忍者ブログ
~A lack of Magic Point~ エロゲーとか芝居とかについて書いていくブログ。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さ、瑠璃編後半です。
菊永家の面々は樹ヶ丘の住民に負けず劣らずの個性を発揮します。



第7話「崩壊な菊永一家」
どう考えても怪しいキャッチセールスに引っかかってる男性。おいおい、新キャラか?


一方の藤枝家。瑠璃のもとに役所から編入手続きのための書類が届く。藤枝家の実印を勝手に探して出して勝手に押して役所に出しく行く瑠璃。強いなぁ。ますます強くなったなぁ。

瑠璃「今まで、色々と意地悪なことしちゃって、ごめんなさい」
瑠璃「お金で物事を解決しようとしたり、情報操作で内輪もめを起こさせたり、瑠璃、素直じゃなかったよね?」
涼子「瑠璃ちゃんが謝ってる…?ど、どうしよう小雪ちゃん」

瑠璃「瑠璃、やっとわかったんだ。大事なのは許しあうことなんだって…」

浩二を手に入れて余裕が出来たのか急に心が広くなる瑠璃。いや、広くなっても歪んでるもんは歪んでるんですけどねww

あ、あのキャッチセールスに引っかかってたのは菊永雅也というらしい。つまり、昭の父とは腹違いの叔父貴の愛人が叔父貴に内緒で生んだ女の子の六番目の旦那さんということになるね。面倒臭いww


浩二と瑠璃、二人で夕食。夜の公園でマクドウェルのハンバーガー。どうやら浩二と瑠璃の関係は周囲に秘密らしい。

浩二「て言うかさ、晩飯時に二人ともいない方が、余計な疑いをかけられると思うんだけど…」
瑠璃「それが狙いなんじゃない」

当然、浩二としては主に涼子対して後ろめたさがあるから瑠璃との関係をついつい隠してしまう訳で、瑠璃としてはそれが面白くないわけで。

瑠璃「いいの、気にしてないから。瑠璃は日陰女だから」

日陰女ってダメ恋の夏夜も言ってたなぁ。かおりと違って瑠璃はそもそもの目的が浩二と恋仲になることだった訳で「五号から本妻を目指す」と言うと語弊があるが、要はそういう方向性。

瑠璃「瑠璃ね、今、すっごく幸せなんだ…だからね、お兄ちゃんのちょっとした不義理なんて、あんまり気にならないの」

どちらも瑠璃の偽らざる本心。


夜の藤枝家に来客。何だか怪しい見た目と妙に丁寧な物腰がミスマッチで、どう考えても悪徳商法に引っ掛かった荷物を抱えている菊永雅也。瑠璃の父。

そういえば、瑠璃は父親に虐待されたという言い訳で樹ヶ丘にやってきたのだった。警戒する住民たち。実際は虐待父などではない雅也の運命やいかに…。

一方の浩二と瑠璃は公園でべたべたちゅっちゅして、それに飽きたらずオナニーの見せ合いから始まって結局本番へ。それどころではないのだぞ、お前らwwエッチの時だけ妙に従順な瑠璃。

瑠璃「んみゅぅ…」
浩二「妙な擬音で喋るなみっともない。降ろすぞ」
瑠璃「や~、産むもん。いいもん、一人で育てるから~」

浩二に背負われて帰ってきた瑠璃。どうやら途中で眠ってしまったらしいが、寝言が物騒というか、何というか。いや、流石は桜木家の血。

瑠璃と雅也がついに遭遇。瑠璃曰く「昭おじさんばりの悪人に見える」ものの、全くのお人好しで見た目と中身が乖離している雅也。

雅也が英語教材を買ってしまったことを叱る瑠璃。ちょっと変則的ながら心温まる親子の会話。それをニヤニヤしながら眺める藤枝母娘。

瑠璃「ち、違うよ…この人頼りないから、瑠璃かお母さんのどっちかがついてないと、自分のスーツもろくに選べないんだから」

父娘愛でツンデレというのは新しいな。いや、古いゲームですけど。瑠璃は結構いい子なんですよ、意外と。


雅也に瑠璃の話をする「樹ヶ丘の母」涼子。しかし、最後の方で一瞬場が凍りついたぞ。怖いぞ、おい。で、雅也は瑠璃を連れ帰りに来たらしい。

瑠璃「お兄ちゃん!何とか言ってよ!」
浩二「え?え?俺!?」
瑠璃「何よそれ!たった今まで瑠璃のこと可愛がっ」
浩二「や~可愛いなぁ可愛いなぁお人形さんみたいだ~!」

一瞬どころでなく凍る場。かおりもクリスも小雪も涼子も冷たい目で浩二を見る。笑うしかない浩二。

で、瑠璃の母美和子は菊永家を出て行ってしまったらしい。技術的には生活能力があるものの、究極のお人好しである雅也が一人で生きるには現代社会は厳しすぎる。そういう訳で瑠璃を呼び戻しに来たわけです。

涼子「い、いえ、これはね、どこにも含むところのない、純粋な一意見として聞き流してもらえればいいんだけど」
瑠璃「はい次の方、意見ありませんか?」
涼子「聞いてよ瑠璃ちゃん~」

涼子は「どこにも含むところのない、純粋な一意見」として、瑠璃は帰るべきだと思っている。浩二を取り返すのに好都合だからとか、そういうことは考えてないぞ!多分。

瑠璃自身も父親のために戻るべきだと思っていることを涼子は感じたから、その気持ちを大事にするべきだ、と。しかり、瑠璃と涼子の立場上、涼子から言われてそれを受け容れるのはハードルが高いよなぁ。

でも、瑠璃は優しい子なんですよ。いや、このセリフを残していくのはどうかと思うものの、父のために帰る選択をした瑠璃は優しい良い子だ。瑠璃の地元から樹ヶ丘まで電車で一時間半。そんなに浩二との距離が離れる訳ではないし、と思いきや…。

借金の保証人になって家財を失い、雅也の生まれ故郷の苫小牧に帰るという話でした。当然ながら態度を硬化させる瑠璃。小雪の部屋に立て篭もり。



翌朝。
立て篭もってから8時間。
雅也が背負った借金は3000万。金策に走り回ったものの、あと500万が工面できず、という話。取り敢えず、雅也は英語教材を返しに行くことに。


立て篭もってから14時間。
まだ出てこない瑠璃に一計を案じる涼子。

涼子「あら、浩くん…どうしたの?」
瑠璃「あ…」
涼子「ちょっ、ちょっと浩くん!?いきなりどうしたのよ?」
瑠璃「っ!?」
涼子「や、やだ、やめなさ………ん…」
瑠璃「ぬわぁっ!?」
涼子「ん…ん…あ、あぁ…だ、だめぇ…」
瑠璃「ちょっとぉ!一体何が起こってるのよぉ!?」
涼子「る…瑠璃ちゃんに…聞こえちゃ…んああっ」
瑠璃「こ、こらっ!人のものにさわるな~!」
涼子「浩くん………うん、わかった」
瑠璃「何がわかったっていうのよ~」

