやだなぁ…」
仁「売り物なんだからこれは…由飛のおもちゃのままでいて欲しかったら、自分で金出して買うんだな」
由飛「店長、お給料10年分くらい前借りできません?」
仁「永久就職するつもりかお前は…」
由飛「…プロポーズ?」
おい、こら、落ち着け。
仁が考えたクリスマスイブ限定企画は新進気鋭のシンガーソングライターもといピアニストの風美由飛によるリサイタル。客のリクエストで次々とクリスマスソングを弾いていく。
ファミーユは未曾有の大繁盛に加えて由飛がピアノ演奏にかかりきりで人手不足。それを救うべく、何とキュリオのフロアチーフがやってきた。由飛には風邪で倒れた時に代わってもらった借りがあるしね。
玲愛「ちょっと仁。もうちょっと小さいのなかったの?」
仁「悪い、ウチのスタッフは、みんなプロポーションが良くて」
ただし、かすりを除く。
玲愛「ファミーユは色々と未熟な点が多いですけど、私が指揮を執ればこの困難も乗り越えられます。皆さん、とりあえずよろしくお願いします」
仁「…それ、新人の言う台詞か?」
明日香「…わたし、花鳥って名字のひと、みんな苦手」
玲愛流石wwそして、明日香がこの機に乗じて由飛までdisってるのが笑える。ともあれ、この土壇場で、由飛に伝わった玲愛の気持ち。素直になれない言葉ではなく行動で示す当たりがいかにも玲愛らしい。思わず涙して仁に抱き着く由飛。
仁「こういうの俺相手じゃないだろ・・・今は」
由飛「だって…だって…」
玲愛「…今じゃなければ相手は正しいわけ?」
ちょっと私怨出ちゃってますよ、玲愛さん。
「なんで玲愛ちゃんまで、仁って呼んでるの?なんで仁が玲愛ちゃんのことまで呼び捨てにしてるの?」
「…なんでそんなに楽しそうに喧嘩するの?」
「ちょっとさ…お店が終わったら、仁と話があるんだけど…」
一方の由飛は由飛で玲愛と仁が互いに名前で呼び合ってるとこが気になったり。お店が大繁盛で大ピンチな一方で、何故か仁も大ピンチ。三角関係を招いてしまった罪は重い。
朝からピアノを弾き通しの由飛に飲み物を差し入れる玲愛。きちんと自己管理をしろと説教を混ぜてくる辺りが玲愛らしい。「玲愛ちゃん」「由飛姉さん」と呼び合い、ここ数年分の溝を埋めようと約束し合う二人。
由飛「わたしは今日、とても幸せなことがありました。ですから、この場所にいる全ての人たちに、感謝の気持ちをこめて…」
『つまんない恋』のピアノバージョン。沁みるねぇ。由飛がこれを弾いてる時、里伽子も映ってた。来てたんだなぁ、里伽子。やっぱ良い奴だな。
◯一時間で出来る大恋愛
閉店後、ピアノを返しにきた仁。アンティークショップの主人はピアノが売れてしまうと由飛の演奏が聴けなくなってしまうから、と値上げを決める。
仁が戻ってくると、ぼんやりと余韻に浸る由飛。
由飛「弾けたねぇ…わたしぃ」
仁「子供の頃からの努力の成果だろ。誇ってもいい立派な腕前だった」
由飛「あ~…そゆことじゃないんだけど…」
伏線だった!気付かなかった。
楽しかったリサイタルの余韻に、仁の手を取って踊りだす由飛。由飛とそうしているのが楽しくて、幸せの余韻に浸る由飛が可愛くて、ついに理性を放り捨ててしまう仁。
“自分でも、信じられないくらい、自然で、さり気なく、そして無理やりな行為。”
仁が由飛にキスをした。仁にとって半年ぶり二回目で二人目のキス。
由飛「なんでぇ?」
この一言が、勝算があったはずなのに敗れ去ったあの日を思い起こさせる。まぁ、里伽子の場合はキスの時点では完璧だった訳ですけど。いや、むしろキスが遅すぎたくらいでしたけど。二年かかってるし。
由飛「ごめん…考えたこともなかった」
里伽子に振られたあの時と同じ台詞。由飛の言葉に里伽子の言葉が重なる感じが、仁のトラウマをえぐってる感があって良い。しかし、考えたこともなかったのか、由飛は。天然が過ぎるぞww玲愛と仁の関係に嫉妬してた癖に。
無力感、虚脱感、絶望感を抱きつつ帰路に着く仁に、追い打ちをかけるような由飛の電話。由飛のことが放っておけなくて世話を焼いているうちに勘違いをしてしまったんだ、と主張する由飛。
由飛「そんな間違った好意、受け取れないよ。もちろん、わたしは仁のこと好きだけど、でも、そういうのって違うと思う」
好きじゃなくて振るなら納得出来て大人の対応をしただろう仁も、この言葉は聞き流せなかった。由飛の好意も、仁を傷つけまいとして出た自然な嘘で、勘違いだとやり返す。
仁「だから振られたんだろ?俺は。由飛のこと、わからなかったから」
由飛「振ってない!わたし、振ってなんかないよぉ!」
仁「お前は振ったの!完膚なきまでに!俺を!」
由飛「絶対に振ってないの!保留なの!」
「振った」「振ってない」の奇妙な言い合い。仁はもうさっさと一人で静かに落ち込みたいのに由飛はそれを許さない。携帯を切っても家の電話にかけてくる。意外と攻撃力あるなぁ、風美由飛。
「仁の馬鹿仁の馬鹿仁の馬鹿っ!なんで携帯切っちゃうのよ!?」
「お願いだから…お願いだから避けないでよ…嫌いになっちゃ嫌ぁ…」
留守電に罵声を浴びせ、懇願する由飛。何か、由飛が可愛い気がしてきた。遅い?いや、何か丸戸の直球メインヒロインあんま可愛くないじゃん。
由飛「ねえ、なんで突然わたしの前に現れたのよ!?」
“…いきなり現れたのはそっちだ。絶望に打ちひしがれる俺の前に、女神みたいに、劇的に登場しやがって…”
由飛「どうして…優しくしてくれたの?」
“下心だって、気づけよ”
由飛「なんで…キスしたのよぉ…」
仁「好きだからって何度言えばわかんだよ!」
由飛に負けて電話を取る仁。叫ぶ。
30分だけ考えさせろと言う由飛。もう嫌になって携帯を切り、自宅から逃げ出す仁。そのうちに携帯には由飛からのメールが山と届き、留守電には仁への罵詈雑言が溢れんばかりに溜まる。
由飛「もう一度、1時間前に戻って、わたしにキスするところから始めてくれないかな?」
仁は由飛に弱い。ノコノコと由飛の待つブリックモールへ戻ってきて、「あっさり引き下がっちゃうそっちが悪いのよ…」「おくびょうものぉ…」「ひきょうものぉ…」と罵られる。
半年前と1時間前に負った心の傷が痛む仁。1時間前にその傷を負わせた女に応援されながら、その痛みを乗り越える。ちょっと不思議。
仁「由飛のことが好きだ」
由飛「仁のことが好きっ!」
仁にもう一回告白させて、即答で「仁のことが好き!」と宣言する由飛。恋愛やらセックスやらに対する構え方の未熟さと言うか、子供っぽさと言うか、その瞬間の感情のままなところと言うか、その辺が明日香とはかなり対照的で、何も知らない子供のような由飛。
店内で事に及んでしまう二人。
“蒸し返すようだけど、さっきまで、俺のことが好きかどうかもわかってなかった女だぞ。”
“それが、ちゅっちゅってしてだの、抱き合いながらしたいだの…何が何だか…もう死んでもいい。”
この文章良いな。由飛っぽいし、仁っぽい。
店内でいたしてしまったので深夜の大掃除。
きちんとオチをつけるのが由飛のルートらしくて良いね。
○花鳥姉妹会談・・・大失敗
ピアノのコンクールの夢を見た由飛。ショパンの「エオリアン・ハープ」でミスをしてしまう奏者。これが誰なのか今は分からない。エオリアン・ハープは「風神アイオロスの琴」という意味。自然風で音が鳴る実在の楽器の名前から取っているらしい。
※僕は最初、これは由飛が以前の自分を見ているものかと思ったし、そう思わせようとする演出なんだと思う。
さて、どうやら今日は由飛と玲愛との話し合い。待ち合わせ場所に向かう段になって、髪だとか元栓だとか色々気になりだす玲愛。普段のしっかり者ぶりがどこへ行ったのか、由飛と顔を合わせるふんぎりが付かない様子。
玲愛「大丈夫かなぁ?私、ちゃんと話せるかなぁ?」
不安気にそう言って仁の手を握りしめる玲愛。キャラの切り替わりぶりが凄いwwしかしだな、仁よ、お前由飛というものがありながら玲愛と手を繋ぐなど、と説教をしたい。
待ち合わせ場所に既にいる由飛。玲愛曰く「あの子は時間を守ったことがない」だそうで。随分と態度のでかい養女だな、と養子の仁に呆れられる。
髪型をチェックしていてコンパクトを噴水に落とし、慌てる由飛。手を突っ込んで取ろうとしたものの仁に止められ、代わりを今度買ってやるからと言われて喜ぶ。由飛ルートだと自然な気がするな、ここは。
由飛「…なんで、手つないでるの?」
至極真っ当なツッコミ。微妙な緊張感。由飛と仁と玲愛で三角関係の様相。
玲愛「1日に1本だけ吸うのよ、仁って。…知らなかった?」
レストランに入って喫煙席か禁煙席か聞かれた時の一言。由飛より仁を知ってるアピールですね。「知らなかった?」なんて聞いちゃうあたり、今日の玲愛はなかなか攻撃的だぞ。
玲愛「この席の配置って…どうなの?」
仁と由飛が並んで、玲愛が向かい。玲愛は不満な様子。仁がまず座って、自然に隣をキープした由飛。多分無意識だけれど、なかなか手強いな、こいつ。仁はなおも状況を全く把握できていない。仁の鈍感力は530000です。
仁「お前ら2人が疎遠になっちゃったのだって、どっちが悪いってわけじゃないんだろ?だったら、まずは…話し合ってだなぁ」
由飛と玲愛の仲を取り持とうと頑張る仁。自分が無関係だと思っている辺りがちょっとあれだが。テーブルの下で仁の手を握り締める由飛。玲愛ルートだとここで「おい、こら、何してるww」と思ったものですが。
丸く収まった感じになって、料理が来て、食べ始める。仁からハンバーグを貰う由飛が代わりにニンジンのグラッセを「あ~ん」して食べさせる。当然ですが、玲愛の不興を買う。
玲愛「あんた…私を馬鹿にしてんの?」
ですよねー。
「深夜のキュリオで、私の前でひざまづいて…何でもするって誓ったわよね?」
「前なんか、寝てる私の口をこじ開けて、無理やり食べさせたことだってあったのに」
玲愛の情報操作。ちょっと自慢気でちょっと甘えてる感じの玲愛。ちゃんとダメージを受けてる由飛が面白い。ハンバーグの「あ~ん」を要求する玲愛。それを見ていてわなわなする由飛。仁が玲愛に食べさせようとすると、由飛が仁からフォークを奪う。
由飛「ほら玲愛ちゃん、あ~ん」
意外と守備力高いぞ、風美由飛。
◯お宅訪問
会談失敗後、仁が由飛の家を尋ねる。これは、俗な言い方をすると「お家デート」って奴?由飛はノリノリだけど仁はやや気後れ気味?
由飛「それとも、どうしても帰るって言うの?…玲愛ちゃんの待ってる部屋に」
仁「こら待て、玲愛は待ってない」
本気で妬いてるのか、冗談なのか分からないな、由飛は。
妙に殺風景なピアノの置かれたリビング。壁は防音らしい。流石だな。で、ちょっと隣の部屋を覗こうとして止められる仁。
由飛「し…寝室だから」
仁「…興味あるな」
由飛「え、えっち!」
仁「エッチだもん」
おいこら、ちょっと可愛いぞ、仁。
『リビングを掃除した』せいで散らかりまくっている寝室。それを目の当たりにした仁は由飛との「イチャイチャ」を脇に置いても掃除に乗り出す。
由飛「仁…まるで玲愛ちゃんみたいだよ~」
しっかりしてる度序列だと玲愛>仁>>由飛。由飛が仁を「玲愛ちゃん二号」と呼ぶけれど、由飛から見たら似た者同士で仲良しに見えるのかしら。
“なんだ…このピアノ?”
仁が掃除をしていて抱いた小さな疑問。
埃被ってるピアノ。気になりますね。
◯生暖かい視線
由飛を口説く男が現れましたよ。お?お?お?
かすり「いやほらあそこの20代後半営業マン。なお年齢職業は推定」
自分の彼女が口説かれてニコニコしてるのを目の当たりにしてショックを受ける仁。
かすり「ダメダメ、今ダメージ後の硬直中。こっちの当たり判定もないから、これ以上の攻撃も意味がないけど」
いつからパルフェは格闘ゲームになったんだ。由飛ルートキャンセルで里伽子ルートねじ込むぞww
デートの誘いと気付かない由飛。こいつはなかなかの天然だ。しかも「一枚しかないけど」と彼氏を誘うんだから残酷な子です。
チケットを返してこいと仁に言われ、そのための勇気が欲しいとキスをねだる由飛。「しばらくお待ちください」が終わっても続いてるけどなwwで、それを「尺が長すぎて隠せなかった」とメタ発言。
恵麻「あ~、口の右端のとこ、口紅がついたままよ?」
仁「あいつは口紅なんかつけてないって」
恵麻「あいつって誰?」
仁「………」
恵麻にやられる辺り仁くんも鈍ってますね。由飛の間抜けが感染ったか?
◯里伽子の祝福
バレンタイン商戦へ向けて、里伽子にアイデアを求める仁と恵麻。
里伽子「恵麻さんらしい、洗練されてない味わいがいい感じ」
試作したチョコレートについて、褒めてるような貶してるような一言。恵麻と仁の仲良さげな態度が若干気に食わなかったのだろうか。意外と私怨で動くからな。苦笑
アイデアは毎日客に接してる奴が考えてこそ価値がある、と店長と総店長を完璧にやっつけるお説教の後「とはいえ、一つだけなら面白い手、あるよ」と助けてくれる里伽子。こいつは本社の敏腕営業部長か何かか?ww
由飛を使ってキュリオとの合同企画を、という策を授ける里伽子。策士!そして由飛と玲愛が揉めてるのもお見通し。それが仁絡みなのも分かってる。里伽子チートすぎるだろww
里伽子「今度こそ、絶対に幸せになりなよ!…あたしが言うのもなんだけどさ」
彼女の心中は如何ばかりか。ちょっと切ない。
◯制服スワッピング
2月13日(日)バレンタインフェアの最終日に由飛・玲愛発案のキュリオ・ファミーユ制服交換イベント。ついでに「お帰りなさいませ」と「いらっしゃいませ」もトレード。
◯バレンタインH(由飛編)
忙しかったバレンタイン商戦。閉店後、由飛がお茶を淹れている。
仁「まさか煮立てたりしてないよな?」
これはショコラで美里がやってたのをネタにしてるんだよね。状況も似てるし、美里も由飛も看板ヒロイン(丸戸作品では必ずしも褒め言葉ではないww)だし。
キュリオの制服で踊る由飛を捕まえる仁。歩いてコーナーに、ってのははじめの一歩で鷹村がやってたのだっけ?で、勿論ながら事に及ぶ仁と由飛。
“全身が柔らかい由飛の、さらに、もっとも柔らかい部分。玲愛のサイズに合わせた服のせいで、ちょっとばかり、はちきれそうになってるのはご愛敬”
こら、どさくさに紛れて玲愛さんdisってんじゃねーぞ、こらぁ!あ、そういえばキュリオの制服は胸だけ飛び出る謎仕様でしたね。さやかルートの時は豊満な乳房が出てきて「どんな服だww」と思ったものだが。
◯ダメダメ大学生由飛
最近になってBGMをアレンジとオリジナルと選べることを知って、アレンジにしてみてるんですが、アレンジは音質があんま良くないように感じて、そこが残念ですね。
突然ファミーユに乗り込んでくる玲愛。由飛を連れて更衣室に。姦しさに定評があるファミーユ女性陣がそれを見逃すはずもない。
明日香「…ど修羅場?」
かすり「(ぴく)何ですって?詳しく聞こうじゃないの」
嬉しそうに反応するかすりは少し反省した方が良い。(ぴく)って言ってるしww
かすり「あんたがハッキリした態度取らないから、あんなに仲の良かった姉妹が骨肉の争いに…」
恵麻「明日香ちゃん…玲愛さん、手ぶらだった?」
仁「なんでそう嫌な質問しますか?」
板橋「一応ウチのキッチンをチェックしたけど、それらしいものは持ち出してなかったみたいよ?」
このメンツだと明日香が極めてまともに見えるなwwもしかしたら刺されるかもしれない。niceboat的なあれになってしまうかもしれない。それでも意を決して踏み込む仁。
由飛「仁…仁…仁ぃぃぃっ!わたし…わたし、どうしようっ!」
仁を見るなり抱き着いてくる由飛。事態が飲み込めない仁。
かすり「勝敗…ついてたんだ」
明日香「む~…なんか納得いかない」
恵麻「仁くん…お姉ちゃん寂しい」
板橋「カトレア君…よくぞ我慢したね、えらいぞ」
何でだか、明日香は仁と由飛がくっつくことには一貫して否定的な態度なんだよなぁ。里伽子ならOKで、由飛よりは玲愛…しっかり者系統の人なら許せるのか?
大学をサボリまくってたことが発覚する由飛。既に二度目の一年生、三度目は許されない。留年、退学となるとピアニストのお爺さんによって、フランスへ連れていかれてしまう。
玲愛「なんで、そんな甘えたこと…簡単に、言えるのよ」
仁に縋って泣いちゃう由飛。それを見て複雑そうな玲愛。由飛みたいに簡単に甘えられたら玲愛も生きてて楽だったろうにね。でもさー、世の中には頼るのが上手い人と頼られるのが上手い人しかいないんですよね。
◯特訓開始
まず、由飛は学科試験をクリアしなければならない、と言う訳で大学にやってきた仁だが・・・結局里伽子に頼るのか!このだめ男!しかし里伽子は頼りになるなぁ。流石は里伽えもん。
仁からカリキュラムの紙を咥えて受け取る里伽子が可愛い。あ、でも、これは右手が荷物で塞がってたから口しか出せなかったとかなのかもしれない。違うか。久々に仁と二人だから元気なだけかも。
テストの時間割と試験範囲の情報とノートのコピーとを手に入れた仁。テストに向けての計画も立案済み。実技は本試験を捨て、三月に実施される追試に勝負を賭ける、という作戦。追試は基準点が下がってしまうがやむにやまれず理由がある。
仁「だってお前…ピアノ弾かなくなって、何ヶ月経つ?」
玲愛からの情報と誇りをかぶっていたピアノという物的証拠から、由飛がピアノを弾いていないことを看破する仁。もうちょっと早く気付いてやりなさいよ。毎日暇な音大生なんていないっつーの。
仁はバイトを休んで勉強と練習に打ち込むよう由飛に厳命する。仁と会えないのは嫌だとしょげる由飛。まぁ、仁は由飛に甘いからなー。
仁「…試験の間は、俺が面倒見てやる」
学科の勉強の手伝いに食事の世話と、仁が怠惰で抜け目だらけの女神に捧げる信仰は揺らがない様子。
◯ただいま特訓中
勉強中に居眠りする由飛を叩き起こす明日香。年下に勉強の監視をされる由飛ってどんだけダメなやつなんだ。
明日香「大体、せんせに勉強見てもらって、しかも晩ご飯まで作ってもらうなんて、ちょっとワガママが過ぎないかな?由飛さん」
てんちょとせんせを使い分けながらお冠の明日香。器用だな。
仁との関係という点で、明日香は自分と由飛とを同じカテゴリに入れてるのかもしれない。つまり、仁に世話を焼かれる側の人間ということ。仁の世話を焼く側の人間である里伽子や玲愛なら許せるけど、由飛は許せないってのはその辺りかもしれない。
翌日は恵麻。
恵麻「由飛ちゃん…今は辛いかもしれないけど、頑張るのよ」
由飛「恵麻さん…」
恵麻「あなたは、ファミーユにとって、もう、なくてはならない“仲間”なんだから…」
恵麻「仁くんの気持ち…大切にしてあげてね。…姉からの、お願い」
由飛「仁…大切に、します。宝物です」
心温まる恵麻からの言葉。こんなにストレートに恵麻が仁を譲ってあげる宣言をしたことなかったんじゃないか?良かったなぁ、由飛。
由飛「あ、あのっ…恵麻さん」
恵麻「…なあに?」
由飛「お姉さんって…呼んでもいいですか?」
恵麻「ふふ・・・ふふふ・・・・いいわけないでしょ」
ですよねーwww
由飛よ、あまり調子に乗らないことだ。
さらに翌日。かすりは監視役に向かないだろうなぁ。
予想通り噂話に花が咲き、里伽子と仁の関係について言及して話を面白くしようとする。ホント、この人は・・・。
「リカちゃんは、仁くんが大学からいきなり連れてきてさ、結構、当時から頼りっきりって感じで」
「あれはただの同級生って感じじゃなかったのよね~。なんて言うか、信じきってるっていうか、爛れきってるっていうか、既に倦怠期っていうか」
「ほら、仁くんってどシスコンでしょ?やっと恵麻さん以外に甘えられるコが見つかったんだろうね」
「そ~そ~!だからもう当時なんか見てられないくらいにデレデレと…」
途中から聞いてた仁の逆鱗に触れる。ま、里伽子の話は仁にとって鬼門ですからね。しかし、涼波かすりは逃げるのが速いwwいやぁ、口だけじゃなくてフットワークまで軽いんだなぁ。
由飛「仁がここにいるってわかってないと…弾けないんだ」
なるほど、由飛は精神的なものでピアノが弾けなくなってたのか。仁と出会って、久々に弾けたピアノ。聞かせたい人が見つかったからか、一緒にいて落ち着ける人が見つかったからか。
◯あとひとつ
由飛「う~ん、この胸板のために生きている~すりすりすり~」
この◯◯のために生きてる、ってセリフは良く出てくるなぁ。
元ネタなんなんだろ。
学科はどうにかなった訳で、あとは実技ですね。
◯再発
エオリアン・ハープの回想再び。
そしてその後「…あれ」と言って何度も同じ所で突っ掛かる由飛の演奏。これは、実技試験に向けてもう一山ありそうだな。
マンションのドアの前でぶつかって、ちょっと言い合いをしつつ密着状態を楽しんでしまう玲愛と仁。おいおい仁、それはいかんって。お前は由飛というものがありながら…。
玲愛「避妊くらいはしなさいよ?」
仁「えー、出来ればつけたくないなぁ。」
おいおい、あからさまだな、仁ww
仁が由飛のために入手した課題曲のCD。ショパンの「エチュード25の1」通称「エオリアン・ハープ」玲愛が浮かべた複雑な表情の真意とは?
家に着くと、由飛はピアノを弾いている。他愛のない会話をして、野菜を運び込んで取り敢えず水洗いして、試験終わったら何をしようかなんて話していて、やっと由飛の異変に気付く仁。
何度も何度も同じ所で間違える由飛。その不安から20時間も弾き続け、すっかり憔悴している。弾けない不安は退学、そして仁との別れをイメージさせ、ますます由飛を不安にさせる。普段思いつめるキャラクターじゃないだけに印象も強烈だなぁ。
◯窓辺に佇むお客様
仁が由飛の異常に気付いてから30時間。やっと仁の作った食事を口にした由飛。仁は由飛をピアノから引き剥がし、ファミーユに連れてきた。
ファミーユの片隅で小さくなっている由飛に、普段通りのファミーユを見せてやって安心させてやって欲しいと仁が言う。
恵麻「…うん、わかった。“家族”のためだもんね」
仁「…ありがと」
明日香「い…今のって…そういう意味!?」
かすり「ちょっと恵麻さん、まだ早いよ!二人は若すぎるってば」
“家族”を曲解する明日香とかすり。そうだよね、由飛が家族に加わるみたいに聞こえてしまいますよね。お姉さんとはまだ呼ばせませんけどね。てか、この状況下でギャグを混ぜてくるのがすげえww
玲愛「ゆうべ、あんたの部屋から、由飛のすすり泣く声がしてたけど、それって一体どんな趣味なのよ?」
仁「せめて痴話喧嘩と勘違いしてくれ」
と、お決まりのふざけた会話を挟んで本題。玲愛は最初から非常事態を感じ取って仁に接触していたようだ。玲愛に全てを話す仁。
何度やっても弾けない曲がエオリアン・ハープだと知って驚く玲愛。由飛が全国三位を取った時の曲がエオリアン・ハープだった。得意中の得意曲のはず。何度も由飛が間違える場所を聞き、玲愛の顔色が変わる。
玲愛「あ、あの………馬鹿…っ」
由飛が間違える場所はいつも同じ。玲愛にはその理由が分かったようだ。あ、これって玲愛関連?あの回想で間違ってしまったのは玲愛?
◯人事を尽くして天命を待つ
仁がいないと、由飛が問いかけた時にはいつでも仁が答えてやらないと、由飛はまともでいられない状態になってしまっている。丸戸ヒロインは主人公への依存度が高い面倒なキャラが多いと言われてるが、由飛がそういうタイプとは思わなかった。
板橋と何か協定を結んだ模様の仁。
仁の体調を気遣う板橋が優しい。普段どうしようもない奴だけに、こういう時に良い奴だと、ついついほだされてしまうよね。映画のジャイアン現象か。
雪道を温め合って歩く二人。
“頑張って頑張って、頑張れる人間が、限界まで頑張って。いつか…いや、もう来週だけど。報われることを、信じよう。”
何か、この仁くんの悲痛さに泣けてしまうよ。
姿を消した明日香と玲愛。仁は彼女たちと結託して何かしているのか?玲愛を借りる分、仁はキュリオで働いてる模様。厳しい内容の言葉と、優しい口調で仁に語りかける板橋の適度な距離感が仁には心地よかろう。
仁が少し目を隙に、アンティークショップのピアノを借りて練習を再開していた由飛。勿論、いつも躓くところから少しも進めない。
由飛「何で、なんで、なんでぇ…っ!こんなのわたしじゃない…っ、花鳥由飛じゃ…ありえないよぉっ!」
仁も由飛も心が折れかかっている。仁の方は体力的にも限界が来ている。それでも由飛を励まし続ける仁。見ていられん。
ついに倒れる仁。流石に限界だったか。
翌朝。何故か声が出ない仁。この声が出ないってのはどういう意味があったんだろうなぁ。限界の限界ってことなのかなぁ。Re-orderで追加された短編でも風邪を引いて声が出なくなってる。
ADVでは所謂「立ちグラ」と「台詞」だけがキャラクターの存在であって、立ちグラがない仁にとっては台詞だけが存在の要素。それを失うってのはキャラクターとしての死に等しい、みたいなことを考えた。まぁ、あんま関係ないかも。
玲愛からの電話で告げられる「こっちの準備は完了」の一言。
“天命が…やってきた。残り24時間にして、間に合わせてきやがった。これが最後の賭け…神様仏様…花鳥玲愛様…お前に、託したぞ。”
さあ、盛り上がって参りましたぁぁ!!
由飛が得意だった、それでも弾けなくなって苦しんでいる曲は、玲愛が弾けなかった曲だった。やはり回想シーンは玲愛のものだったか。玲愛が負った心の傷を背負ってしまった由飛。
玲愛「コンクールで賞は取れないけど…進級試験くらいなら、余裕で通るわよ?」
ブランクを乗り越え、かつての自分を乗り越え、由飛のトラウマを取り除くために一週間でエオリアン・ハープを物にした玲愛。「努力家」花鳥玲愛の面目躍如。やっぱりすげえな、こいつは。
由飛のトラウマと、姉妹の間に横たわっていた目に見えない障害を、エオリアン・ハープの音色が消し飛ばす。感動の涙を流し、玲愛と仁とを抱き締め、そして安心して眠る由飛。
由飛、仁、玲愛の川の字で眠る三人。
色んなものを乗り越えられて、その結果の形。
かすり「春一番~、仲むつまじく~、姉妹丼~?」ってこら!
◯ものすごいえっち
約束していた「ものすごいえっち」です。
ものすごかったですねww
◯由飛True
あれから三年。由飛の卒業式。
花鳥姉妹は相変わらずの様子で楽屋で一喧嘩したとか。由飛は「今日の演奏で、見せつけてやる」と言っていたらしい。一体何をするつもりか。
玲愛「…まだ諦めてないからよ」
仁を諦めてない様子の玲愛。なかなかに執念深いぞ、流石は黒スト女。
ショパンじゃないしww
「仁のために歌う」宣言をして、「仁を渡さない」宣言をして、仁と由飛を巡り合わせた曲「つまんない恋」を歌う。最後決めてきましたね。
見事な看板ヒロインでしたよ。うん。
王道過ぎて安易な点もあったかなと思いますし、ルート分岐前まで期待度は低めだったんですけど、由飛が抱えてる闇の深さ、それを必死に支える仁の悲痛さ、玲愛のカッコ良さ、この三点が由飛シナリオを良いものにしてたなぁ、と感じました。
最後の由飛の台詞、良かったですね。
ついに里伽子ルートです!!