勿論、これは涼子の一人芝居。しかし、涼子にしては随分と気の利いた作戦だ。浩二を取られたことへの意趣返しも、ちょっと混じっているかも知れない。

涼子「今日のお昼ごはんがサンドイッチだってことがよ」
涼子「ほら、お皿ごとお部屋に持って行きなさい。食べ終わったら部屋の外に置いておくだけでいいから」

かおりの時にも書いたけれど、涼子は樹ヶ丘五階の母親な訳で、そうなったら当然、瑠璃にとっても母親であるからして、その優しさを瑠璃も享受することになるのだよ。

瑠璃「卑怯だよ。瑠璃が一番警戒してるポイントを突くなんて」
涼子「わたし、今の瑠璃ちゃんに恨まれるいわれはないんだけど」
瑠璃「しらばっくれても無駄だよ!お兄ちゃん、ずっと涼子のこと…」
涼子「で、今は?」

敗北を認める涼子と勝利に確信が持てない瑠璃。ショコラの翠ルートでは榊原と大介が似たような会話をしていたな。翠にとって榊原は既に過去好きだった人であって、では今は?という話。あれも良かった。

食事の次は入浴。瑠璃に風呂を勧める際の涼子の「子供じゃないんだから」に対して瑠璃が「大人だったらもうちょっと節度ある恋愛しなさいよっ!」という言い合いも良い。

そして、何より、涼子が「良い大人」で終わっていないのも良い。損な役回りだなぁ、涼子さん。


立て篭ってから19時間。
かおりとクリスの「天岩戸作戦」。要は宴会やって瑠璃を誘きだすっていう、それだけの話なんですけどね。

クリス「Operation天岩戸!named by me」
浩二「なんでクリスが日本神話を持ち出すんだ?」
クリス「No problemネ、日本国憲法第二十条ニハ信教ノ自由ガ~」
浩二「アメリカ人に日本国憲法を語られると何となく腹が立つのは俺だけか?」

まぁまぁ、固いこと仰らず。日本国憲法は帝国議会の議決によって成立しているんですよ?いや、その草案がどうやって作られたかは置いておいて。で、まぁ、取り敢えず飲むことに。

尿意を催した瑠璃。しかし部屋の外では宴会が続いている。地味だけど、実際とってもピンチ。

結局、宴会がお開きになるまで粘った瑠璃。手強いなぁ。明かりの消えている藤枝家居間で瑠璃が寝ていた浩二を踏んづけたせいで捕まることに。作戦成功?

瑠璃「『5年間忘れてた女の子』がまたいなくなったら…」
瑠璃「それでも、近くにいる『5年間ずっと好きだった女の人』を諦めるなんて、お兄ちゃんにできる?」

これをハッキリ突き付けられてしまうと、浩二としては何も言えなくなってしまう訳で。だって、まぁ、目の前から瑠璃が消えたら涼子の方に靡いてしまうよなぁ、正直な話。


という訳で、お父さんのアドバイスタイム。どのルートでもこの時の昭がやたらと格好良くて素敵なのです。今回はポーカーしながら。

昭「なあ浩二…お前、どこまで本気だ?」
浩二「何がよ?」
昭「どうしたら彼女と離れずに済むか、本気で考えたか?」

勿論、浩二は考えて、その具体的な方法も頭に浮かんでいる。けれど、それを昭に言う訳にはいかない。さて、その方法とは何でしょう?ヒントは北海道に行くことになった理由。

昭「いや…レイズだ。ほら」
浩二「…通帳?」
昭「500万ある。受けるか?」

雅也は3000万の借金を背負い、金策に走り回ったもののあと500万円が足らずに家を差し押さえられてしまった。つまり、500万あれば家を取り戻せる。浩二と瑠璃は一つ屋根の下とまではいかないが、電車で一時間半の場所で暮らしていける。

浩二「いや、それってさ…俺にとってあまりにも危険な賭けじゃないか?」
昭「女のために命も張れない男なんてインポも同じさ」

勿論、浩二を助けるつもりで昭は言っているのだが、子供を甘やかすだけが親ではないことを知っているから浩二が負けたらきっちり500万取り立てるつもりでもいる。そりゃそうだ。親から恵んでもらった金で女の子を助けるなんて男じゃない。そこに幾らかの温情が混ざっていようと勝ち取ったものでなくては。

浩二「………コール」

それでこそ、ですよ、桜木浩二。


最終話「500万円の女」
今朝樹ヶ丘の駅前で昔の部下の吉田君に偶然出会って500万円を援助してもらえることになった、という雅也の何とも怪しい話。

「将来に対する唯ぼんやりとした不安」というのは芥川龍之介が遺書に書いた一節。かおりルートでは「じっと手を見る」と石川啄木を引用してたし、かおりは意外と文学少女?

結局真相を話すことに。かおり曰く、瑠璃は浩二に「身請け」された訳だが、瑠璃自身としては納得が行かない様子で再度立て篭もり。そして今日も宴会に。コップ一杯でひどく酔ってしまった涼子。

涼子「やっぱりママには小雪ちゃんしかいないわぁ…」

その言葉に複雑な表情を浮かべる浩二。そりゃ、そうですよね。で、小雪の方も流石に何か察した様子で、浩二に問う。

「5年間ずっと好きだった人」と「古女房」は取り敢えず解決でしょうか。勿論、結構な苦味は伴ったものの。



さて、皆が寝静まった深夜。怪しい人影。

浩二の部屋に侵入する瑠璃。瑠璃は、浩二が出した500万のせいで二人が平等でなくなったと感じている。そりゃ、そうですよね。お金が絡んじゃうとね。

瑠璃「瑠璃はね…狙ってかけた迷惑なら気にしない。欲しかった好意は、遠慮なく受け取る。だって悪人だもん、詐欺師なんだもん」
浩二「おい…」
瑠璃「けれど、瑠璃の計算してない好意は我慢できない。しかもそれが………ターゲットだったらなおさらだよ」
浩二「ターゲットって………俺のこと、か?」
瑠璃「お兄ちゃんをオとすのが目的だった。だから、そのためには汚いことだって何でもした」
浩二「それでお前に何のメリットがあるんだよ?」

瑠璃「瑠璃の心が満たされる。」

浩二以外の全ての人が分かっていた通り、瑠璃の目的は浩二そのものだったわけですけれど、でも、浩二が手に入ったからと言って、全てそれで片付く訳でもなく。目的を選ばない瑠璃にも矜持があるから。

しかし、浩二は浩二で簡単に瑠璃を逃がすつもりもなく。「さよなら」を言わせない浩二。彼、普段はへたれてるけど、いざとなったら押せるタイプだよね。

浩二が「俺の気持ちを考えたことがあるのか」と問うけれど、勿論瑠璃は何度も考えていて、多分何度も涼子に敗北しているのだろうな、と思う。

浩二「いつでもお前を側に置いて、めちゃくちゃにいじめてやりたいって思ってる、俺の気持ち、少しでもわかってたかよ?」
瑠璃「そんなの嘘だ…お兄ちゃんは、瑠璃の誘惑に負けただけだ。そんなの、ただの浮気だよ」
浩二「反論なんて許してない…もう瑠璃は、俺の女だから、俺の気持ちのまま、好き勝手にやる」