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あー、大学に行かねばなりませんね。辛いです。
テストが二月にありまして、そろそろ勉強せねば。
いや、もう6単位取れば卒業できるんで大した負担ではないし、法律系科目は今季はないので、まぁ、政治史とかをタラタラやってれば良いんですけどね。まー、暗記ってのが昔から得意じゃないんですよねぇ。
「理はねぇ、わたしが18の時から目をつけてて、 4年もかけてやっとのことで口説き落とした、 一生モノの男だったのよ!」という検索フレーズでお越しになった方がいらっしゃいました。嬉しいです。余程の麻美スキーとお見受けいたします。友達になってください。「旦那愛してて何が悪い!」と啖呵を切る所もお気に入りです。
ダメ恋は最初にやったゲームですし、何本もやった今でもベスト3には入るゲームなんで、色々片付いたらもう一回やりたいですね。「この青空に約束を―」と「家族計画」と「フォセット」と「ままらぶ」が待ってるんで優先順位は低めになりますけど。やる時間あるのかなぁ。
検索でいらっしゃる方、案外野球関連が多いですね。僕がFAとかの時事的なことを扱ってるからってのもあるとは思いますけれど。帆足の補償選手が一番楽しみです。多分有望な選手がSBから西武へ移籍することになると思うので。僕、ホントは巨人ファンなんですけど、清武体制下のスマートな経営の巨人が好きだったので、今後は未定です。
今書いてるSSが20KBを越えてしまって収拾がつかなくなってきてるんですが、上手い感じにまとめたいと思います。今書いてるのはBLです。NLも書きますし、GLも書きます。何でも読むのは雑食って言うけど、何でも書くのは何て言うんだろう。。。
息抜きにパルフェ小ネタをまた書こうかなぁ。
テストが二月にありまして、そろそろ勉強せねば。
いや、もう6単位取れば卒業できるんで大した負担ではないし、法律系科目は今季はないので、まぁ、政治史とかをタラタラやってれば良いんですけどね。まー、暗記ってのが昔から得意じゃないんですよねぇ。
「理はねぇ、わたしが18の時から目をつけてて、 4年もかけてやっとのことで口説き落とした、 一生モノの男だったのよ!」という検索フレーズでお越しになった方がいらっしゃいました。嬉しいです。余程の麻美スキーとお見受けいたします。友達になってください。「旦那愛してて何が悪い!」と啖呵を切る所もお気に入りです。
ダメ恋は最初にやったゲームですし、何本もやった今でもベスト3には入るゲームなんで、色々片付いたらもう一回やりたいですね。「この青空に約束を―」と「家族計画」と「フォセット」と「ままらぶ」が待ってるんで優先順位は低めになりますけど。やる時間あるのかなぁ。
検索でいらっしゃる方、案外野球関連が多いですね。僕がFAとかの時事的なことを扱ってるからってのもあるとは思いますけれど。帆足の補償選手が一番楽しみです。多分有望な選手がSBから西武へ移籍することになると思うので。僕、ホントは巨人ファンなんですけど、清武体制下のスマートな経営の巨人が好きだったので、今後は未定です。
今書いてるSSが20KBを越えてしまって収拾がつかなくなってきてるんですが、上手い感じにまとめたいと思います。今書いてるのはBLです。NLも書きますし、GLも書きます。何でも読むのは雑食って言うけど、何でも書くのは何て言うんだろう。。。
息抜きにパルフェ小ネタをまた書こうかなぁ。
今日は玲愛のTrueルートの最後まで。
「ベランダ越しの愛」の続きから。
○花鳥姉妹会談・・・大失敗
由飛と玲愛との話し合い。待ち合わせ場所に向かう段になって、髪だとか元栓だとか色々気になりだす玲愛。普段のしっかり者ぶりがどこへ行ったのか、由飛と顔を合わせるふんぎりが付かない様子。
玲愛「大丈夫かなぁ?私、ちゃんと話せるかなぁ?」
不安気にそう言って仁の手を握りしめる玲愛。キャラの切り替わりぶりが凄いww
待ち合わせ場所に既にいる由飛。玲愛曰く「あの子は時間を守ったことがない」だそうで。随分と態度のでかい養女だな、と養子の仁に呆れられる。
由飛「…なんで、手つないでるの?」
至極真っ当なツッコミ。微妙な緊張感。由飛と仁と玲愛で三角関係の様相。
玲愛「1日に1本だけ吸うのよ、仁って。…知らなかった?」
レストランに入って喫煙席か禁煙席か聞かれた時の一言。由飛より仁を知ってるアピールですね。「知らなかった?」なんて聞いちゃうあたり、今日の玲愛はなかなか攻撃的だぞ。
玲愛「この席の配置って…どうなの?」
仁と由飛が並んで、玲愛が向かい。玲愛は不満な様子。仁がまず座って、自然に隣をキープした由飛。多分無意識だけれど、なかなか手強いな、こいつ。仁はなおも状況を全く把握できていない。仁の鈍感力は53000です。
仁「お前ら2人が疎遠になっちゃったのだって、どっちが悪いってわけじゃないんだろ?だったら、まずは…話し合ってだなぁ」
由飛と玲愛の仲を取り持とうと頑張る仁。自分が無関係だと思っている辺りがちょっとあれだが。テーブルの下で仁の手を握り締める由飛。これも玲愛にバレたら大減点だなww
丸く収まった感じになって、料理が来て、食べ始める。仁からハンバーグを貰う由飛が代わりにニンジンのグラッセを「あ~ん」して食べさせる。当然ですが、玲愛の不興を買う。
玲愛「あんた・・・私を馬鹿にしてんの?」
ですよねー笑
「深夜のキュリオで、私の前でひざまづいて…何でもするって誓ったわよね?」
「前なんか、寝てる私の口をこじ開けて、無理やり食べさせたことだってあったのに」
玲愛の情報操作。ちょっと自慢気でちょっと甘えてる感じの玲愛。ちゃんとダメージを受けてる由飛が面白い。ハンバーグの「あ~ん」を要求する玲愛。それを見ていてわなわなする由飛。仁が玲愛に食べさせようとすると、由飛が仁からフォークを奪う。
由飛「ほら玲愛ちゃん、あ~ん」
意外と守備力高いぞ、風美由飛。
◯嫉妬ポイントMAX
嫉妬ポイントってヒットポイントに似てるね。
閉店後のキュリオ。次回の姉妹会談について仁が話すものの玲愛は乗り気でない。クリスマスの時にはあんなに通じ合っていたというのに。
仁「あれから一週間しか経ってないじゃないか」
玲愛「…その間に何があったと思ってるのよ」
仁「何があったっけ…うがあああっ!?」
モップで攻撃される。どうも花鳥姉妹の問題と自分が関わりないと思っているようで。由飛と玲愛と仁の関係は、一人と仁と恵麻の関係に近いわけだから、ちょっと考えれば分かりそうなものだけれど。鈍感力。
玲愛「あんたが私たちの間に、どこまで深く入り込んでるか、わかっててそれ言ってんの?この蝙蝠野郎!」
と言いつつ、まじめに童話「卑怯な蝙蝠」についての解説しだす玲愛。
玲愛「ついフラフラと私の誘惑に負けたくせに!」
仁「負けるに決まってんだろ!好きなんだから!」
言い合いの末、やっと仁の言葉を引き出した玲愛。大勝利。泣き出す玲愛。
玲愛「由飛に…勝っちゃった。勝てるはずないのに、勝っちゃったんだもの。そりゃ、戸惑うわよぉ」
でもその勝利は、玲愛が積極的なアプローチを見せたからであって、由飛か玲愛か、どっちに転ぶかは正直なところ分からなかった。それを仁が認めるのは、ある種の誠実さなのかもしれなくて、由飛に現状を伝える決心をするのは間違いなく誠実さの現れて、まぁ、なんというか、仁くんかっこいいじゃない。
仁「少なくとも、さ…今は、玲愛が一番好きだぞ。僅差の一位が、独走し始めてる」
情けないとか卑怯とか言いながらも、玲愛にとって仁は満点の存在で、仁にとって玲愛は95点だとかで。残りの5点は「キス」と「えっち」だそうで。おい、こらww 仁の満点に拘る玲愛はうっとりしながら事に及び始める。おいおいおい。
玲愛「次、何すればいいのか、色々と考えてたから」
考えた結果として仁のを舐めてみることにした玲愛。きちんとしてるなぁ、きちんとしなくていいことまで。“一回目の反省とか、二回目への展望とか、きちんと議事録にしてそうだ。”ってのは確かにそれっぽい。
だんだん馴染んで来た感じのセックス。中はダメっていうのは真面目な玲愛らしいのだけれど、途中からそんなのは忘れてしまって、膣内射精ということになりました。
で、ノーパンで精子垂らしながらキレる玲愛。おいおいおい。仁の「責任取るから!」で一瞬勢いが止まったのは照れたからだろうなぁ。照れ隠しも相俟っての再起動再キレ。仁くん、反省なさい。
◯半同棲状態
1月5日。半端に正月気分を引きずった状態の定休日。仁の部屋を念入りに掃除する玲愛。掃除機で「そこどいて」される辺り、かなり所帯染みてる。
中出し事件のペナルティーは合鍵だったようです。玲愛め、「責任取る」を実現の方向へ進めてるな。おせちと雑煮を食べながら、新婚さんというほど初々しくもないが微笑ましい食卓。
正月は実家に帰って、由飛と大喧嘩したという玲愛。夜通し話して、一緒に眠って。花鳥姉妹は、やっと姉妹らしくなってきたようです。
ドアのチャイムで起きる仁。休日の日中を二人してベッドの中で過ごしてしまった模様。全く困った奴らだぜ。訪問者は瑞奈。玲愛に仕事の連絡があったようで、仁の家に玲愛がいるのはお見通し。瑞奈は良い所で必ず顔を出すねぇ。
「あの娘の狼狽する姿を想像すると、めっちゃ面白…あ、いえ、忍びないんですけど、どうしても今日中に話しておかないといけないので」
「一番上のボタンもはめないと…首筋のキスマーク、隠れてませんよ?」
慌てて身支度をする玲愛。
玲愛「下着っ!?ブラは?ショーツはどこ!ちょっとあんた盗んだでしょ?」
仁「俺は中身にしか興味ね~!」
玲愛「今口説くなぁっ!」
仲良いな、お前ら。
瑞奈「雪解けや~、犬と猿とが、姫始め~」
犬猿の仲と申しましても、豊臣秀吉と前田利家のように仲が良い犬と猿というのもおりまして。
◯里伽子の祝福
バレンタイン商戦へ向けて、里伽子にアイデアを求める仁と恵麻。アイデアは毎日客に接してる奴が考えてこそ価値がある、と店長と総店長を完璧にやっつけるお説教の後「とはいえ、一つだけなら面白い手、あるよ」と助けてくれる里伽子。
こいつは本社の敏腕営業部長か何かか?ww
由飛を使ってキュリオとの合同企画を、という策を授ける里伽子。策士!そして由飛と玲愛が揉めてるのもお見通し。それが仁絡みなのも分かってる。里伽子チートすぎるだろww
里伽子「今度こそ、絶対に幸せになりなよ!…あたしが言うのもなんだけどさ」
彼女の心中は如何ばかりか。ちょっと切ない。
◯制服スワッピング
2月13日(日)バレンタインフェアの最終日に由飛・玲愛発案のキュリオ・ファミーユ制服交換イベント。ついでに「お帰りなさいませ」と「いらっしゃいませ」もトレード。
◯バレンタインデーH(玲愛編)
閉店後ファミーユの制服を返しに来る玲愛。
仁「一枚足りない~」
番町皿屋敷ですね。玲愛が着たまま来たから一枚足らない。
バレンタインデーということで、玲愛から仁にチョコレート。
“お互い、死ぬほど照れが入った”可愛いな、お前ら。渡す方も受け取る方も照れ照れで、正月の所帯染みた様子はどこへ行ったのかと。いや、一気に所帯染みちゃったから逆にこういうのが照れるのかも知れないけど。
一回良い雰囲気になってしまえば、問題ないようで、お互いチョコレートの口移し。イチャつき始めると激しいよな、こいつら。
「制服…」
「返さないと」
「だから…ここで脱いでかないと…いけない、でしょ?」
わざわざ制服で来る玲愛の計算。ベランダでクリスマスパーティーした時も思ったけど、意外と作戦立てるよね。真面目だから先々を考えてるのか。
玲愛「私を抱いてるとき…10回は『愛してる』って言うこと」
要所で直球のアタックを混ぜてくるので、侮れない。玲愛の言葉で理性をぶっ飛ばされた仁。ちょっと煽り過ぎて焦らし過ぎたせいで早漏気味。まだまだだな。
最中に好きとか愛してるとか言われると物凄く気持ちが良い、と話す玲愛。何かとんでもないこと言ってるよ、この人。そりゃ、仁も続けてもう一回って気持ちになりますよね。
仁の「愛してる責め」でイキまくる玲愛。仁におぶってもらって帰って、すぐにぐっすり。ちなみに仁の部屋でな。家に帰っとらんのか、お前はww
◯それでも一緒に寝るの
板橋が賭けに勝ったようです。
そして気になる一言「なんで受けさせちゃったの?」
何を?何を?
二人で鍋をつつきながら上の空の仁。それを玲愛が気にすると、やっと仁が本題を切り出す。四月に玲愛が本店へ戻る、という話。
こっちに男が出来たから転勤しない、なんてのは玲愛にとって「甘え」だと思えてしまうんだろうな。でも、仕事の皺寄せをプライベートの負担で吸収するのって本当に職業人として優れているんだろうか。仕事の為にプライベート捨てられても会社側は困る。人生賭けられたって責任取れん。
本店はブリックモールから二時間。中途半端な距離ながら忙しい二人にとっては致命的。状況は遠距離恋愛と同じようなもの。玲愛は社会人として割り切ると言うが、仁は不安で仕方がない。
玲愛「私の、仁に対する想いは、絶対に変わらない、よ」
微笑して言い切る玲愛は、少し楽観的でありすぎるのではないか。
玲愛「私のこと嫌いになったら言ってね。そしたら、仁を、自由に、して、あげる・・・から・・っ」
もし自分が心変わりしてしまったら?という仁の問い掛けに対して。何とも玲愛らしい言葉です。これを言う玲愛も辛いだろうが、言われる方も辛いですよ。心が離れないままにする方法を知っているのに、どうしてそうしてくれないのか、と。
◯同情から愛情へ
閉店後のキュリオ。珍しく残っている板橋。何か玲愛に用がある模様。
板橋「一体君はボクのことを何だと思ってるの?」
玲愛「本店で聞いた噂では、『幹部候補生の切れ者』ということでしたが…」
少し年齢が行っているから、板橋は中途採用なんだろうか。或いは結城誠介がヘッドハンティングか。元は老舗の一流ホテルマン、とかありえそうじゃないだろうか。
ファミーユへのお遣いを頼まれる玲愛。板橋は玲愛と仁が上手くいっていないことに勘付いているようだ。
一方のファミーユは由飛と仁のお茶会。由飛は久々の登場な気がするなぁ、と思ったら制服交換以来か。あの時も仁との会話はなかったからなぁ。玲愛が実家に戻るということを知った由飛は玲愛と仁の関係を心配しているようだ。
由飛「つきあってるよね?」
仁「…どっからの情報?」
由飛「本人から」
仁「マジ?」
由飛「お正月に、実家で、夜通し…」
大晦日の姉妹大喧嘩はやはり仁絡みでした。罪な男だなぁ。
「ごめん、とか、やっぱ私が謝るのっておかしい、とか、わたしが先に仲良くなった、とか、私が最初に喧嘩した、とか、わたしのこと、憧れなんだって、とか…」
「でも結局…玲愛ちゃんが、大好きって、どうしても離れられないって…あんな彼女見るの、はじめてで」
由飛に向かって「言っとくけど、私が最初に喧嘩したんだからね!」とか意味分からん主張をしてる玲愛を思うと微笑ましい。
玲愛を止めない仁を疑問に思う由飛。
由飛「仁…玲愛ちゃんのこと、好きじゃないの?やっぱり、わたしの方がいい?」
仁「そんなことないって…」
後半部分のボケに付き合う余裕もない仁。前者だけへの否定なんだけど、後者までバッサリ否定してしまってるww
今から言うことを忘れろ、というのは玲愛も言ってたことで、どんどん似たもの同士になってきているような。気もする。仁を抱きしめる由飛。
仁「玲愛にとって…俺って、なんなんだろうな?」
思わず不安を口にする仁。仁を慰める由飛。それをうっかり見ちゃった玲愛。タイミング最悪ですよ。もう、これ以上ないくらいに最悪。
帰宅する仁。テーブルの上に板橋が作ったイベントの資料が。
んー、まずい感じですねぇ。
◯狂い出す歯車
翌朝、起こしに来る玲愛。今日は定休日の水曜日。玲愛は「たまった洗濯物片づけて、部屋も綺麗に」なんていつもと変わらない。
玲愛「仁はお疲れだね。昨夜も遅かったみたいだし」
仁「あ、ああ…その、ちょっと新メニューの研究を」
玲愛「…そう、なんだ?一人で?」
仁「ん、まぁな」
玲愛は昨晩仁が由飛と何をしてたか見てた。見てた上で確認した。確認しない方が幸せだったのに。そして、嘘をつく仁。うーん、迂闊だ。何度も夜の店には踏み込まれてるのに。
そしてタイミング悪い由飛からの電話。
玲愛「昨夜、遅かったね…部屋の方、電話したけど、ずっと出なくて…」
由飛「う、うん、ちょっとね。…大学のお友達と会ってたら話が弾んじゃって」
玲愛「…そう、なんだ」
玲愛は由飛にも確認した。そして嘘をつく由飛。きっと悪気はないんだろうけど、恋人である玲愛に気を使ったからこその嘘なんだけど、今の状態の玲愛には響くよね。
玲愛「口裏…合わせてある…」
由飛に元気づけられて、必死に玲愛を送り出そうとする仁と、その仁の頑張りが心変わりのように思えてしまって不安になる玲愛。あぁ、ままならない。
◯本末転倒
見るからに元気がない玲愛。仕事中も上の空になってたりして、足を引っ張ってしまったりして。
板橋「こういうの、本末転倒って言うんだよねぇ」
玲愛「え…?」
板橋「プライベート捨てて仕事を選んだはいいけど、そのせいで、選んだはずの仕事に身が入らないようじゃ、まるっきり、意味がないんじゃないの?」
板橋がまともなことを言っている。そうだよなぁ。そもそも、大事なものを切り捨てて他のことに弊害がないなんて人間は都合よく出来てないんだ。
板橋「い…今の僕、ちょっとカッコ良くなかった?」
要所を締めて、しかしきちんと落とすトコが良い。
仕事もプライベートも共倒れになりつつあり、すっかり気落ちした玲愛。涙も出ちゃうよねー。そんな玲愛に気付いて仁がやってくるが、由飛に呼び戻される。
由飛「約束したでしょ?仁の、ためなんだよ?」
その約束とは、一体何なのか。
◯噴き出してくる恐怖
ベランダでの一服は久々かもしれない。これはベランダ越しに玲愛と話すのが目的か。確かに、直接顔を合わせるよりは話しやすいかもしれない。その意図を察してか出てくる玲愛。
来週の水曜日には玲愛は遠くへ行ってしまう。しかし、彼女は一歩も先へ進めていない。現実的な解決策も見つけられず、二人の絆を信じるだけ。
「怖いよぉ…」「不安だよぉ…」
ついに玲愛が不安を口にする。それでも玲愛は自分の決断を曲げない。真面目に、地道に頑張る姿勢に拘るのは、天才の由飛に優っているのがそこだけだったから。だから玲愛はその生き方を変えられない。自分のやり方に縋る。
限界の玲愛。その玲愛を見ている仁も限界。
◯全てがCになる
開店前のファミーユで里伽子と由飛に頭を下げる仁。「計画から降りる」と言う。計画とは一体?
由飛と仁の関係を匂わせて、玲愛を落とそう作戦だったようだ。里伽子さんは相変わらず恐ろしいことばかり考えますね。「狂い出す歯車」のとこで由飛が何も考えてないんじゃないかと思った点について、ちょっと反省。由飛良い奴だな。
もうちょい「え、仁は由飛に心変わりしちゃうの?」ってプレイヤーも心配するくらいにやってくれてたら、この作戦がもっと活きてきたと思うんだけどなぁ。尺の関係で仕方ないのかもしれないが?
里伽子の作戦は毎度のこと効果てきめんではあったものの、玲愛を傷つける苦しみから離脱を宣言する仁。正面からぶつかることを決める。
仁「…ごめん。俺、あいつの真面目で融通が利かないとこ、大好きだ。だから、俺も真面目に…俺の気持ちを伝える」
背中を押してくれる由飛。最後まで嫌われる役目を全うした里伽子。
“相変わらず、ここまで俺のことわかってくれるんだな。やっぱいい女だよお前…だから、手が届かなかったんだっけな”
玲愛ルートの大事なとこなのに里伽子で泣いた。
キュリオで玲愛を捕まえる仁。
仁「悪い、板橋さん。玲愛、借りるね?」
板橋「いいけどさぁ…なんか段取り違くない?」
あ、板橋もグルなのね。要所で良い店長だけど、落とすトコは落とす。
仁が玲愛を連れてきたのは、ファミーユ本店跡地。今まで玲愛は知らなかったファミーユ本店の話、死んだ兄の話。
仁「お前のこと、騙してたんだ!」
高村仁、一世一代の大懺悔。
作戦の全貌が明かされる。勿論、仕切りは里伽子。ファミーユとキュリオと両方を巻き込んでの大作戦だったのか。すげえな。
由飛「玲愛ちゃん、どうなっちゃうんだろう?」
里伽子「天罰だと思っていただければ」
言うに事欠いて天罰ww私怨だな!私怨だな里伽子!!
作戦について知らされた玲愛から仁へ、素晴らしい連続攻撃。愛する男の股間を蹴り上げ、殴り付け、肘を打ち下ろすのか。恐ろしいな。
懺悔が終わって、仁の本題はその次。
仁「ここに、ファミーユの本店を取り戻したい。玲愛と、一緒に…」
そうかー。仁くんはそれを考えたのかぁ。
由飛「里伽子さんって…本当に仁のこと、わかってるんだ。おっそろしいなぁ」
里伽子「…単純なのよ、あいつは」
由飛「玲愛ちゃんを追い詰めれば、絶対に、仁が助けようとする」
里伽子と由飛。負けた側の反省会。玲愛を追い詰める作戦を見せかけて仁を動かすための作戦。里伽子さん、ホントあんたって人は・・・。
里伽子「結局、自分で解決するしかないのよ」
由飛「だったらどうして相談に乗るんですかぁ?」
里伽子「…あいつには、うまく行ってもらわないと困るから」
由飛「…どうして?」
里伽子「………」
由飛「わたしは…そこまで割り切れなかったなぁ。だから、嘘でも、ちょっと楽しくて、嘘だから、ちょっと…せつなかった」
ここが、由飛自身のルートを含めても、由飛の一番良いシーンなんじゃないかと思った。
兄の一人が作って、燃えてしまったファミーユを仁が復活させる。それが仁が一人に追い付くための方法だった。
“コンプレックス持ちだった弟の…後悔と、憧憬と、色々取り混ぜた、複雑な感情の総決算”
玲愛「どうしてもぉ、私が欲しい?」
仁「欲しいの!」
玲愛「だったら…責任取ってもらおうかな?」
仁「お前…確か前、『軽々しく責任なんて言葉、口に出すな』って…」
玲愛「…重いよ?今回のは」
告白成功。見事玲愛はファミーユの玲愛になる訳ですが、真面目な玲愛は大事な手順を踏みたがります。懐かしのキュリオ本店へ。
玲愛「頑張れ仁…私の、店長!」
これはままらぶの涼子ルートでのセリフらしいけど、涼子ルートだけまだやってない。今は大事に取っておいてる状態。
さて、出てくるキュリオの店員は…わああああああ、翠だああああああ。翠派の俺、歓喜。
仁はキュリオから玲愛を引き抜くための仁義を切るためにやってきた。折角、ビジネスで、これはヘッドハンティングで、という言い訳と体裁を作ってきたにも関わらず…
仁「玲愛を、俺にくださいっ!」
娘さんを貰いにきた男みたいになってしまう。

帰り道、上機嫌の玲愛。
仁「お前の周りの世界は…お前が考えるよりも…ちょっとだけ優しいんだよ」
玲愛を笑顔で見送ってくれたキュリオの仲間達。
玲愛「さっき電話したのよ。そしたら、ご馳走作って待ってるって」
仁「ま、待て、心の準備が!」
玲愛「あ、大丈夫大丈夫。さっきみたいに台詞トチっても全然OKだから」
どさくさで実家に連れ込んで、親に挨拶させようとする玲愛。あわよくば、本当に娘さんを貰いにくる男をやらせるつもりのようで。
◯Trueエンディング
二年後、完成したファミーユ本店。
“まだ、中は、がらんどうだれど。ここに、色々詰めていこう。オーブンに、冷蔵庫に、テーブル、椅子。時計くらいはアンティークにしてもいいかもしれない。あとは…そうだ。夢、希望、仲間、たいせつなひと。”

玲愛「おかえりなさいませ…旦那さま」
左薬指に指輪がある点に注目!!
玲愛はキャラクターの特性上、デレるとこがピークに来ちゃう感じなんですよね。だから、ルート分岐後の一騒動の盛り上がりが第4クォーターから12月24日25日に向けてのものにちょっと負けちゃってて、それが残念だった。
でも、「最強のツンデレ」の名に恥じないキャラクターでした。花鳥玲愛恐るべし。
明日からは由飛のルート。そして最後に里伽子ルートをやって、Re-order追加の短編をやって、フォセットのパルフェ関連短編をやって、という感じでパルフェも終わりでしょうか。寂しいなぁ…。
「ベランダ越しの愛」の続きから。
○花鳥姉妹会談・・・大失敗
由飛と玲愛との話し合い。待ち合わせ場所に向かう段になって、髪だとか元栓だとか色々気になりだす玲愛。普段のしっかり者ぶりがどこへ行ったのか、由飛と顔を合わせるふんぎりが付かない様子。
玲愛「大丈夫かなぁ?私、ちゃんと話せるかなぁ?」
不安気にそう言って仁の手を握りしめる玲愛。キャラの切り替わりぶりが凄いww
待ち合わせ場所に既にいる由飛。玲愛曰く「あの子は時間を守ったことがない」だそうで。随分と態度のでかい養女だな、と養子の仁に呆れられる。
由飛「…なんで、手つないでるの?」
至極真っ当なツッコミ。微妙な緊張感。由飛と仁と玲愛で三角関係の様相。
玲愛「1日に1本だけ吸うのよ、仁って。…知らなかった?」
レストランに入って喫煙席か禁煙席か聞かれた時の一言。由飛より仁を知ってるアピールですね。「知らなかった?」なんて聞いちゃうあたり、今日の玲愛はなかなか攻撃的だぞ。
玲愛「この席の配置って…どうなの?」
仁と由飛が並んで、玲愛が向かい。玲愛は不満な様子。仁がまず座って、自然に隣をキープした由飛。多分無意識だけれど、なかなか手強いな、こいつ。仁はなおも状況を全く把握できていない。仁の鈍感力は53000です。
仁「お前ら2人が疎遠になっちゃったのだって、どっちが悪いってわけじゃないんだろ?だったら、まずは…話し合ってだなぁ」
由飛と玲愛の仲を取り持とうと頑張る仁。自分が無関係だと思っている辺りがちょっとあれだが。テーブルの下で仁の手を握り締める由飛。これも玲愛にバレたら大減点だなww
丸く収まった感じになって、料理が来て、食べ始める。仁からハンバーグを貰う由飛が代わりにニンジンのグラッセを「あ~ん」して食べさせる。当然ですが、玲愛の不興を買う。
玲愛「あんた・・・私を馬鹿にしてんの?」
ですよねー笑
「深夜のキュリオで、私の前でひざまづいて…何でもするって誓ったわよね?」
「前なんか、寝てる私の口をこじ開けて、無理やり食べさせたことだってあったのに」
玲愛の情報操作。ちょっと自慢気でちょっと甘えてる感じの玲愛。ちゃんとダメージを受けてる由飛が面白い。ハンバーグの「あ~ん」を要求する玲愛。それを見ていてわなわなする由飛。仁が玲愛に食べさせようとすると、由飛が仁からフォークを奪う。
由飛「ほら玲愛ちゃん、あ~ん」
意外と守備力高いぞ、風美由飛。
◯嫉妬ポイントMAX
嫉妬ポイントってヒットポイントに似てるね。
閉店後のキュリオ。次回の姉妹会談について仁が話すものの玲愛は乗り気でない。クリスマスの時にはあんなに通じ合っていたというのに。
仁「あれから一週間しか経ってないじゃないか」
玲愛「…その間に何があったと思ってるのよ」
仁「何があったっけ…うがあああっ!?」
モップで攻撃される。どうも花鳥姉妹の問題と自分が関わりないと思っているようで。由飛と玲愛と仁の関係は、一人と仁と恵麻の関係に近いわけだから、ちょっと考えれば分かりそうなものだけれど。鈍感力。
玲愛「あんたが私たちの間に、どこまで深く入り込んでるか、わかっててそれ言ってんの?この蝙蝠野郎!」
と言いつつ、まじめに童話「卑怯な蝙蝠」についての解説しだす玲愛。
玲愛「ついフラフラと私の誘惑に負けたくせに!」
仁「負けるに決まってんだろ!好きなんだから!」
言い合いの末、やっと仁の言葉を引き出した玲愛。大勝利。泣き出す玲愛。
玲愛「由飛に…勝っちゃった。勝てるはずないのに、勝っちゃったんだもの。そりゃ、戸惑うわよぉ」
でもその勝利は、玲愛が積極的なアプローチを見せたからであって、由飛か玲愛か、どっちに転ぶかは正直なところ分からなかった。それを仁が認めるのは、ある種の誠実さなのかもしれなくて、由飛に現状を伝える決心をするのは間違いなく誠実さの現れて、まぁ、なんというか、仁くんかっこいいじゃない。
仁「少なくとも、さ…今は、玲愛が一番好きだぞ。僅差の一位が、独走し始めてる」
情けないとか卑怯とか言いながらも、玲愛にとって仁は満点の存在で、仁にとって玲愛は95点だとかで。残りの5点は「キス」と「えっち」だそうで。おい、こらww 仁の満点に拘る玲愛はうっとりしながら事に及び始める。おいおいおい。
玲愛「次、何すればいいのか、色々と考えてたから」
考えた結果として仁のを舐めてみることにした玲愛。きちんとしてるなぁ、きちんとしなくていいことまで。“一回目の反省とか、二回目への展望とか、きちんと議事録にしてそうだ。”ってのは確かにそれっぽい。
だんだん馴染んで来た感じのセックス。中はダメっていうのは真面目な玲愛らしいのだけれど、途中からそんなのは忘れてしまって、膣内射精ということになりました。
で、ノーパンで精子垂らしながらキレる玲愛。おいおいおい。仁の「責任取るから!」で一瞬勢いが止まったのは照れたからだろうなぁ。照れ隠しも相俟っての再起動再キレ。仁くん、反省なさい。
◯半同棲状態
1月5日。半端に正月気分を引きずった状態の定休日。仁の部屋を念入りに掃除する玲愛。掃除機で「そこどいて」される辺り、かなり所帯染みてる。
中出し事件のペナルティーは合鍵だったようです。玲愛め、「責任取る」を実現の方向へ進めてるな。おせちと雑煮を食べながら、新婚さんというほど初々しくもないが微笑ましい食卓。
正月は実家に帰って、由飛と大喧嘩したという玲愛。夜通し話して、一緒に眠って。花鳥姉妹は、やっと姉妹らしくなってきたようです。
ドアのチャイムで起きる仁。休日の日中を二人してベッドの中で過ごしてしまった模様。全く困った奴らだぜ。訪問者は瑞奈。玲愛に仕事の連絡があったようで、仁の家に玲愛がいるのはお見通し。瑞奈は良い所で必ず顔を出すねぇ。
「あの娘の狼狽する姿を想像すると、めっちゃ面白…あ、いえ、忍びないんですけど、どうしても今日中に話しておかないといけないので」
「一番上のボタンもはめないと…首筋のキスマーク、隠れてませんよ?」
慌てて身支度をする玲愛。
玲愛「下着っ!?ブラは?ショーツはどこ!ちょっとあんた盗んだでしょ?」
仁「俺は中身にしか興味ね~!」
玲愛「今口説くなぁっ!」
仲良いな、お前ら。
瑞奈「雪解けや~、犬と猿とが、姫始め~」
犬猿の仲と申しましても、豊臣秀吉と前田利家のように仲が良い犬と猿というのもおりまして。
◯里伽子の祝福
バレンタイン商戦へ向けて、里伽子にアイデアを求める仁と恵麻。アイデアは毎日客に接してる奴が考えてこそ価値がある、と店長と総店長を完璧にやっつけるお説教の後「とはいえ、一つだけなら面白い手、あるよ」と助けてくれる里伽子。
こいつは本社の敏腕営業部長か何かか?ww
由飛を使ってキュリオとの合同企画を、という策を授ける里伽子。策士!そして由飛と玲愛が揉めてるのもお見通し。それが仁絡みなのも分かってる。里伽子チートすぎるだろww
里伽子「今度こそ、絶対に幸せになりなよ!…あたしが言うのもなんだけどさ」
彼女の心中は如何ばかりか。ちょっと切ない。
◯制服スワッピング
2月13日(日)バレンタインフェアの最終日に由飛・玲愛発案のキュリオ・ファミーユ制服交換イベント。ついでに「お帰りなさいませ」と「いらっしゃいませ」もトレード。
◯バレンタインデーH(玲愛編)
閉店後ファミーユの制服を返しに来る玲愛。
仁「一枚足りない~」
番町皿屋敷ですね。玲愛が着たまま来たから一枚足らない。
バレンタインデーということで、玲愛から仁にチョコレート。
“お互い、死ぬほど照れが入った”可愛いな、お前ら。渡す方も受け取る方も照れ照れで、正月の所帯染みた様子はどこへ行ったのかと。いや、一気に所帯染みちゃったから逆にこういうのが照れるのかも知れないけど。
一回良い雰囲気になってしまえば、問題ないようで、お互いチョコレートの口移し。イチャつき始めると激しいよな、こいつら。
「制服…」
「返さないと」
「だから…ここで脱いでかないと…いけない、でしょ?」
わざわざ制服で来る玲愛の計算。ベランダでクリスマスパーティーした時も思ったけど、意外と作戦立てるよね。真面目だから先々を考えてるのか。
玲愛「私を抱いてるとき…10回は『愛してる』って言うこと」
要所で直球のアタックを混ぜてくるので、侮れない。玲愛の言葉で理性をぶっ飛ばされた仁。ちょっと煽り過ぎて焦らし過ぎたせいで早漏気味。まだまだだな。
最中に好きとか愛してるとか言われると物凄く気持ちが良い、と話す玲愛。何かとんでもないこと言ってるよ、この人。そりゃ、仁も続けてもう一回って気持ちになりますよね。
仁の「愛してる責め」でイキまくる玲愛。仁におぶってもらって帰って、すぐにぐっすり。ちなみに仁の部屋でな。家に帰っとらんのか、お前はww
◯それでも一緒に寝るの
板橋が賭けに勝ったようです。
そして気になる一言「なんで受けさせちゃったの?」
何を?何を?