言っても信じない瑠璃に対して、浩二は強引に気持ちを態度で示すことに。いざとなったら体で繋ぎ止めろ、とかおりルートで昭も言っていたしね。

浩二「今日から瑠璃は…俺の奴隷だ」
瑠璃「どれい…?るり、おにいちゃんの…どれい、なのぉ…?」

奴隷契約は民法90条の公序良俗違反に当たるから無効だと?野暮なこと言ってんじゃないよ!!(誰も言ってない お互いシラフじゃ好いた惚れたが言えない二人なので、何とも似つかわしい。まぁ、セックスの最中なら言えるんですけどね。

浩二「お前は…俺んだからな…」
瑠璃「瑠璃…瑠璃………しあわせ、だなぁ…」
浩二「幸せになれ…してやるから。俺の、瑠璃…」

抱き合って眠る二人。それでも、浩二の元を離れていく瑠璃。この前とは違って荷物も全て持って出て。『ごめんなさい。さよなら』の書き置きだけを残して。

一週間後、浩二の口座に振り込まれる500万。なんかつくづくきっちりしてるなぁ、瑠璃は。



で、初登場の美和子。どうやら雅也が瑠璃を追って樹ヶ丘に来たのは美和子の差金だったようだ。借金返済の目処も立ったから瑠璃の為に戻ってきて欲しいと説得する雅也。珍しくちゃんと父親っぽい。

菊永母「あははは…あはははっ・・・ほ、本当にあなたって…」
菊永母「情けなくって、お人好しで~、人を信じすぎるひとねぇ…ふふ、あはは…」

雅也を利用している模様の美和子。あ、悪どい。流石は桜木家の血縁。瑠璃の母親。しかし、美和子が雅也から預かった預金通帳500万入っているはずなのに、何故か残高不足。

菊永母「ノーマークだったわ。塞ぎ込んでるってのはブラフだったって訳?」


勿論、雅也と美和子を出し抜いて500万を手にしたのは瑠璃。この顔wwこの顔wwヒロインとは思えないww

架空の借金を夫に信じこませて、金策に走らせるという手口は美和子の常套手段らしい。人の良い雅也や樹ヶ丘の面々は騙せても、瑠璃は騙せない。

瑠璃「今のあんたに、瑠璃の結婚式に出席されるくらいなら、大人しく捕まっておいてもらった方がいいからね」

警察に行くか、雅也のところに戻るか二つに一つを迫る瑠璃。そうなのだ。瑠璃は結婚するつもりなのだ。桜木家にお嫁に行くのだ。菊永家のゴタゴタを全て片付けてから。

瑠璃「瑠璃はもう、身も心もお兄ちゃんの奴隷だから♪」
瑠璃「500万で、菊永家からお兄ちゃんが身請けしたの。だから瑠璃は、お兄ちゃんだけのモノになった」

で、取り返した500万は瑠璃が浩二に「貢ぐ」のだという。愛に目覚めた瑠璃は強い。流石の美和子も敵わない。



今日から新学期。相変わらず浩二は腐っていて、その様子を見て小雪は辛い気持ちになっていて、思わず目が潤んでしまったりして。

小雪「だからって辛そうにしないでよ。こっちの身にもなれって…」
浩二「小雪」
???「やっぱり、油断も隙もあったもんじゃない」
???「一週間いなくなっただけで、もうアプローチかかってるんだもん」

樹ヶ丘に響く、まさかまさかの大合唱。

感動の再会も、ただの感動に出来ないのは瑠璃の愛すべき美点ですね。




子供の頃の約束と今の恋人との間の板挟み。親と彼氏とどっちを取るか。愛の為に金が要るけど金で傷つく愛もある。最後は瑠璃の鮮やかな策略で巨悪(笑)を出し抜いて瑠璃が帰ってくる。
どれも割とベタなんですけど、それらのエピソードがきっちりと結びついてスムーズに流れていく。メリハリの効いた瑠璃のキャラクターと相俟って、良いシナリオになっていたと思います。お見事。
PR
今日は瑠璃編をお送りします。
この日記を書くまではそこそこの好感度だったんですが、細かく見ていくうちにどんどん好きになってしまいました。いや、良く出来てるシナリオに良く出来てるキャラクターなんですよ。しかも、小雪ルートでの小雪との友情ぶりもグッと来るものがあるし。。。

と言う訳で、今日は瑠璃編のルート確定までをお送りします。瑠璃が嫌いだった方も、よくよく見ると可愛げに気付くかも知れませんよ。ちょっと長いんですが、お付き合い下さいませ。


第1話「ファミリー・555」
第2話「アメリカンフィアンセ」
第3話「Dear my sinister」
買い物帰りの涼子を待って、一緒に帰る浩二。そこに女の子の叫び声。何だか嫌な予感がする浩二。察知出来ても回避出来ないんじゃ倍怖いだけだなww

ちょっとナンパされたのを利用して浩二との五年ぶりの「運命の再会」を果たした瑠璃。とばっちりを食らった男二人がちょっと気の毒。

獲物を捕獲した瑠璃。その顔、暗黒面が駄々漏れやぞ、おいww



瑠璃は昭曰く「僕の父とは腹違いの叔父貴の愛人が叔父貴に内緒で生んだ女の子が、三番目の旦那さんとの間に授かった子」とのこと。意味が分からないよww

他の人間がいる時の猫かぶりから一転、尊大な態度で浩二をこき使う瑠璃。以下、明確な力関係の図。瑠璃曰く浩二は『奴隷』なのだとか。

五年前、転居先を告げずに瑠璃の元を離れた浩二。その理由というのを端的に表すのが以下。

ミドルティーンの少年にこの仕打ちとは…。


瑠璃が樹ヶ丘に現れた表向きの理由は、母親の再婚相手(ちなみに六番目の夫)からの虐待だということなのだが、勿論それは嘘。さて、瑠璃の本当の目的は?

浩二は写真で弱みを握られているらしい。何ですかね。



瑠璃の情報収集
浩二にその気はないとは言っても許嫁のクリスはランクA。薄着で歩き回る隣のお姉さんかおりはランクB。

瑠璃「あの…もう寝ちゃいました?」
小雪「ん?まだ起きてるけど、なに?」
瑠璃「その…それで小雪さんは…お兄ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」
小雪「んなっ!?」
瑠璃「………」
小雪「あ、あたしはぁ…あんなヤツのこと、別に、そんな、ねえ?」
瑠璃「………」
小雪「あ、あは、あはははは…だからほら、ねえ?なんてゆ~か、全然…」
瑠璃「…A+」

世話焼きでしっかり者で単細胞気味な幼馴染はA+の高評価を受けました。良いぞ小雪wwしかし、丸戸は妹キャラはショコラの鈴、パルフェの明日香と結構計算高いのが多いな。意図的に「健気で可愛い妹」のステレオタイプからズラしてきてる感じがする。



皆が瑠璃にコロッと騙されている現状で、一人だけ瑠璃と距離を取り合っているかおり。知恵者同士牽制しているようだ。その存在が浩二としては頼もしい。

瑠璃の目的は、浩二を自分の地元に呼び戻すこと。浩二を成海大学へ進学させて、自分は成海大学付属へという計画。

瑠璃「言ったでしょ?骨の髄までしゃぶり尽くしてあげるって…奴隷に、復職させてあげる…ふふっ」
浩二「な…なにぃっ!?」
瑠璃「そういうわけで、はい赤本。願書は後で送るから」

恐ろしいまでに準備が良い瑠璃。しかし、瑠璃が本屋で大学の赤本買ってる様子を想像するとちょっと笑えるよね。まだ三年は先でしょ?