二人で鍋をつつきながら上の空の仁。それを玲愛が気にすると、やっと仁が本題を切り出す。四月に玲愛が本店へ戻る、という話。
こっちに男が出来たから転勤しない、なんてのは玲愛にとって「甘え」だと思えてしまうんだろうな。でも、仕事の皺寄せをプライベートの負担で吸収するのって本当に職業人として優れているんだろうか。仕事の為にプライベート捨てられても会社側は困る。人生賭けられたって責任取れん。
本店はブリックモールから二時間。中途半端な距離ながら忙しい二人にとっては致命的。状況は遠距離恋愛と同じようなもの。玲愛は社会人として割り切ると言うが、仁は不安で仕方がない。
玲愛「私の、仁に対する想いは、絶対に変わらない、よ」
微笑して言い切る玲愛は、少し楽観的でありすぎるのではないか。
玲愛「私のこと嫌いになったら言ってね。そしたら、仁を、自由に、して、あげる・・・から・・っ」
もし自分が心変わりしてしまったら?という仁の問い掛けに対して。何とも玲愛らしい言葉です。これを言う玲愛も辛いだろうが、言われる方も辛いですよ。心が離れないままにする方法を知っているのに、どうしてそうしてくれないのか、と。
◯同情から愛情へ
閉店後のキュリオ。珍しく残っている板橋。何か玲愛に用がある模様。
板橋「一体君はボクのことを何だと思ってるの?」
玲愛「本店で聞いた噂では、『幹部候補生の切れ者』ということでしたが…」
少し年齢が行っているから、板橋は中途採用なんだろうか。或いは結城誠介がヘッドハンティングか。元は老舗の一流ホテルマン、とかありえそうじゃないだろうか。
ファミーユへのお遣いを頼まれる玲愛。板橋は玲愛と仁が上手くいっていないことに勘付いているようだ。
一方のファミーユは由飛と仁のお茶会。由飛は久々の登場な気がするなぁ、と思ったら制服交換以来か。あの時も仁との会話はなかったからなぁ。玲愛が実家に戻るということを知った由飛は玲愛と仁の関係を心配しているようだ。
由飛「つきあってるよね?」
仁「…どっからの情報?」
由飛「本人から」
仁「マジ?」
由飛「お正月に、実家で、夜通し…」
大晦日の姉妹大喧嘩はやはり仁絡みでした。罪な男だなぁ。
「ごめん、とか、やっぱ私が謝るのっておかしい、とか、わたしが先に仲良くなった、とか、私が最初に喧嘩した、とか、わたしのこと、憧れなんだって、とか…」
「でも結局…玲愛ちゃんが、大好きって、どうしても離れられないって…あんな彼女見るの、はじめてで」
由飛に向かって「言っとくけど、私が最初に喧嘩したんだからね!」とか意味分からん主張をしてる玲愛を思うと微笑ましい。
玲愛を止めない仁を疑問に思う由飛。
由飛「仁…玲愛ちゃんのこと、好きじゃないの?やっぱり、わたしの方がいい?」
仁「そんなことないって…」
後半部分のボケに付き合う余裕もない仁。前者だけへの否定なんだけど、後者までバッサリ否定してしまってるww
今から言うことを忘れろ、というのは玲愛も言ってたことで、どんどん似たもの同士になってきているような。気もする。仁を抱きしめる由飛。
仁「玲愛にとって…俺って、なんなんだろうな?」
思わず不安を口にする仁。仁を慰める由飛。それをうっかり見ちゃった玲愛。タイミング最悪ですよ。もう、これ以上ないくらいに最悪。
帰宅する仁。テーブルの上に板橋が作ったイベントの資料が。
んー、まずい感じですねぇ。
◯狂い出す歯車
翌朝、起こしに来る玲愛。今日は定休日の水曜日。玲愛は「たまった洗濯物片づけて、部屋も綺麗に」なんていつもと変わらない。
玲愛「仁はお疲れだね。昨夜も遅かったみたいだし」
仁「あ、ああ…その、ちょっと新メニューの研究を」
玲愛「…そう、なんだ?一人で?」
仁「ん、まぁな」
玲愛は昨晩仁が由飛と何をしてたか見てた。見てた上で確認した。確認しない方が幸せだったのに。そして、嘘をつく仁。うーん、迂闊だ。何度も夜の店には踏み込まれてるのに。
そしてタイミング悪い由飛からの電話。
玲愛「昨夜、遅かったね…部屋の方、電話したけど、ずっと出なくて…」
由飛「う、うん、ちょっとね。…大学のお友達と会ってたら話が弾んじゃって」
玲愛「…そう、なんだ」
玲愛は由飛にも確認した。そして嘘をつく由飛。きっと悪気はないんだろうけど、恋人である玲愛に気を使ったからこその嘘なんだけど、今の状態の玲愛には響くよね。
玲愛「口裏…合わせてある…」
由飛に元気づけられて、必死に玲愛を送り出そうとする仁と、その仁の頑張りが心変わりのように思えてしまって不安になる玲愛。あぁ、ままならない。
◯本末転倒
見るからに元気がない玲愛。仕事中も上の空になってたりして、足を引っ張ってしまったりして。
板橋「こういうの、本末転倒って言うんだよねぇ」
玲愛「え…?」
板橋「プライベート捨てて仕事を選んだはいいけど、そのせいで、選んだはずの仕事に身が入らないようじゃ、まるっきり、意味がないんじゃないの?」
板橋がまともなことを言っている。そうだよなぁ。そもそも、大事なものを切り捨てて他のことに弊害がないなんて人間は都合よく出来てないんだ。
板橋「い…今の僕、ちょっとカッコ良くなかった?」
要所を締めて、しかしきちんと落とすトコが良い。
仕事もプライベートも共倒れになりつつあり、すっかり気落ちした玲愛。涙も出ちゃうよねー。そんな玲愛に気付いて仁がやってくるが、由飛に呼び戻される。
由飛「約束したでしょ?仁の、ためなんだよ?」
その約束とは、一体何なのか。
◯噴き出してくる恐怖
ベランダでの一服は久々かもしれない。これはベランダ越しに玲愛と話すのが目的か。確かに、直接顔を合わせるよりは話しやすいかもしれない。その意図を察してか出てくる玲愛。
来週の水曜日には玲愛は遠くへ行ってしまう。しかし、彼女は一歩も先へ進めていない。現実的な解決策も見つけられず、二人の絆を信じるだけ。
「怖いよぉ…」「不安だよぉ…」
ついに玲愛が不安を口にする。それでも玲愛は自分の決断を曲げない。真面目に、地道に頑張る姿勢に拘るのは、天才の由飛に優っているのがそこだけだったから。だから玲愛はその生き方を変えられない。自分のやり方に縋る。
限界の玲愛。その玲愛を見ている仁も限界。
◯全てがCになる
開店前のファミーユで里伽子と由飛に頭を下げる仁。「計画から降りる」と言う。計画とは一体?
由飛と仁の関係を匂わせて、玲愛を落とそう作戦だったようだ。里伽子さんは相変わらず恐ろしいことばかり考えますね。「狂い出す歯車」のとこで由飛が何も考えてないんじゃないかと思った点について、ちょっと反省。由飛良い奴だな。
もうちょい「え、仁は由飛に心変わりしちゃうの?」ってプレイヤーも心配するくらいにやってくれてたら、この作戦がもっと活きてきたと思うんだけどなぁ。尺の関係で仕方ないのかもしれないが?
里伽子の作戦は毎度のこと効果てきめんではあったものの、玲愛を傷つける苦しみから離脱を宣言する仁。正面からぶつかることを決める。
仁「…ごめん。俺、あいつの真面目で融通が利かないとこ、大好きだ。だから、俺も真面目に…俺の気持ちを伝える」
背中を押してくれる由飛。最後まで嫌われる役目を全うした里伽子。
“相変わらず、ここまで俺のことわかってくれるんだな。やっぱいい女だよお前…だから、手が届かなかったんだっけな”
玲愛ルートの大事なとこなのに里伽子で泣いた。
キュリオで玲愛を捕まえる仁。
仁「悪い、板橋さん。玲愛、借りるね?」
板橋「いいけどさぁ…なんか段取り違くない?」
あ、板橋もグルなのね。要所で良い店長だけど、落とすトコは落とす。
仁が玲愛を連れてきたのは、ファミーユ本店跡地。今まで玲愛は知らなかったファミーユ本店の話、死んだ兄の話。
仁「お前のこと、騙してたんだ!」
高村仁、一世一代の大懺悔。
作戦の全貌が明かされる。勿論、仕切りは里伽子。ファミーユとキュリオと両方を巻き込んでの大作戦だったのか。すげえな。
由飛「玲愛ちゃん、どうなっちゃうんだろう?」
里伽子「天罰だと思っていただければ」
言うに事欠いて天罰ww私怨だな!私怨だな里伽子!!
作戦について知らされた玲愛から仁へ、素晴らしい連続攻撃。愛する男の股間を蹴り上げ、殴り付け、肘を打ち下ろすのか。恐ろしいな。
懺悔が終わって、仁の本題はその次。
仁「ここに、ファミーユの本店を取り戻したい。玲愛と、一緒に…」
そうかー。仁くんはそれを考えたのかぁ。
由飛「里伽子さんって…本当に仁のこと、わかってるんだ。おっそろしいなぁ」
里伽子「…単純なのよ、あいつは」
由飛「玲愛ちゃんを追い詰めれば、絶対に、仁が助けようとする」
里伽子と由飛。負けた側の反省会。玲愛を追い詰める作戦を見せかけて仁を動かすための作戦。里伽子さん、ホントあんたって人は・・・。
里伽子「結局、自分で解決するしかないのよ」
由飛「だったらどうして相談に乗るんですかぁ?」
里伽子「…あいつには、うまく行ってもらわないと困るから」
由飛「…どうして?」
里伽子「………」
由飛「わたしは…そこまで割り切れなかったなぁ。だから、嘘でも、ちょっと楽しくて、嘘だから、ちょっと…せつなかった」
ここが、由飛自身のルートを含めても、由飛の一番良いシーンなんじゃないかと思った。
兄の一人が作って、燃えてしまったファミーユを仁が復活させる。それが仁が一人に追い付くための方法だった。
“コンプレックス持ちだった弟の…後悔と、憧憬と、色々取り混ぜた、複雑な感情の総決算”
玲愛「どうしてもぉ、私が欲しい?」
仁「欲しいの!」
玲愛「だったら…責任取ってもらおうかな?」
仁「お前…確か前、『軽々しく責任なんて言葉、口に出すな』って…」
玲愛「…重いよ?今回のは」
告白成功。見事玲愛はファミーユの玲愛になる訳ですが、真面目な玲愛は大事な手順を踏みたがります。懐かしのキュリオ本店へ。
玲愛「頑張れ仁…私の、店長!」
これはままらぶの涼子ルートでのセリフらしいけど、涼子ルートだけまだやってない。今は大事に取っておいてる状態。
さて、出てくるキュリオの店員は…わああああああ、翠だああああああ。翠派の俺、歓喜。
仁はキュリオから玲愛を引き抜くための仁義を切るためにやってきた。折角、ビジネスで、これはヘッドハンティングで、という言い訳と体裁を作ってきたにも関わらず…
仁「玲愛を、俺にくださいっ!」
娘さんを貰いにきた男みたいになってしまう。
帰り道、上機嫌の玲愛。
仁「お前の周りの世界は…お前が考えるよりも…ちょっとだけ優しいんだよ」
玲愛を笑顔で見送ってくれたキュリオの仲間達。
玲愛「さっき電話したのよ。そしたら、ご馳走作って待ってるって」
仁「ま、待て、心の準備が!」
玲愛「あ、大丈夫大丈夫。さっきみたいに台詞トチっても全然OKだから」
どさくさで実家に連れ込んで、親に挨拶させようとする玲愛。あわよくば、本当に娘さんを貰いにくる男をやらせるつもりのようで。
◯Trueエンディング
二年後、完成したファミーユ本店。
“まだ、中は、がらんどうだれど。ここに、色々詰めていこう。オーブンに、冷蔵庫に、テーブル、椅子。時計くらいはアンティークにしてもいいかもしれない。あとは…そうだ。夢、希望、仲間、たいせつなひと。”
玲愛「おかえりなさいませ…旦那さま」
左薬指に指輪がある点に注目!!
玲愛はキャラクターの特性上、デレるとこがピークに来ちゃう感じなんですよね。だから、ルート分岐後の一騒動の盛り上がりが第4クォーターから12月24日25日に向けてのものにちょっと負けちゃってて、それが残念だった。
でも、「最強のツンデレ」の名に恥じないキャラクターでした。花鳥玲愛恐るべし。
明日からは由飛のルート。そして最後に里伽子ルートをやって、Re-order追加の短編をやって、フォセットのパルフェ関連短編をやって、という感じでパルフェも終わりでしょうか。寂しいなぁ…。
玲愛+由飛ルートの第4クォーター。
12月24日のイベントから玲愛のNormalエンドまでを今日はお届けします。
○12/1 第4クォータープロローグ
クリスマス商戦へ向けて、ファミーユ店員大集合。
里伽子に助けられて到着した由飛。由飛に代わって謝る仁。機嫌を害する里伽子。愛人の粗相について旦那から謝られた本妻・・・うーん、既にこの構図って時点でアウトのような。
そういえば「ままらぶ」でもかおりルートで小雪が浩二に代わって謝ったことについて、かおりが腹を立てるってのがあったし、ダメ恋でも麻美が理に代わって謝ってて長屋の連中から「あらあら」って目で見られてたような。
かすりと明日香もセットで登場。
確か、かすりは23歳とかだよね?だとすると、ちょっと私服に落ち着きがありすぎるような。色合いが少し派手でも良いかなぁとか思ったり。
クリスマス期間は恵麻はクリスマスケーキに専念。かすりの責任は重大ですが、大丈夫か?ちなみに、クリスマスケーキの値段はワンホール1000円と今回もダンピング戦術。勿論、経営企画担当の里伽子が決める。笑
無茶な作戦に一番に乗るのは明日香。
かすり「頼もしいこと言うねぇ、一番おっぱいがデカい割には。」
仁「こら…俺がリアクション取れないボケはやめろ」
かすり「確かめたことないの?」
仁「ありがとうよツッコませてくれて!」
この遣り取り良いですね。恵麻と里伽子が若干悔しそうなのがなお良い。
仲良さそうにじゃれ合う仁と由飛に里伽子が一言「そこ通れないんだけど」
里伽子様が私怨に燃えていらっしゃいます。笑
○12/7 試作品(恵麻・里伽子通常)
クリスマスケーキの試食会。恵麻が用意したのはベーシックなデコレーションケーキに加えてブッシュ・ド・ノエル。生産が間に合うのかを心配する店長、原価を気にする経理部長。ま、味は恵麻が作るもんだから間違いないんですけどね。
キュリオのケーキよりも安く、味も負けていない。試食をやって客をつける作戦も立てた。と言う訳で、落ち着いてホールケーキを抱えて食べることにした恵麻。この人の胃袋はどうなってるんだww
○12/10 なんて楽しい喧嘩(玲愛通常)
玲愛と仁、クリスマス商戦に向けて互いに企業秘密をバラし合う。てか、飲食業で原価を聞いちゃう仁はちょっと反則だぜ。他の人に聞かれてはいけないから耳打ちで。
「耳貸せ」と言われて“素直に右の耳にかかった髪をかき上げて、俺の口元へと寄せてくる”と自然にしてくる玲愛は余程仁に心を許しているのだなぁ。それに続く仁の内心もなかなかに良いので全文引用する。
“ほのかなシャンプーの香りに包まれた、さらさらの金髪。こいつに気がある男なら、あっという間に轟沈させられそうなシチュエーションだな。だが生憎、俺はそういいう不埒なことは考えていない。…考えてないんだってば。”
仁に耳打ちしようとして背が足らない玲愛。
玲愛「ちょっと…もう少し腰を落としなさいよ」
仁「そっちが背伸びすれば済むことだろ」
玲愛「そういうのは、キスするときの作法よ」
おいおい、ちょっと接近しすぎだろ、物理的にも精神的にも。で、瑞奈と明日香に目撃される、と。このシーンは制約なしの通常イベントなのに、どう見ても玲愛ルートだぜ。どうよ。
店に戻ってから必死にリカバリーを図る玲愛。しかし・・・
瑞奈「さっきのらぶらぶ密談…ここの窓から全部見えてたって知ってた?」
美味しいなぁ、瑞奈。てか、らぶらぶ密談であることを否定しないのか、玲愛は。
○12/10 ひいき(由飛通常)
開店して二ヶ月。実力でオープンした週と同等の客入りまで伸ばしてきたファミーユ。いやー、大したもんだよ、高村店長。
フロアが忙しい時間帯に由飛をお遣いに出してしまって批判される仁。
明日香「てんちょがウェイターやったって、誰も喜ばないよ」
かすり「むしろ邪魔。あんたは卵をかき混ぜてニヤニヤ笑ってなさい」
由飛を評価するコメントを出す明日香とかすり。二ヶ月で随分信頼されるようになったなぁ、と思ったら仁も同じ事を考えていた模様。
仁「やっぱり、俺が連れてきただけのことはあるだろ?これからも、由飛を必要としてやってな」
調子乗ってこんなことを言ったせいで、恵麻も含めた全員から「由飛を特別扱いしている」と言われることに。全くもう、仁は…。
かすり「失敗しても甘いよね~。彼女には」
明日香「そうそう、絶対に怒らないの」
恵麻「………ひそかに同意」
今まで、仁の由飛に対する態度を批判するのは明日香くらいだったんだけれど、かすりや恵麻も加わっての総批判に。これはまずいぞ、店長。
仁「だってほら、変に自信家なところがあるから、俺が間に入らないと…あ、それでも妙に憎めないところがあるだろ、彼女?」
かすり「語るね~」
明日香「思い入れたっぷりだね」
恵麻「…一目惚れっぽいかも」
今日の仁は何を言ってもダメですね。もう、甘んじて批判を受けるしかあるまい。だって、事実だし。お蔭で女性陣から厳しい扱いを受けることになってしまった由飛。理由に気付くはずもなく・・・気の毒に。笑
12月10日のイベントは両立しないんですが、どうせなら一度にと思ったので。
○12/21 イブの仕掛け(玲愛重要)
OPをアンティーク家具屋のピアノで弾く由飛。あ、どうやら火曜日の閉店後に由飛とブリックモールをうろつく『デート』はお馴染みになっていたようですよ。おいおい、かすりや恵麻や明日香は何をやってるんだ。これは由飛の抜け駆けだぞ。里伽子を呼べ!(それかい)
連弾で「もろびとこぞりて」を弾く二人。背中に体をぴったりとくっつけられて狼狽える仁。由飛は無意識なんだから、あんたが意識したら負けだぞ、仁!
楽しい時間はあっという間に過ぎて、蛍の光が聞こえてくる。
由飛「ちぇっ、もっと弾いていたかったな…」
仁「大学で好きなだけ弾けるだろ?」
大学について言及されて、少し苦しげな表情をする由飛。
※由飛は色々あって大学には全然行っていません。
「聴かせられないじゃない」
「大学で弾いてても、一番に聴いて欲しいひとたちに、聴いてもらえないじゃない」
「好きな人に、好きな人たちに聴いてもらって、はじめて、楽しい歌だったり、楽しい演奏だったりするんだよ」
ずっとこのピアノを弾いていたいという由飛の願いを叶えるべく、仁は家具屋のドアを叩く。でも、ここじゃない場所でピアノを弾くことを苦しがっている由飛の気持ちにもう少し踏み込んでも良かったのかもしれないけど。
○12/23 仲直り、したいときには兄はなし(玲愛重要)
閉店後、キュリオを尋ねる仁。
玲愛「ファミーユの店長」
仁「お前…俺は高村仁だっつ~の!最近はちゃんと呼んでくれてたじゃんかよ花鳥」
玲愛「あんたが初めてここに来たときのこと、思い出したのよ」
たった二ヶ月前のことを懐かしむ顔の玲愛。この二ヶ月で二人の関係は随分変わりましたよね。お互い嫌な奴と思っていたのが不思議なくらい、今は打ち解けて。やや打ち解けすぎて店員にいじられるくらいだけどww
早く片付けが終わったから手伝いに来た、という仁。どうやら一緒に帰るつもりらしい。玲愛は掃除を仁に任せて飲み物を用意しにキッチンへ。仁の注文はミルクセーキ。この卵マニアが!
玲愛の作ったミルクセーキに文句をつける仁。
玲愛「…もう二度とあんたのために何かしてあげない」
仁「冗談だって。花鳥と話してると、たまに喧嘩が恋しくなってね」
玲愛「…あんた嫌ぃ」
仁「女みたいな声出すなよ」
“ハっとするほど可愛くなっちまうからよくない。”ってまぁ、容姿が可愛いのは最初から認めていたけれど、打ち解けるにつれて中身まで可愛く思えてきてしまっているからなぁ。
由飛のことを相談する玲愛。どうやら由飛はキュリオを覗き込んだり、玲愛が出てくるのを出口で待ってたりと関係改善に向けて地道な努力を重ねているらしい。偉い偉い。
玲愛「で、裏口から逃げた」
おいこら。玲愛は由飛と何を話したら良いのか困っているらしい。嫌いな訳じゃないし、由飛だけが進学したことについてわだかまりがあるわけでもないのに。
「仕方ない…彼女は天才だもん。私みたいな凡人とは、出来が違う…って大丈夫?」
「音大だってトップ合格だったいし…って大丈夫?」
二度ずっこける仁。まぁ、由飛見てて天才とは思わないよな。いや、逆に天才っぽいかもしれないな。他のことが何も出来ない感じとかマイペースさとか。
「あんた、彼女に惹かれてるでしょ?」
「それも、彼女の才能。自然と人を惹きつけてしまう天才なのよ」
「ごめん、今からの一言だけはすぐ忘れて。………妬ましい」
由飛が才能で玲愛の努力をひっくり返すところが、玲愛としては納得行かなくて、由飛のことは好きなのに、マイナスの感情が溢れてきて。ついに、仁に涙を見せてしまう玲愛。
玲愛「これもついでにすぐ忘れて…ごめん、本当にごめんなさい。すごく困ったよね、今?」
仁「そりゃ、困るわ…だってお前、ここって普通、黙って抱きしめる場面じゃん」
玲愛「もしかして…そういうことする?」
仁「できないから困ってんだよ!」
どうも二人の関係について上手く規定できていない。男と女っぽいことをしてしまって良いのか。させてしまって良いのか。ヘタレな仁は男と女になることを選べず、兄弟にコンプレックスを持ち続けていた弟として、姉妹にコンプレックスを持ち続けている妹に助言する。
仁「仲直り…」「したいときには、兄はなし」
コンプレックスを解消できないまま、兄に死なれてしまった仁にとって、玲愛の話は共感するし、早く二人の関係を改善させたいと思うよね。
玲愛「関係ないと思い込んでるし」
別に、玲愛が妬んでいるのはピアノの才能だけではないのだ。
玲愛「花鳥って…もう区別つかないんだけど」
仁「え?あ…」
玲愛「花鳥由飛と、花鳥玲愛。どっちのこと言ってるのかわからない」
仁「いや、そんなことないだろ?由飛は由飛って呼んで…!?」
玲愛の無言の圧力。“何だこの強烈なプレッシャーは?”ってZガンダムのハマーンがカミーユに遭遇した時にこんなこと言ってたっけ?NTと接触したNTって“プレッシャー”を受けるよね。丸戸はガンダム世代なのか…。
玲愛「区別、つきませんわよね?」
仁「な、何を言ってんだ…かと…ひぃぃっ!?」
玲愛「………」
仁「………」
睨み合いが続き
“えっと…まさか…?”
仁「…玲愛?」
玲愛「行こうか、仁」
輝くような笑顔。
花鳥玲愛、未曾有の積極攻勢。帰り道で仁のことを48回『仁』と呼んだ玲愛。高村はこの辺に一人しかいないけれど、いや、そんなことはどうでも良いのだ。
さて、ついにルート分岐です。
○12/24 イヴのすごい戦い
仁を見つけて駆けてくる玲愛。物凄いデレっぷりである。
玲愛「はぁ、はぁ…お、おはよ、仁」
仁「…おはよう」
玲愛「…おはよう、仁」
仁「だからおはようって…?」
玲愛「………」
仁「あ…」
玲愛「お・は・よ…仁」
仁「おはよ………玲愛」
デレたものの、強烈なプレッシャーだけは変わりない玲愛。しかもそれを当初とは違う方向に使ってくるから性質が悪い。キュリオがファミーユに勝ったら由飛に頭を下げて仲直りする、と約束した玲愛。その時は仁の土下座もついてくる訳で…。
玲愛「仲直りした姉さんと一緒に見させてもらうからね」
こんなことを言っているけれど、今の玲愛は仁が反応に困るくらいに可愛いくて、そんな玲愛に対する態度をどうしたものか困っている仁。
ファミーユに運び込まれるアンティーク家具屋のピアノ。商品の宣伝になるからとレンタルを許してもらったらしい。
由飛「売れちゃうのやだなぁ…」
仁「売り物なんだからこれは…由飛のおもちゃのままでいて欲しかったら、自分で金出して買うんだな」
由飛「店長、お給料10年分くらい前借りできません?」
仁「永久就職するつもりかお前は…」
由飛「…プロポーズ?」
おい、こら、落ち着け。
仁が考えたクリスマスイブ限定企画は新進気鋭のシンガーソングライターもといピアニストの風美由飛によるリサイタル。客のリクエストで次々とクリスマスソングを弾いていく。
ファミーユは未曾有の大繁盛に加えて由飛がピアノ演奏にかかりきりで人手不足。それを救うべく、何とキュリオのフロアチーフがやってきた。由飛には風邪で倒れた時に代わってもらった借りがあるしね。
玲愛「ちょっと仁。もうちょっと小さいのなかったの?」
仁「悪い、ウチのスタッフは、みんなプロポーションが良くて」
ただし、かすりを除く。
この土壇場で、由飛に伝わった玲愛の気持ち。素直になれない言葉ではなく行動で示す当たりがいかにも玲愛らしい。思わず涙して仁に抱き着く由飛。
仁「こういうの俺相手じゃないだろ・・・今は」
由飛「だって…だって…」
玲愛「…今じゃなければ相手は正しいわけ?」
ちょっと私怨出ちゃってますよ、玲愛さん。
由飛「なんで玲愛ちゃんまで、仁って呼んでるの?なんで仁が玲愛ちゃんのことまで呼び捨てにしてるの?」
一方の由飛は由飛で玲愛と仁が互いに名前で呼び合ってるとこが気になったり。お店が大繁盛で大ピンチな一方で、何故か仁も大ピンチ。三角関係を招いてしまった罪は重い。
朝からピアノを弾き通しの由飛に飲み物を差し入れる玲愛。「玲愛ちゃん」「由飛姉さん」と呼び合い、ここ数年分の溝を埋めようと約束し合う二人。
由飛「わたしは今日、とても幸せなことがありました。ですから、この場所にいる全ての人たちに、感謝の気持ちをこめて…」
『つまんない恋』のピアノバージョン。沁みるねぇ。
◯ベランダ越しの愛
クリスマスイブの大商戦が無事に終わってベランダで一服。
「偶然ね」と現れることに無理がある玲愛。なんか、どんどん男と女っぽくなっちゃってる二人。いつの間に?文武両道の痴漢について話してた頃辺りから?