瑠璃「成海大に行かなかったら、瑠璃の僕になれないかもしれないんだよ?それでもいいの?」
浩二「それ素で言ってるらしいのがお前の怖いところだ」
瑠璃「どうしても、首を縦に振ってくれないの?」
浩二「ごめん…今は、まだ」
瑠璃「あ、お兄ちゃん足元に100円玉が。ほら下見て見て」
浩二「せこいぞ瑠璃」
瑠璃「ちっ…500円玉にすべきだったわ」

そういう問題ではない。策略家の瑠璃にしては安っぽい手だ。いや、冗談だろうけど。

浩二「もしかしたら大学行かずに就職するかも。いや、けどそう言ったらきっと余計な心配されるしなぁ…」
瑠璃「は?」
浩二「でもまぁ、年齢的にあまり待たす訳にも…」
瑠璃「お兄ちゃん?」
浩二「俺にもかおりさんみたいな才能あればなぁ…大学行きながらでも養って…」
浩二「いや、それでもあっちの方が圧倒的に稼ぎがいいし…」
瑠璃「ちょっとぉ?」
浩二「しかも向こうには扶養家族が…って、ちょっと待て!そうなると俺あいつの親父!?」
瑠璃「あいつって誰?」
浩二「そりゃお前、こ………瑠璃っ!?お前いつの間にここにいた?」
瑠璃「…お兄ちゃん、しばらく見ない間にかなり愉快になった?」

長い引用になってしまった。浩二は樹ヶ丘に残りたい訳で、その理由は間違いなく涼子なんだけど、それがはっきり言えるはずもなく。

で、思ったよりあっさりと退いた瑠璃。説得ではなく「浩二を樹ヶ丘にいられなくさせる作戦」に切り替え。その1、下着泥棒濡れ衣作戦。

小雪って合同家族会議好きだよね。昭直伝の舌先三寸で状況を好転させる浩二。そこにかおりと連携した涼子の助け舟。と言うことで作戦失敗。かおりが浩二の側についてくれるのは大きいな。

その夜。涼子と浩二のベランダ密会。で、キスしてるところを見られた結果、瑠璃の査定で涼子はランクSに。流石はメインヒロインだぜ!


続きまして夜這い作戦。


瑠璃「お兄ちゃんは悪くないの。瑠璃が、お兄ちゃんに無理言って抱いてもらってたの」
浩二「今度はそう来たかっ!」
小雪「え…え…ええっ!?」
瑠璃「ごめんなさい小雪さん。実は、小雪さんが眠ってからお部屋を抜け出して、ここに来てたの…毎晩」
小雪「毎晩………毎晩………」

瑠璃「お兄ちゃんが『やっぱり若い子はいい』って…だから瑠璃、嬉しくて嬉しくて…ごめんなさいっ」

クールに怒る涼子に対して火に油を注ぐ一言。涼子にびんたを貰ってしまう浩二。まぁ、桜木家の男にとっては勲章のようなものでして。

翌日の夜。
このマンションは桜木父子が経営する巨大な娼館だったのだ!というホラ話を聞かせ、瑠璃のせいで計画が潰れてしまったから落とし前を…と迫る浩二。かおりもグル。

この茶番劇で浩二はどうにか難を逃れるものの、瑠璃の奴隷からかおりの使い魔に。これって身分的にはマシになったのかな。

作戦が失敗に終わり、瑠璃が本性を表すも一旦引くと宣言。何故か切り札の写真を使おうとしない。


かおり「そんな切り札、何があったって、出す訳ないでしょ?」
浩二「…へ?」
かおり「なんたって、宝物なんだし」

図星を突かれたか、狼狽する瑠璃。かおりの万能キャラぶりは異常。ちなみに、その宝物の写真がこちら。これがお話にもうちょっと絡んできたらもっと良かったなぁ。



小雪「ああもうっ!あの可愛かった瑠璃ちゃんは一体ドコに行っちゃったのよ~」
瑠璃「あの時はいつ窒息死するかと思ってたよ~まぁ、簡単に騙されてくれたからちょっとは楽だったけど」

作戦が失敗に終わった瑠璃ですが、何故か藤枝家の居候として残ることに。え、マジでww




第4話「こちらオータームーン出版社」
瑠璃の支配から脱したものの、かおりのアシスタントになって扱き使われる浩二。かおりが手を火傷したため、かおりが喋ったのを浩二が打ち込むという執筆風景。出版社との調整まで浩二がやっている。

小雪「誰かさんに被らされた無実の罪を晴らすために仕方なく契約を結んだとかなんとか」
瑠璃「性根の腐った奴もいるもんだね」
小雪「あたしの目の前にね…」
瑠璃「家族同然のクリスに向かってなんて酷いこと…涼子さん、小雪の育て方間違えてない?」
涼子「は、はぁ…?」
小雪「あたしはあんたの親にこそその言葉をワゴン価格で進呈したいわよ!」

で、かおりを除く樹ヶ丘5階女性陣会議。かおりが浩二を独占している状態に異議を唱えたいらしい。瑠璃曰く「年の功」とか何とかでかおりの前に押し出される涼子。瑠璃の腹話術人形状態。

瑠璃「だからと言って、あなたが浩くんを好きにしていいっていうの?」
涼子「だ、だからと言って、あなたが浩くんを好きにしていいっていうの?」
瑠璃「大体あなた、浩くんのなんなの?いつも裸同然の格好で彼の前をうろついて。それって誘惑しているつもりなわけ?」
涼子「だ、大体あなた、浩くんのなんなの?いつも裸同然の格好で彼の前をうろついて。それって誘惑しているつもりなわけ?」
瑠璃「目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には彼の赤ん坊がいるのよっ!」
涼子「め、目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には…っていやだぁぁぁっ!?」

場を引っ掻き回してるなぁ、瑠璃。かおりも賢いけど面倒臭がりだから態度は受動的なんだよね。その点、瑠璃は自分からどんどん動いてく方だから。

かおりの引越し計画発覚。緊急家族会議。今日まで誰も知らなかったことにショックを受けるフローリアス樹ヶ丘五階の面々。かおりが引っ越す理由は両親が日本に帰ってくるけど一人暮らしをしたいから、だとか。