衝立越しのクリスマスパーティを提案する玲愛。二人にとってこのベランダは特別な場所だから。あ、くしゃみで終わるのはハクション大魔王ですね。名残惜しさを隠さない玲愛。隠そうとして隠せなくなりそうな仁。

グラスを割って手を切ってしまったと見せかけて、心配して覗き込んできた仁にキスをする玲愛。仁の行動を読んで罠を張った訳です。やるなぁ。「タバコ…やめてほしいな。やっぱり」なんて、もうすっかり仁の女のセリフじゃないか。
キスされた瞬間に“こいつ、怪我したふりをしてただけだったんだ。良かった。”って仁が思ってるところで「病気の子供はいないんだ」のジョニ黒のCMを思い出したけど、丸戸史明は意識したんだろうか。CMは検索するとYouTubeで出てきます。
キスしてしまったことから一気に想いがオーバーフローする二人。夜中にも関わらずドアを叩き、インターホンを連打する仁。扉一つ開けるにも慌ててしまってすぐには出来ない玲愛。二人して焦る焦る。マンションの廊下であることも気にせずにキスに及ぶ二人。そこでちゃんと出てくる瑞奈は一流の脇役だなぁ。
罠を張ったことを咎められて本人曰く「勝手に手が動いた」と。大神隊長か!あ、サクラ大戦ね。個人的には巴里編が好きですけど。夢と希望と明日と正義を讃える~♪
玲愛「男の胸に飛び込むにも、身だしなみってもんがあるのよっ!」
仁が急にキスされて、玲愛の部屋のドアを叩いている間に着替えをしていた玲愛。それを咎められて一言。急に女の子されると困っちゃうよね。これは玲愛のクリーンヒット。
考え無しの玲愛の行動がどんどん仁に火をつける。仁の理性大炎上。ただ、根が真面目なので、勢いだけでは進まない。
玲愛「今日、どこまでにする?」
玲愛「私的には、その、最後までが希望なんだけど」
ちゃんとしてて、その上きちんと誘ってる。おいおいおいおい。
仁「もう泣いてもわめいても許さないからな。今日、この場で…お前を抱くからな」
玲愛「わかった…泣いたり、わめいたりしないように努力する」
もうダメですね、こいつ。無意識に仁の理性をぶっ壊すことしか言えなくなってる。
玲愛「こういうこと、どのくらいやったことある?」
仁「こ…こういうのって…?」
玲愛「とりあえずは、今してること」
仁「お前が言うなら俺も言ってやってもいい」
玲愛「はじめて」
玲愛はもう恥ずかしがることをしない。仁に対しては徹底して開いて行く方針らしい。だってツンデレだもんな。デレ始めたら凄いんですよ。
玲愛「怒っていいのか、ほっとしていいのか、微妙な回数だからよ」
「…いっかい」という仁の発言に複雑な面持ちの玲愛。まー、一回は微妙だよね。経験少なくて良かったような、でもその一回って特別なんじゃないかとか思ったり。
玲愛「でも、なんか…さっきから引っかかってて」
どんどん事は進んで行くけれど、玲愛は何か引っかかっている様子。
玲愛「吸わないの?」
仁「いや、さっきくすぐったいって…」
玲愛「誰が私の乳首の話をしてるのよ?」
これを乳首の話と思う仁は馬鹿かもしれない。煙草の話だと思う玲愛は何か妙なものに毒されてるかも知れない。
仁「それに…その1本さえも、やめなくちゃいけない理由ができたし」
玲愛「え?なんで?」
仁「さっき…やめて欲しいって言った奴がいたから」
玲愛「あ…っ」
仁「ちょっと、そいつの優先度が高くってな…もう無視できなくなってきた」
遠まわしながら「玲愛に言われたから煙草をやめる」という仁。ちょっと大袈裟に喜ぶ玲愛。
事後、やっと引っかかっていた何かに気付く玲愛。お互いの気持ちを全く確認していなかったのだ。手順の正しさを重んじる人にとっては致命的なミス。キスと好きの順番が違うのは大目に見るとして、勢いで「れあー、ひとしー、すきー!」くらい言っておくべきだった。
「私のことどう思ってるのよ」と尋ねる玲愛。そういう手続きは大事だけど、このタイミングはちょっと間抜けだよね。「お前はどうなんだ」と尋ねられて「好き」と言える玲愛は強い女。
玲愛「私が、恥ずかしがって言えないんじゃないかって思ったんでしょ?」
仁「意地っ張りのはずだろ…お前」
玲愛「肉を切らせて、骨を断つのよ」
花鳥玲愛は意地っ張りだが、いつだって実を取る女です。出してくる例えは若干物騒ですけどww
○玲愛Normalエンド
バレンタインデー商戦へ向けて、玲愛と仁とで打ち合わせ。「2月14日までの三週間」と言ってるから1月前半なのかな。バレンタインデー商戦へ向けての積極案に難色を示す仁。恵麻はあまりチョコレート物が得意でないようだ。
玲愛「…語るに落ちたわね」
仁「…は?」
玲愛「要するに、チョコレートの販売では勝てる見込みがない。だから、バレンタインのイベントは縮小傾向で、と、こう言いたいのね?」
挑発に負ける仁。チョコレートの販売を競うことに。負けた方は「土下座+何でも一つ言うことを聞く」といういつものルール。
玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
この辺は変わりないのだけれど、玲愛が仁を挑発した理由は極めて個人的なもの。急な帰省のせいで、玲愛との約束をすっぽかしてしまったらしい。仁を責める玲愛。最初は厳しい口調だったのに、段々甘えた感じになってるww
玲愛「売り上げ競争で勝ったらさ…仁には、一週間ファミーユを休んでもらうからね」
新人研修で暫く本店に行くことになった玲愛。離れるのが嫌だからファミーユを休んで付いてこい、と。愛しいやら恐ろしいやらww
玲愛「あ、泊まるとこなら大丈夫、姉さんの部屋が空いてるから」
仁「それ実家だろお前の!」
どさくさに紛れて、実家に呼んで両親に会わせようとする玲愛。そうだよなぁ、玲愛はちゃんとした娘だから、彼は両親に紹介するよなぁ。
玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
輝くような笑顔。
一応、玲愛と仁の関係は秘密らしい。一応敵同士ってことになってるし。いや、敵同士ってことにしたのは他ならぬ仁と玲愛なんだけどさ。
“いや、本当に秘密にしてるって。”
かすり「ま~たキュリオと揉めたでしょ?しかもプライベートで」
由飛「明日香ちゃんが一部始終見てたそうですよ。…イチャイチャ喧嘩してるとこ」
明日香「てんちょ…さいて~」
瑞奈「玲愛…またやったね?」
ひかり「最近のキュリオって、私怨で動いてるとしか思えないんですけど」
板橋「あのね…川端君がね、昨夜、隣で大喧嘩してたって情報をね?」
芳美「それで今日、チーフは何を言い出すかなって…」
瑞奈「潰しにかかるか、徹底無視するかで悩んだんだけどね。やっぱり玲愛は寂しがりやだったね~」
ま、ファミーユでもキュリオでも、全然秘密に出来てないんですけどねww
玲愛「ああ…仁、仁…あなたは何故仁なの~!?」
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から。玲愛はフランス系なんだけど、イギリス人のシェイクスピア好きだよな。どうせならフランスのものを引用して欲しかった。「レ・ミゼラブル」とか「フィガロの結婚」とか。あ、約束をすっぽかしたんだから「ゴドーを待ちながら」が良かったんじゃないか?
今日はここまで!
玲愛ルートはTrueエンドまでプレイ日記も書けてるので、昼にでもUPします。
「この青空に約束を」と「フォセット」が届きました。ままらぶの涼子ルートが終わったらこっちをやろう。プレイ日記は由飛ルートと里伽子ルートを書いたら、次はままらぶを一括まとめで書こうかな。
12月24日のイベントから玲愛のNormalエンドまでを今日はお届けします。
○12/1 第4クォータープロローグ
クリスマス商戦へ向けて、ファミーユ店員大集合。
里伽子に助けられて到着した由飛。由飛に代わって謝る仁。機嫌を害する里伽子。愛人の粗相について旦那から謝られた本妻・・・うーん、既にこの構図って時点でアウトのような。
そういえば「ままらぶ」でもかおりルートで小雪が浩二に代わって謝ったことについて、かおりが腹を立てるってのがあったし、ダメ恋でも麻美が理に代わって謝ってて長屋の連中から「あらあら」って目で見られてたような。
かすりと明日香もセットで登場。
確か、かすりは23歳とかだよね?だとすると、ちょっと私服に落ち着きがありすぎるような。色合いが少し派手でも良いかなぁとか思ったり。
クリスマス期間は恵麻はクリスマスケーキに専念。かすりの責任は重大ですが、大丈夫か?ちなみに、クリスマスケーキの値段はワンホール1000円と今回もダンピング戦術。勿論、経営企画担当の里伽子が決める。笑
無茶な作戦に一番に乗るのは明日香。
かすり「頼もしいこと言うねぇ、一番おっぱいがデカい割には。」
仁「こら…俺がリアクション取れないボケはやめろ」
かすり「確かめたことないの?」
仁「ありがとうよツッコませてくれて!」
この遣り取り良いですね。恵麻と里伽子が若干悔しそうなのがなお良い。
仲良さそうにじゃれ合う仁と由飛に里伽子が一言「そこ通れないんだけど」
里伽子様が私怨に燃えていらっしゃいます。笑
○12/7 試作品(恵麻・里伽子通常)
クリスマスケーキの試食会。恵麻が用意したのはベーシックなデコレーションケーキに加えてブッシュ・ド・ノエル。生産が間に合うのかを心配する店長、原価を気にする経理部長。ま、味は恵麻が作るもんだから間違いないんですけどね。
キュリオのケーキよりも安く、味も負けていない。試食をやって客をつける作戦も立てた。と言う訳で、落ち着いてホールケーキを抱えて食べることにした恵麻。この人の胃袋はどうなってるんだww
○12/10 なんて楽しい喧嘩(玲愛通常)
玲愛と仁、クリスマス商戦に向けて互いに企業秘密をバラし合う。てか、飲食業で原価を聞いちゃう仁はちょっと反則だぜ。他の人に聞かれてはいけないから耳打ちで。
「耳貸せ」と言われて“素直に右の耳にかかった髪をかき上げて、俺の口元へと寄せてくる”と自然にしてくる玲愛は余程仁に心を許しているのだなぁ。それに続く仁の内心もなかなかに良いので全文引用する。
“ほのかなシャンプーの香りに包まれた、さらさらの金髪。こいつに気がある男なら、あっという間に轟沈させられそうなシチュエーションだな。だが生憎、俺はそういいう不埒なことは考えていない。…考えてないんだってば。”
仁に耳打ちしようとして背が足らない玲愛。
玲愛「ちょっと…もう少し腰を落としなさいよ」
仁「そっちが背伸びすれば済むことだろ」
玲愛「そういうのは、キスするときの作法よ」
おいおい、ちょっと接近しすぎだろ、物理的にも精神的にも。で、瑞奈と明日香に目撃される、と。このシーンは制約なしの通常イベントなのに、どう見ても玲愛ルートだぜ。どうよ。
店に戻ってから必死にリカバリーを図る玲愛。しかし・・・
瑞奈「さっきのらぶらぶ密談…ここの窓から全部見えてたって知ってた?」
美味しいなぁ、瑞奈。てか、らぶらぶ密談であることを否定しないのか、玲愛は。
○12/10 ひいき(由飛通常)
開店して二ヶ月。実力でオープンした週と同等の客入りまで伸ばしてきたファミーユ。いやー、大したもんだよ、高村店長。
フロアが忙しい時間帯に由飛をお遣いに出してしまって批判される仁。
明日香「てんちょがウェイターやったって、誰も喜ばないよ」
かすり「むしろ邪魔。あんたは卵をかき混ぜてニヤニヤ笑ってなさい」
由飛を評価するコメントを出す明日香とかすり。二ヶ月で随分信頼されるようになったなぁ、と思ったら仁も同じ事を考えていた模様。
仁「やっぱり、俺が連れてきただけのことはあるだろ?これからも、由飛を必要としてやってな」
調子乗ってこんなことを言ったせいで、恵麻も含めた全員から「由飛を特別扱いしている」と言われることに。全くもう、仁は…。
かすり「失敗しても甘いよね~。彼女には」
明日香「そうそう、絶対に怒らないの」
恵麻「………ひそかに同意」
今まで、仁の由飛に対する態度を批判するのは明日香くらいだったんだけれど、かすりや恵麻も加わっての総批判に。これはまずいぞ、店長。
仁「だってほら、変に自信家なところがあるから、俺が間に入らないと…あ、それでも妙に憎めないところがあるだろ、彼女?」
かすり「語るね~」
明日香「思い入れたっぷりだね」
恵麻「…一目惚れっぽいかも」
今日の仁は何を言ってもダメですね。もう、甘んじて批判を受けるしかあるまい。だって、事実だし。お蔭で女性陣から厳しい扱いを受けることになってしまった由飛。理由に気付くはずもなく・・・気の毒に。笑
12月10日のイベントは両立しないんですが、どうせなら一度にと思ったので。
○12/21 イブの仕掛け(玲愛重要)
OPをアンティーク家具屋のピアノで弾く由飛。あ、どうやら火曜日の閉店後に由飛とブリックモールをうろつく『デート』はお馴染みになっていたようですよ。おいおい、かすりや恵麻や明日香は何をやってるんだ。これは由飛の抜け駆けだぞ。里伽子を呼べ!(それかい)
連弾で「もろびとこぞりて」を弾く二人。背中に体をぴったりとくっつけられて狼狽える仁。由飛は無意識なんだから、あんたが意識したら負けだぞ、仁!
楽しい時間はあっという間に過ぎて、蛍の光が聞こえてくる。
由飛「ちぇっ、もっと弾いていたかったな…」
仁「大学で好きなだけ弾けるだろ?」
大学について言及されて、少し苦しげな表情をする由飛。
※由飛は色々あって大学には全然行っていません。
「聴かせられないじゃない」
「大学で弾いてても、一番に聴いて欲しいひとたちに、聴いてもらえないじゃない」
「好きな人に、好きな人たちに聴いてもらって、はじめて、楽しい歌だったり、楽しい演奏だったりするんだよ」
ずっとこのピアノを弾いていたいという由飛の願いを叶えるべく、仁は家具屋のドアを叩く。でも、ここじゃない場所でピアノを弾くことを苦しがっている由飛の気持ちにもう少し踏み込んでも良かったのかもしれないけど。
○12/23 仲直り、したいときには兄はなし(玲愛重要)
閉店後、キュリオを尋ねる仁。
玲愛「ファミーユの店長」
仁「お前…俺は高村仁だっつ~の!最近はちゃんと呼んでくれてたじゃんかよ花鳥」
玲愛「あんたが初めてここに来たときのこと、思い出したのよ」
たった二ヶ月前のことを懐かしむ顔の玲愛。この二ヶ月で二人の関係は随分変わりましたよね。お互い嫌な奴と思っていたのが不思議なくらい、今は打ち解けて。やや打ち解けすぎて店員にいじられるくらいだけどww
早く片付けが終わったから手伝いに来た、という仁。どうやら一緒に帰るつもりらしい。玲愛は掃除を仁に任せて飲み物を用意しにキッチンへ。仁の注文はミルクセーキ。この卵マニアが!
玲愛の作ったミルクセーキに文句をつける仁。
玲愛「…もう二度とあんたのために何かしてあげない」
仁「冗談だって。花鳥と話してると、たまに喧嘩が恋しくなってね」
玲愛「…あんた嫌ぃ」
仁「女みたいな声出すなよ」
“ハっとするほど可愛くなっちまうからよくない。”ってまぁ、容姿が可愛いのは最初から認めていたけれど、打ち解けるにつれて中身まで可愛く思えてきてしまっているからなぁ。
由飛のことを相談する玲愛。どうやら由飛はキュリオを覗き込んだり、玲愛が出てくるのを出口で待ってたりと関係改善に向けて地道な努力を重ねているらしい。偉い偉い。
玲愛「で、裏口から逃げた」
おいこら。玲愛は由飛と何を話したら良いのか困っているらしい。嫌いな訳じゃないし、由飛だけが進学したことについてわだかまりがあるわけでもないのに。
「仕方ない…彼女は天才だもん。私みたいな凡人とは、出来が違う…って大丈夫?」
「音大だってトップ合格だったいし…って大丈夫?」
二度ずっこける仁。まぁ、由飛見てて天才とは思わないよな。いや、逆に天才っぽいかもしれないな。他のことが何も出来ない感じとかマイペースさとか。
「あんた、彼女に惹かれてるでしょ?」
「それも、彼女の才能。自然と人を惹きつけてしまう天才なのよ」
「ごめん、今からの一言だけはすぐ忘れて。………妬ましい」
由飛が才能で玲愛の努力をひっくり返すところが、玲愛としては納得行かなくて、由飛のことは好きなのに、マイナスの感情が溢れてきて。ついに、仁に涙を見せてしまう玲愛。
玲愛「これもついでにすぐ忘れて…ごめん、本当にごめんなさい。すごく困ったよね、今?」
仁「そりゃ、困るわ…だってお前、ここって普通、黙って抱きしめる場面じゃん」
玲愛「もしかして…そういうことする?」
仁「できないから困ってんだよ!」
どうも二人の関係について上手く規定できていない。男と女っぽいことをしてしまって良いのか。させてしまって良いのか。ヘタレな仁は男と女になることを選べず、兄弟にコンプレックスを持ち続けていた弟として、姉妹にコンプレックスを持ち続けている妹に助言する。
仁「仲直り…」「したいときには、兄はなし」
コンプレックスを解消できないまま、兄に死なれてしまった仁にとって、玲愛の話は共感するし、早く二人の関係を改善させたいと思うよね。
玲愛「関係ないと思い込んでるし」
別に、玲愛が妬んでいるのはピアノの才能だけではないのだ。
玲愛「花鳥って…もう区別つかないんだけど」
仁「え?あ…」
玲愛「花鳥由飛と、花鳥玲愛。どっちのこと言ってるのかわからない」
仁「いや、そんなことないだろ?由飛は由飛って呼んで…!?」
玲愛の無言の圧力。“何だこの強烈なプレッシャーは?”ってZガンダムのハマーンがカミーユに遭遇した時にこんなこと言ってたっけ?NTと接触したNTって“プレッシャー”を受けるよね。丸戸はガンダム世代なのか…。
玲愛「区別、つきませんわよね?」
仁「な、何を言ってんだ…かと…ひぃぃっ!?」
玲愛「………」
仁「………」
睨み合いが続き
“えっと…まさか…?”