瑠璃「…両親いたんだ。てっきりその辺から生えてきたんだと思ってた」
クリス「…確かにカオリは行動範囲がplant並ですカラね」

瑠璃「高校通ってたんだ制服姿のかおりって想像できない…」
小雪「う~ん…それについては、実はあたしも」
クリス「…確かにカオリは服装がplant並ですカラね」

瑠璃が困り顔をするレベルです。このナチュラルに失礼な感じ良いな。かおりの親御さんを見てみたいよね。どう育てたらこういう賢くて自由なお子さんが育つのか。

朝早く部屋から姿を消していたかおり。絶望的に朝弱いかおりが8時半に家にいないなど余程のことである。出て行ってしまったのか?と疑う面々。

クリス「No…荷物は置きっ放しデス。それにカオリハ、どこぞノrunaway girlトハ違いマス」
小雪「そ、そうね、かおりさんに限って、そんな短絡的で愚かで邪悪な考えを持つはずが…」
瑠璃「お兄ちゃん、瑠璃、ここでの扱いに不満があるよ!」
浩二「死ぬほど心当たりがあるくせに文句言うな」

クリスや小雪がどんどん瑠璃に対して遠慮がなくなっていくのが面白い。そして、堂々と不満を述べる瑠璃は図太い。

浩二としてはかおりが出ていくのは嫌だけれど、負傷して仕事を抱えているかおりを放って置くことも出来なくて、一人でホテルに篭って仕事を続けるかおりを助けに行く。三日三晩二人きりで、どうにか締め切りに間に合わせる。

結局浩二に絆されて残ることになったかおり。ドライなようでいて、結構温かいかおり、好きですよ、僕は。



第5話「花嫁大作戦」
浩二と上手くいくにはどうしたら良いかと考えて、かおりのアドバイスをもらいながら頑張るもクリスは失敗続き。そんな時に舞い込んだ涼子の見合い話。見合いをぶち壊しにするべく、クリスと浩二はトリトンホテルのレストランに潜入する。

結局作戦は何一つ成功しなかったものの、お見合いは不成立。しかし、浩二が涼子にバレる。いや、普通バレるだろうよ。

ちなみに、クリスはやっと浩二と涼子の仲を感じ取ったようです。

あれ?もしかして瑠璃セリフゼロじゃない?




第6話「フローリアス青春白書」
勉強中の浩二の部屋で漫画を読んでいる瑠璃を小雪が叱る。

小雪「瑠璃が邪魔ばっかするから集中できないんだってば、そうよね?浩二」
浩二「う、あ、まぁ…」
瑠璃「邪魔なんかしてないよね?いつも側にいて欲しいって思ってるよね?」
小雪「思ってるの!?」
浩二「お前ら結構いいコンビ?」

瑠璃は小雪をいじるのが楽しくなってきてるんじゃないかと思う。美しい関係とは言えないが、友情が芽生えているような。

瑠璃「ナニやってんのよ一体?お兄ちゃんを連れ戻しに来たんじゃなかったの?」
小雪「ふあ…まだそんなこと言ってるの?明日は早いんだから騒がないの」
瑠璃「いや、その…そうでなく…」
小雪「もう…消すわよ」
瑠璃「あの…だからね?」
小雪「今度こそおやすみ~」

瑠璃「馴染んでる…瑠璃、完全に馴染んじゃってるよ?」

小雪も瑠璃の吐く毒をだんだん流せるようになってきて、瑠璃は夕飯のリクエストなんかを小雪にしてたりして、なんというか、まぁ、馴染んじゃってますよね。



5話のクリスに続いて瑠璃も「かおり詣で」をして作戦を立てることに。音読しつつ執筆するかおりを気にすることなく、自分の話を始める瑠璃。この時、かおりが執筆してるのは兄妹モノで主人公が英二、妹が瑠花。肖像権・・・。

瑠璃「今はそんなくされ仕事してる場合じゃないでしょ。瑠璃の存在意義に関わる問題なのよ?」
かおり「いくつか言いたいことがあるんだがいいか?」
瑠璃「手短にね」
かおり「『仕事の邪魔をするな』『敵であるはずの私のところに相談を持ち込むな』『もうちょっと恥ずかしがれ』…の三本です」
瑠璃「かおりさ~んは愉快だ、な~」

じゃんけんぽん、うふふふふふ。ってか?使えそうなのがかおりしかいないからということで、遺恨が色々あるはずのかおりに相談を持ち込む瑠璃。かおりは瑠璃の側につくことに。不利な方を応援して試合を面白くしたいタイプ?

かおりの作戦としては、瑠璃の地元に浩二を呼び戻す方針を捨て、瑠璃が樹ヶ丘で浩二を攻略するというもの。では、どうやって樹ヶ丘に残るか。

案1 藤枝家の養女になる。

瑠璃「え~わかんないよ?お兄ちゃんが絡むと、小雪って人が変わるし、それに…」
かおり「あの壊滅的にお人好しの親子に向かってよくもまぁ…」

「それに…」のところには浩二が絡むと涼子も結構、という話が入るんだろうな。しかし、ひどい妄想だ。

案2 桜木家の養女になる。

かおり「…最低だなお前って奴は」
瑠璃「いつ瑠璃の魅力に心狂わされるかと思うと…」
かおり「お前みたいに自己中な奴は初めてだ…」

案3 桜木家の嫁になる。

かおり「さっきとほとんど変わってないぞ」
瑠璃「ちょっとだけ人妻の背徳感を出してみたんだけどどうかな?」

こいつら擦れてるなぁ。そこが好きなんだけどさ。やっぱ、頭の良いライターが書く頭の良いキャラって良いですよね。で、瑠璃の方の作戦はともかくとして、浩二の気持ちはどうなのかというかおりの問。極めて楽観視している様子の瑠璃。

瑠璃「それに、瑠璃の方がまだ世間体悪くないでしょ。…あの人よりかは」
かおり「…で、お前の気持ちの方もそれでいいわけ?」
瑠璃「何が?」
かおり「浩二がその気になって迫ってきたとしたら、どうするつもりだ?」
瑠璃「何か問題あったっけ?」

周りが見えている人というのは色々考えるものですが、しかし、自分の方が世間体が良いし、なんて若いお嬢さんが考えることですか…。瑠璃の発言を受け、何か結論に至った様子のかおり。

かおり「お前ってさ…」
瑠璃「何よ?」
かおり「もしかして、一途?」
瑠璃「………」
かおり「………」
瑠璃「…ふん」
かおり「…さいですか」

意外と、可愛いところありますよね、瑠璃。



さて、結局は元の浩二奪還方針に戻った瑠璃。20万入った通帳を浩二との手切れ金として涼子に突き出す。

さっきの妄想と言い、この行動と言い、発想が爛れてるなぁ。学校休んで昼ドラでも見て育ったのか、この子は。

涼子「銀行印がないと下ろせない…じゃない!手切れ金にしては微妙な額…でもないっ!あああ何言ってるのよわたしはっ!?」

ここの涼子の反応がとても好き。ちなみに、この状況で一番正しい発言は「まさか、瑠璃ちゃん…私達の関係に気付いた!?」です。



続きまして、小雪の処理に入る瑠璃。正々堂々といかに自分が浩二に相応しいかをアピールして打ち負かそうという趣旨らしい。

瑠璃「お兄ちゃんとたった五年間一緒だっただけで、随分な古女房っぷりだよね、小雪」
小雪「ふ………古女房!?」
瑠璃「そうだよ、違うなんて言わせないから。いっつもお兄ちゃんの事構ってばっかだし、文句言いながらも自然に目で追ってるしさ」
小雪「古女房…」
瑠璃「そうやって腐れ縁っぽさを演出して、ズルズルとなし崩しにくっつこうと思ってるんだろうけど、そうは流通が卸さないんだからね!」

と、瑠璃が攻撃するものの、想像以上にピュアというか単細胞というか無意識というか…な小雪は「古女房」という言葉に舞い上がってしまう。こういう馬鹿なとこが小雪の可愛げですよね。

あ、あと「問屋が卸さない」を現代版にしたいなら「商社が卸さない」とかの方が良くない?まぁ、これはどうでもいいんですけど。

瑠璃「え~い自己完結するなこの泥棒猫っ!」
小雪「な、何ですってぇ!?そっちこそいきなり割り込んできたくせに!あ、違った。何言ってるのかわかんないわよ」

えーっと、本音がバンバン混じってますよ小雪さん。


ということで雌雄を決する事に。いや、二人とも雌ですけどね。ルールは思い出三本勝負。

瑠璃「瑠璃とお兄ちゃんの10年間をなめないでよね!」
小雪「思春期の5年間にそんなものが敵うと思ってるの!?」

瑠璃の一本目。

浩二が溺れたドサクサでファーストキスを奪っておきました、という話。溺れたのもそもそも瑠璃のせいって辺りが、大変の瑠璃と浩二らしいよね。



小雪の一本目。

涼子が留守の日に停電+雷で浩二に泣きついたという話。思い出を反芻して心の潤いを得ている小雪が馬鹿可愛い。

瑠璃「ちょっとぉ!どこが感動的な思い出なのよ!?ただの寸止めラブコメじゃない!」


桜木親子の心温まる団欒-ここでは行なっているゲームがチンチロリンである点については目をつぶる-に乗り込んでくる小雪。どうやら瑠璃の思い出二本目で逆上したらしい。

小雪「ちょっと浩二!あんた瑠璃ととっくに体験済みって本当なの!?」
瑠璃「そうだよね!瑠璃とお兄ちゃん、ずっと前からいやらしいことばっかりしてたよね?」
小雪「変態っ?ペドっ?青少年保護条例違反!?」

お互いに18歳未満の場合って保護条例適用されないよな?あ、まぁ、このゲームの登場人物は全員成人ですけどね!!


と、言うことで瑠璃と小雪の思い出大会の延長戦には昭、かおり、クリス、浩二本人も参加。おいおい。

かおり「なるほど、おしっこするところを見せあったと。で、他には?」
瑠璃「瑠璃が触らせてってお願いしたら…お兄ちゃん、『いいけど、瑠璃のも触らせろ』って…」
小雪「~~~っ!!!」

小雪大炎上。
ってか、こういう話を瑠璃と同レベルでしている時点で、小雪は自分が瑠璃と同じレベルで浩二に関わっているのを認めている訳で。うーん。

小雪「瑠璃は浩二のいいとこしか知らないんだね」
瑠璃「…どゆこと?」
小雪「いつでも守ってくれて、わがままも聞いてくれて、なんだかんだ言って結局は優しくて…」

5年間のうち4年と11ヶ月は自分も浩二のいいところばかりを見せられていた、と話す小雪。なんでもないなんて言うけれど、いや、思わせぶりに伏線張り過ぎですよ、小雪さん。



さて、涼子の方。
瑠璃の代わりにと浩二が謝るのが気に入らない涼子。「あの人の為に貴方が謝るってことは、あの人と貴方は特別な関係ってことになっちゃって、それムカつく!」という構図は丸戸が大好きなものの一つ。

回想


子供の頃にした約束は、案外本気で覚えていたりするので甘く見てはいけない。という話。浩二と瑠璃はずっと一緒にいるという固い血の契約をしたのだ。それを破った浩二の罪は重い。

そんな話を聞かされて、自分には責任があって云々とか言われてしまうと、涼子としてはかなり複雑なわけで。勿論、表面的には母親の顔でソフトに受け止めるものの。

そして、涼子にキスを求めずに部屋に戻る浩二。引っかかる涼子。うーん。うーん。涼子が大人でいるのも大変だなぁ。



学校で野球部主将の沢田豊と再会。引退試合に来ていた可愛い女の子の話。その子は浩二の情報を事細かに聞いて行ったらしい。ピンと来た浩二。

浩二「…滲み出る性格の悪さ?小悪魔をちょっと腹黒くしたような言動?時おり見せる半白眼がラブリー?」

かおりを運転手にして、学校に病院にと浩二の「空白の一ヶ月」について嗅ぎ回る瑠璃。かおりは止めようとするものの瑠璃は聞かない。

かおり「瑠璃、お前、度を超すと…」
瑠璃「お兄ちゃんのことで…」
かおり「…?」
瑠璃「瑠璃の知らない秘密なんて、あっちゃならないことだから」
かおり「…止めたからな、私は」

忠告はするが強制はしないのがかおり流の関わり方。浩二の事情を知ってて、瑠璃が真相を知ったら苦しい思いをするのが予見できて、しかし瑠璃が浩二に対して持っている思いの大きさも分かる、という辛い立場だな、かおりは。

真相に辿り着いたらしい瑠璃が浩二に持ってきたのは成海大の医学部、ではなく病院のパンフレット。瑠璃の意図に最初に気付いたのは涼子。流石だなぁ。成海大病院はスポーツ医学に強いのだ。

瑠璃「ここなら治ると思わない?…お兄ちゃんの肩も」
浩二「っ!?」
瑠璃「また、野球始められると思わない?」

浩二の負傷は靭帯断裂。プロ野球を良く見る人は分かると思いますが、あの絶望感たるや…という感じの壊滅的故障。最近だと松坂大輔が肘の靭帯を切って苦労していますね。成海大に進学して肩を治すことを提案する瑠璃。

瑠璃「なんで隠してたの?お兄ちゃんのことで、瑠璃に知らないことがあるなんて、許せなくない?」
瑠璃「瑠璃が一番、お兄ちゃんのこと考えてあげてるでしょ?この家の誰も、お兄ちゃんの怪我、放っておいた。けど瑠璃は違うよ」

勿論、瑠璃には性格と年齢から来る視野の狭さと、それを自覚できない精神構造がある訳だけれど、自分の知らないところで自分の大切な人が苦しんでいたことを、何も知らずにいたという事実が瑠璃としては許せないのも、その時浩二の周囲にいた人がどうしてもっと浩二を助けられなかったのかという怒りが生まれてしまうのも、分からないじゃないよなぁ。

浩二の逆鱗に触れてしまった瑠璃。浩二は「何も知らないくせに俺を助けてくれた人たちを悪く言うな」と言うけれど、それなら瑠璃は「知らせてくれなかったのは浩二だ」と思うかもしれない。

さらっと流すと瑠璃の性格の悪さが目立ってしまうかもしれないけれど、瑠璃がこういう極端な行動に出たのも理由がある訳で、浩二を怒らせてしまった瑠璃がもう少し可哀想に見える書き方だったら、もっと良かったかなぁと思ったり。