仁「…玲愛?」
玲愛「行こうか、仁」
輝くような笑顔。
花鳥玲愛、未曾有の積極攻勢。帰り道で仁のことを48回『仁』と呼んだ玲愛。高村はこの辺に一人しかいないけれど、いや、そんなことはどうでも良いのだ。
さて、ついにルート分岐です。
○12/24 イヴのすごい戦い
仁を見つけて駆けてくる玲愛。物凄いデレっぷりである。
玲愛「はぁ、はぁ…お、おはよ、仁」
仁「…おはよう」
玲愛「…おはよう、仁」
仁「だからおはようって…?」
玲愛「………」
仁「あ…」
玲愛「お・は・よ…仁」
仁「おはよ………玲愛」
デレたものの、強烈なプレッシャーだけは変わりない玲愛。しかもそれを当初とは違う方向に使ってくるから性質が悪い。キュリオがファミーユに勝ったら由飛に頭を下げて仲直りする、と約束した玲愛。その時は仁の土下座もついてくる訳で…。
玲愛「仲直りした姉さんと一緒に見させてもらうからね」
こんなことを言っているけれど、今の玲愛は仁が反応に困るくらいに可愛いくて、そんな玲愛に対する態度をどうしたものか困っている仁。
ファミーユに運び込まれるアンティーク家具屋のピアノ。商品の宣伝になるからとレンタルを許してもらったらしい。
由飛「売れちゃうのやだなぁ…」
仁「売り物なんだからこれは…由飛のおもちゃのままでいて欲しかったら、自分で金出して買うんだな」
由飛「店長、お給料10年分くらい前借りできません?」
仁「永久就職するつもりかお前は…」
由飛「…プロポーズ?」
おい、こら、落ち着け。
仁が考えたクリスマスイブ限定企画は新進気鋭のシンガーソングライターもといピアニストの風美由飛によるリサイタル。客のリクエストで次々とクリスマスソングを弾いていく。
ファミーユは未曾有の大繁盛に加えて由飛がピアノ演奏にかかりきりで人手不足。それを救うべく、何とキュリオのフロアチーフがやってきた。由飛には風邪で倒れた時に代わってもらった借りがあるしね。
玲愛「ちょっと仁。もうちょっと小さいのなかったの?」
仁「悪い、ウチのスタッフは、みんなプロポーションが良くて」
ただし、かすりを除く。
この土壇場で、由飛に伝わった玲愛の気持ち。素直になれない言葉ではなく行動で示す当たりがいかにも玲愛らしい。思わず涙して仁に抱き着く由飛。
仁「こういうの俺相手じゃないだろ・・・今は」
由飛「だって…だって…」
玲愛「…今じゃなければ相手は正しいわけ?」
ちょっと私怨出ちゃってますよ、玲愛さん。
由飛「なんで玲愛ちゃんまで、仁って呼んでるの?なんで仁が玲愛ちゃんのことまで呼び捨てにしてるの?」
一方の由飛は由飛で玲愛と仁が互いに名前で呼び合ってるとこが気になったり。お店が大繁盛で大ピンチな一方で、何故か仁も大ピンチ。三角関係を招いてしまった罪は重い。
朝からピアノを弾き通しの由飛に飲み物を差し入れる玲愛。「玲愛ちゃん」「由飛姉さん」と呼び合い、ここ数年分の溝を埋めようと約束し合う二人。
由飛「わたしは今日、とても幸せなことがありました。ですから、この場所にいる全ての人たちに、感謝の気持ちをこめて…」
『つまんない恋』のピアノバージョン。沁みるねぇ。
◯ベランダ越しの愛
クリスマスイブの大商戦が無事に終わってベランダで一服。
「偶然ね」と現れることに無理がある玲愛。なんか、どんどん男と女っぽくなっちゃってる二人。いつの間に?文武両道の痴漢について話してた頃辺りから?
衝立越しのクリスマスパーティを提案する玲愛。二人にとってこのベランダは特別な場所だから。あ、くしゃみで終わるのはハクション大魔王ですね。名残惜しさを隠さない玲愛。隠そうとして隠せなくなりそうな仁。
グラスを割って手を切ってしまったと見せかけて、心配して覗き込んできた仁にキスをする玲愛。仁の行動を読んで罠を張った訳です。やるなぁ。「タバコ…やめてほしいな。やっぱり」なんて、もうすっかり仁の女のセリフじゃないか。
キスされた瞬間に“こいつ、怪我したふりをしてただけだったんだ。良かった。”って仁が思ってるところで「病気の子供はいないんだ」のジョニ黒のCMを思い出したけど、丸戸史明は意識したんだろうか。CMは検索するとYouTubeで出てきます。
キスしてしまったことから一気に想いがオーバーフローする二人。夜中にも関わらずドアを叩き、インターホンを連打する仁。扉一つ開けるにも慌ててしまってすぐには出来ない玲愛。二人して焦る焦る。マンションの廊下であることも気にせずにキスに及ぶ二人。そこでちゃんと出てくる瑞奈は一流の脇役だなぁ。
罠を張ったことを咎められて本人曰く「勝手に手が動いた」と。大神隊長か!あ、サクラ大戦ね。個人的には巴里編が好きですけど。夢と希望と明日と正義を讃える~♪
玲愛「男の胸に飛び込むにも、身だしなみってもんがあるのよっ!」
仁が急にキスされて、玲愛の部屋のドアを叩いている間に着替えをしていた玲愛。それを咎められて一言。急に女の子されると困っちゃうよね。これは玲愛のクリーンヒット。
考え無しの玲愛の行動がどんどん仁に火をつける。仁の理性大炎上。ただ、根が真面目なので、勢いだけでは進まない。
玲愛「今日、どこまでにする?」
玲愛「私的には、その、最後までが希望なんだけど」
ちゃんとしてて、その上きちんと誘ってる。おいおいおいおい。
仁「もう泣いてもわめいても許さないからな。今日、この場で…お前を抱くからな」
玲愛「わかった…泣いたり、わめいたりしないように努力する」
もうダメですね、こいつ。無意識に仁の理性をぶっ壊すことしか言えなくなってる。
玲愛「こういうこと、どのくらいやったことある?」
仁「こ…こういうのって…?」
玲愛「とりあえずは、今してること」
仁「お前が言うなら俺も言ってやってもいい」
玲愛「はじめて」
玲愛はもう恥ずかしがることをしない。仁に対しては徹底して開いて行く方針らしい。だってツンデレだもんな。デレ始めたら凄いんですよ。
玲愛「怒っていいのか、ほっとしていいのか、微妙な回数だからよ」
「…いっかい」という仁の発言に複雑な面持ちの玲愛。まー、一回は微妙だよね。経験少なくて良かったような、でもその一回って特別なんじゃないかとか思ったり。
玲愛「でも、なんか…さっきから引っかかってて」
どんどん事は進んで行くけれど、玲愛は何か引っかかっている様子。
玲愛「吸わないの?」
仁「いや、さっきくすぐったいって…」
玲愛「誰が私の乳首の話をしてるのよ?」
これを乳首の話と思う仁は馬鹿かもしれない。煙草の話だと思う玲愛は何か妙なものに毒されてるかも知れない。
仁「それに…その1本さえも、やめなくちゃいけない理由ができたし」
玲愛「え?なんで?」
仁「さっき…やめて欲しいって言った奴がいたから」
玲愛「あ…っ」
仁「ちょっと、そいつの優先度が高くってな…もう無視できなくなってきた」
遠まわしながら「玲愛に言われたから煙草をやめる」という仁。ちょっと大袈裟に喜ぶ玲愛。
事後、やっと引っかかっていた何かに気付く玲愛。お互いの気持ちを全く確認していなかったのだ。手順の正しさを重んじる人にとっては致命的なミス。キスと好きの順番が違うのは大目に見るとして、勢いで「れあー、ひとしー、すきー!」くらい言っておくべきだった。
「私のことどう思ってるのよ」と尋ねる玲愛。そういう手続きは大事だけど、このタイミングはちょっと間抜けだよね。「お前はどうなんだ」と尋ねられて「好き」と言える玲愛は強い女。
玲愛「私が、恥ずかしがって言えないんじゃないかって思ったんでしょ?」
仁「意地っ張りのはずだろ…お前」
玲愛「肉を切らせて、骨を断つのよ」
花鳥玲愛は意地っ張りだが、いつだって実を取る女です。出してくる例えは若干物騒ですけどww
○玲愛Normalエンド
バレンタインデー商戦へ向けて、玲愛と仁とで打ち合わせ。「2月14日までの三週間」と言ってるから1月前半なのかな。バレンタインデー商戦へ向けての積極案に難色を示す仁。恵麻はあまりチョコレート物が得意でないようだ。
玲愛「…語るに落ちたわね」
仁「…は?」
玲愛「要するに、チョコレートの販売では勝てる見込みがない。だから、バレンタインのイベントは縮小傾向で、と、こう言いたいのね?」
挑発に負ける仁。チョコレートの販売を競うことに。負けた方は「土下座+何でも一つ言うことを聞く」といういつものルール。
玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
この辺は変わりないのだけれど、玲愛が仁を挑発した理由は極めて個人的なもの。急な帰省のせいで、玲愛との約束をすっぽかしてしまったらしい。仁を責める玲愛。最初は厳しい口調だったのに、段々甘えた感じになってるww
玲愛「売り上げ競争で勝ったらさ…仁には、一週間ファミーユを休んでもらうからね」
新人研修で暫く本店に行くことになった玲愛。離れるのが嫌だからファミーユを休んで付いてこい、と。愛しいやら恐ろしいやらww
玲愛「あ、泊まるとこなら大丈夫、姉さんの部屋が空いてるから」
仁「それ実家だろお前の!」
どさくさに紛れて、実家に呼んで両親に会わせようとする玲愛。そうだよなぁ、玲愛はちゃんとした娘だから、彼は両親に紹介するよなぁ。
玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
輝くような笑顔。
一応、玲愛と仁の関係は秘密らしい。一応敵同士ってことになってるし。いや、敵同士ってことにしたのは他ならぬ仁と玲愛なんだけどさ。
“いや、本当に秘密にしてるって。”
かすり「ま~たキュリオと揉めたでしょ?しかもプライベートで」
由飛「明日香ちゃんが一部始終見てたそうですよ。…イチャイチャ喧嘩してるとこ」
明日香「てんちょ…さいて~」
瑞奈「玲愛…またやったね?」
ひかり「最近のキュリオって、私怨で動いてるとしか思えないんですけど」
板橋「あのね…川端君がね、昨夜、隣で大喧嘩してたって情報をね?」
芳美「それで今日、チーフは何を言い出すかなって…」
瑞奈「潰しにかかるか、徹底無視するかで悩んだんだけどね。やっぱり玲愛は寂しがりやだったね~」
ま、ファミーユでもキュリオでも、全然秘密に出来てないんですけどねww
玲愛「ああ…仁、仁…あなたは何故仁なの~!?」
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から。玲愛はフランス系なんだけど、イギリス人のシェイクスピア好きだよな。どうせならフランスのものを引用して欲しかった。「レ・ミゼラブル」とか「フィガロの結婚」とか。あ、約束をすっぽかしたんだから「ゴドーを待ちながら」が良かったんじゃないか?
今日はここまで!
玲愛ルートはTrueエンドまでプレイ日記も書けてるので、昼にでもUPします。
「この青空に約束を」と「フォセット」が届きました。ままらぶの涼子ルートが終わったらこっちをやろう。プレイ日記は由飛ルートと里伽子ルートを書いたら、次はままらぶを一括まとめで書こうかな。
SSです。
里伽子ルートの後の話だと思ってお読み下さい。
○仁が風邪を引く 朝
玲愛「仁ー、姉さんから聞いたけど大丈夫?」
インターホン連打
ドア開く
玲愛「あ」
里伽子「どうも」
玲愛「えーっと、その…」
里伽子「忙しいのに心配してもらってすみません。仁、薬が効いたみたいで今寝てますけど、ちょっと熱高くて。あ、今日はずっと私付いてるんで大丈夫です。それ差し入れですか?いつもありがとうございます。では。」
ドア閉まる
玲愛「………あれ!?」
○仁が風邪を引く 昼
仁「なぁ。」
里伽子「どうしたの?何か飲む?着替える?あ、お腹減ったならおかゆあるけど」
仁「…出来た女だなぁ、お前」
里伽子「用がないなら喋ってないで寝てなさい」
仁「いや、お前、大学行かなくて良いのか?」
里伽子「行ってもノート取れないじゃない」
仁「いや、でも。」
里伽子「便利な生活に慣れちゃうと、なかなか一人で行く気にならないのよね。」
仁「…早く治すよ」
里伽子「ま、久しぶりに仁の世話を焼くのも悪くないけどね」
○仁が風邪を引く 夕
恵麻「仁くんが!仁くんが!仁くんが仁くんが仁くんが!!」
かすり「はいはい、恵麻さん。リカちゃん行ってるから心配要らないって」
恵麻「それはそれで何か、その、うぅぅぅぅ」
由飛「玲愛ちゃんが朝寄ったら門前払いだったって」
明日香「里伽子さん、こゆとき抜け駆けするよね」
かすり「仁くん構ってるときのリカちゃんはゲームバランス崩すレベルだからね~」
里伽子「くしゅん」
仁「うつった?」
里伽子「うつってたら、今度は仁に看病してもらわなきゃね」
仁「寝込むなら水曜日にしてくれ」
里伽子「いやよ。定休日は仁と出かけたいもの。」
仁「…可愛いやつ」
里伽子スキーぶりを発揮した小ネタでした。
たまにこういうの書きます。
里伽子ルートの後の話だと思ってお読み下さい。
○仁が風邪を引く 朝
玲愛「仁ー、姉さんから聞いたけど大丈夫?」
インターホン連打
ドア開く
玲愛「あ」
里伽子「どうも」
玲愛「えーっと、その…」
里伽子「忙しいのに心配してもらってすみません。仁、薬が効いたみたいで今寝てますけど、ちょっと熱高くて。あ、今日はずっと私付いてるんで大丈夫です。それ差し入れですか?いつもありがとうございます。では。」
ドア閉まる
玲愛「………あれ!?」
○仁が風邪を引く 昼
仁「なぁ。」
里伽子「どうしたの?何か飲む?着替える?あ、お腹減ったならおかゆあるけど」
仁「…出来た女だなぁ、お前」
里伽子「用がないなら喋ってないで寝てなさい」
仁「いや、お前、大学行かなくて良いのか?」
里伽子「行ってもノート取れないじゃない」
仁「いや、でも。」
里伽子「便利な生活に慣れちゃうと、なかなか一人で行く気にならないのよね。」
仁「…早く治すよ」
里伽子「ま、久しぶりに仁の世話を焼くのも悪くないけどね」
○仁が風邪を引く 夕
恵麻「仁くんが!仁くんが!仁くんが仁くんが仁くんが!!」
かすり「はいはい、恵麻さん。リカちゃん行ってるから心配要らないって」
恵麻「それはそれで何か、その、うぅぅぅぅ」
由飛「玲愛ちゃんが朝寄ったら門前払いだったって」
明日香「里伽子さん、こゆとき抜け駆けするよね」
かすり「仁くん構ってるときのリカちゃんはゲームバランス崩すレベルだからね~」
里伽子「くしゅん」
仁「うつった?」
里伽子「うつってたら、今度は仁に看病してもらわなきゃね」
仁「寝込むなら水曜日にしてくれ」
里伽子「いやよ。定休日は仁と出かけたいもの。」
仁「…可愛いやつ」
里伽子スキーぶりを発揮した小ネタでした。
たまにこういうの書きます。