昭帰宅。得意ゼリフ。

昭「そりゃ浩二が悪いね」
小雪「うん、浩二が悪い」
かおり「とことん悪いね」

だよね、浩二が悪いよね。ちなみに、この一連の流れで七回「浩二が悪い」と言われています。ということで翌朝早くに瑠璃と仲直りをしようということに。と、まー、フラグですよね。当然のごとく瑠璃はフローリアス樹ヶ丘から姿を消していた。バゲット一本を持って。

ヘンゼルとグレーテル式に行く道々20mごとにパンくずを落としていく瑠璃。浩二は流石に長い付き合いだけあって、瑠璃の意図を完璧に読み取る。浩二の言うとおり、パンくずを落としていくのは兄のヘンゼルの方ですね。

小雪「瑠璃の考えてること、すぐにわかるんだね」

過ごした時間にして単純計算で倍も離されている小雪は、瑠璃に対して劣等感がある訳で。何度も言うようだが、それは二人が同じ土俵に乗っているということの証明でもある。

小雪「あたしはね…ずうっと嫌いじゃなかったよ。あの娘のこと」
浩二「…そうなの?とてもそうは見えなかったんだが」
小雪「そりゃ…お互い譲れないモノがあるからじゃない?」
浩二「ふ~ん、そうか」
小雪「そこは流すところじゃない」

浩二が「何だそれ?」って聞いて、小雪が「教えない」って笑うぐらいの遣り取りがしたかったんだろうな、多分。瑠璃と小雪と性格がいかに水と油であろうと、同じ物を同じように見ている以上、親近感を抱いてしまうことは避け難い。

さて、パンくずを追跡する浩二。折り悪く大雨。

流石の瑠璃も計算外。知らない土地で一人きりで、大雨で雷まで。いかに瑠璃が邪な少女であろうと、不安になるというもので。

涼子「瑠璃ちゃんは利口な子だから、大丈夫よ」
小雪「違うよ…」
涼子「え?」
小雪「瑠璃、限定的にバカだよ…ある特定のことに見境ないよ…」

瑠璃を案ずる小雪。やはり同じ匂いを感じ取っているんだろうな。しかし、小雪は良い奴だ。


ようやく、瑠璃のところに辿り着いた浩二。

瑠璃「この、雨に打たれて寒さに震える美少女ってのが保護欲をそそるんじゃない」
浩二「演出に凝るのもいいが、それで死んだら本末転倒だぞ」
瑠璃「瑠璃は死にましぇん」
浩二「いやこのままだと死ぬって」
瑠璃「奴隷のために死ぬのはご主人さまの本懐…」
浩二「俺はアンクルトムをも超える逸材…?」

丸戸は101回目のプロポーズ大好きだな。ダメ恋でもネタになってたし。『アンクル・トムの小屋』は黒人差別を描いた小説で、南北戦争の引き金になった。アンクル・トムを慕っていた元主人のジョージもトムのために死ぬまではしなかったからなぁ。。。

雨宿りする二人。しかし、昨晩のことはまだしこりとして残っているわけで。謝る浩二。自分だけが悪いのであって、涼子もかおりも小雪も昭も先生も野球部の連中も、皆悪くないのだと言う。

浩二「わかった?」
瑠璃「…相変わらず、お兄ちゃんの世界が広いってことはね」

浩二の世界が広がっていって、その分瑠璃と浩二の時間は減っていって。自分の知らない浩二が増えていくのが瑠璃には辛かったことだろう。

瑠璃「瑠璃のいないとこで夢を見て、瑠璃のいないとこで夢に破れて」
瑠璃「瑠璃のいないところで、けどみんなのいる場所で笑って、泣いて…」
瑠璃「瑠璃のいないところで、みんながお兄ちゃんを好きになって…」
瑠璃「気に入らない…全部、気に入らない」

瑠璃の悲鳴のような言葉に対して浩二が出した答えは「なら、罰を与えろ」。瑠璃は「奴隷のために死ぬのはご主人さまの本懐…」と言っていたけれど、そんな主人に対して身を切るのも奴隷の面目躍如ということか。もう少し素直に言えば、瑠璃を傷つけた咎を受けるという宣言だな。

瑠璃「あ、あれは瑠璃だけが悪いんじゃないよ!二人とも脛に傷持つ身なんだからっ」
浩二「なんでだよ?涼子さんにも小雪にも、随分良くしてもらってるだろ?」
瑠璃「そ、それはそうだけれど…けど、お互い譲れないものもあるわけで」

脛に傷持つ、か。息子同然の存在と恋仲になってしまった涼子、思いを告げないままだらだらとなし崩しを狙っている小雪、幼い頃の約束を信じ続けている瑠璃。後暗さは似たようなものか。いや、小雪が少しマシかな?

浩二「それ、小雪も言ってたな。一体何のことだ?」
瑠璃「…はぁ」
浩二「なんだよその溜息は…」
瑠璃「敵ながら同情するわ、小雪には」

きっと小雪も同じように、こんなにも執着しながらその理由が伝わっていない瑠璃に同情しているんじゃないかと思う。互いに苦しみが分かるというのが、二人が仲良くなれたポイントかも知れない。

特に意識もせずに瑠璃の紫色になった唇に触れ、額をくっつけて熱がないか確認する浩二。天性の女たらしである桜木家の血。流石の瑠璃も呆れる。そうだと分かっていながらまんまと引っ掛かってる瑠璃は重症だなぁ。

瑠璃「どこまでその気なの?」
瑠璃「いつの間にそんな“悪い男”になっちゃったのお兄ちゃんは…やっぱり血なのかなぁ」

多分正解です。
無意識に迫ってくる浩二に翻弄されながらも、自分を奮い立たせる瑠璃。何せ瑠璃にだって同じ「たらしの血」が流れているのである。頑張れ瑠璃。(何故か手に汗握りながら)

瑠璃の反撃。手が冷たいから温めたい。ということで浩二のズボンを下ろして…。おぉ、攻めるねぇ、瑠璃。流石は桜木家の血縁だ。

瑠璃「前にこうしたとき…出たよね?あの時はおしっこだと思ったよ」

瑠璃の思い出話。昔、瑠璃が触った時に浩二は精通を迎えたらしい。年下の女の子に触られて、しかも顔射で精通か。やはり桜木家の男は違うなぁ。で、昔と同じように逆も、ということで浩二に触らせる瑠璃。

瑠璃「契約によると、さわらせてくれたら、さわらせてあげないといけない」

五年前触った時と殆ど変わらない瑠璃の性器。しかし、瑠璃の反応の方は随分と大人の女性になっていて。その反応が浩二のタガを外していく。瑠璃の方は処女を浩二に捧げる-この言葉のこっ恥ずかしさは異常だ-気満々な訳だが、流石にそこまで浩二は心の準備をしていない。

浩二「奴隷に初めてを捧げる主人なんざ聞いたことないぞ…」
瑠璃「新機軸だね」
浩二「なに考えてんだよお前…」
瑠璃「お兄ちゃんのこと。寝ても覚めてもお兄ちゃんのこと」

これを以って瑠璃の告白と考えても良いかも知れない。これまで示唆するセリフはあったけれど、実際に明言に近い形まで言葉にしたのはなかったような気がする。

浩二としては、瑠璃を抱くのはまんざらでもないわけだが、浩二には涼子がいたりする訳だし、そうそう簡単に「はい、いただきます」とはならないわけで。かてて加えて浩二はちょっと思い切りの悪いところもあるし。

瑠璃「だったら、瑠璃を傷つけずに断ってごらんよ!」
瑠璃「無理やりお兄ちゃんのことさわって、自分で脱いで、さわらせて、一生懸命興奮させようとして…」
瑠璃「騙して、騙して、何度も嘘ついて、なだめて、すかして、心がついてこなくても、問答無用で体が反応するようにして」
瑠璃「そこまでしておいて断られても、全然悔しくもなんともない…」
瑠璃「それどころか愛されてる~なんて幸せな気持ちになれるような、そんな気の利いた逃げ口上言ってみなよ!」

自分と浩二の種明かしを同時にしてみせる瑠璃。ここまで来てしまった瑠璃にこれ以上の策略はない訳で、あとはもう「逃げられるものなら逃げてみろ」と言って正面からぶつかるほかない。健気だ。

浩二「ギンギンになった…瑠璃の誘惑に、完全に引っかかった」

ついに敗れる浩二。止めの一撃になったのは、瑠璃の健気な涙。そうだよなぁ。涙は女の武器とは言うものの、本当に威力があるのは武器のつもりで使ってる涙じゃなくて、自然と溢れてしまう奴なんだよな。

いざとなると、浩二になされるがままの瑠璃。キスをねだる瑠璃を浩二は雛鳥に例える。或いは、カラカラに乾いてしまった鉢植えかもしれない。手入れがされない鉢植えの植物は荒々しく育ってしまうものだから。どちらにせよ、それを生んだのは浩二との五年間の別離だろう。罪な男だぜ。

瑠璃「るりが、ほしい?」
浩二「欲しい」

最後は作戦も何もあったものではなかったけれど、瑠璃は浩二にそれを言わせることに成功した訳で、偉大な成果といっても良いかもしれない。

ついに瑠璃の中に入っていく浩二。瑠璃は傷付けて犯して征服してしまいたいけれど、抱き締めて守ってやりたい存在でもあって、いや、それは愛というのだよ、浩二。

瑠璃「も、もうおにぃちゃんわ、るりからはなれられないょ」
浩二「…そうだな」
瑠璃「っ!?あ、あのっ、あのっ、…ほ、ほんとぉ!?」
浩二「さあ?何が?」

事後、呂律の回らない瑠璃の、あまりに幸せそうで、あまりに締まらない勝利宣言。良いね。


今日はここまで!!
このブログにいらっしゃる方の検索ワードトップは「パルフェ」なんですが、ヒロインの名前だとどうかなと思って集計してみたんですね。そしたら・・・

1位 恵麻
2位 かすり

マジですか。玲愛と里伽子は同率三位。
さて、クリス編の後半行きますよ。
もーねー、メッチャクチャですよww


第6話「ザ・ファーストフード・エージェント」
藤枝家居間。
“のもさん”の「思わせぶりTV」に出ているクリス。

のも「それで、つい最近やっと思いを遂げることができた?」
クリス「Sure!Darling、やっぱり優しかったネ…今でも身体が覚えてるデス」
涼子「………」
小雪「………」
瑠璃「………」

そりゃ、衝撃を受けますよね。涼子もまさか、あれで逆転されるとは思わなかったに違いない。

のも「他の姑さんさ小姑さんたちは?どう?奥さんに辛く当たったりしない?」
涼子「姑…」
小雪「小姑…」
瑠璃「あの…鬼嫁」
浩二「ちょっ、ちょっとみんな!」



冬には遠いはずなのに、零下の気温を観測する藤枝家居間。既に気楽な立場になったかおりがオチ要員か。「思わせぶりTV」を見ていた謎の人物。おいおい、ここに来て新キャラ使うの?マジで?



梨恵のもとを訪れるクリス。結婚式のご相談。すげーな、クリスは結婚式の予算50万ドルだってよ。どんだけセレブだww

梨恵「そうよ大変なのよ!いっつも赤字覚悟のギリギリで勝負してるの!そこんとこ認識してよね」
クリス「リエ…良心的デス」
梨恵「そんなときに、50万ドルの仕事よ?日本円にしたら平気で5千万越えるのよ?社員旅行がハワイになるチャンスなのよ!?」
クリス「…I see ワタシが間違ってマシタ。思い切り派手にヤリマショウ、リエ!」

中小企業の経営者らしい梨恵の叫び。しかし、50万ドルが5千万円超えてた時代が懐かしいですね。今だと3800万くらいか。ちなみに、思い切り豪華な結婚式の案は新郎(予定)により却下されました。

クリスの周囲にちらつく謎の男の影。その正体やいかに!?てか、このゲームでそういう感じの話必要ですか?www



やってしまったのは後悔はしていないし、浩二としてもそれなりの責任は感じている訳だが、結婚とか言い出したり、テレビに出たりと舞い上がり気味のクリスを嗜める浩二。勿論、それを聞くクリスではない。

と、そんなところに届く「ジャバザハットかただ」の荷物。えーっと、某九州の通販会社?注文した覚えのない荷物。カチカチという音。思いっ切りベタですが、これは…

クリス「Time bomb…時限爆弾ネ!」

解除するから避難しろというクリス。えぇ?ままらぶってそんなゲームだったっけ?

クリス「ワタシはdarlingを守るために日本へ来たデスよ?」


あれ?ちょっとカッコイイぞ。許嫁説とボディーガード説の2つがあるのかと思ったら、両方なのか。そういや、結局クリスが何者なのか分かってないぞ。

タイミング良く昭が帰ってきて「お土産のアイスの保冷剤」と言って液体窒素を渡してくれる。いや、絶対それおかしいだろww液体窒素で爆弾をって…某コナミの潜入アクションだろ、それも。

さて、爆弾解体が成功したところで何なのこれはという話。クリスは浩二が狙われていると言うけれど、浩二は心当たりが全くないわけで。



翌日。クリスは浩二と一緒に出かけて、刺客が来たところを返り討ちという作戦に決めたらしい。えーっと、せ、積極的で結構なんじゃないですか?苦笑



銀行に口座を作りにきたら、現れた謎の男。“皮肉屋”ニックだとか。マクドウェルのライバルチェーン「バーガークイーン」のエージェントって…ハンバーガー屋のエージェントって何!?



で、銃撃戦に。銀行強盗に続いて二度目のドンパチに巻き込まれるパソナ銀行樹ヶ丘支店が可哀想。あと、浩二が可哀想。

頭に血が上ったクリスをどうにか宥めることに成功した浩二。やっと話が進む。標的は浩二ではないと告げるニック。つまり…

クリス「むしゃくしゃしてやった、相手は誰でも良かった?」
ニック「……違いますな。通り魔か何かですが、私は?」

何故かこのセリフだけ全くカタコトしてないんですよねwwで、はい、普通に考えたら標的はクリスってことになりますよね。

クリスが狙われる理由、それはクリスがマクドウェルの創業者一族の生き残りだからだったのだ!な、なんだって~!?と、言う訳で、程良く情報提示をしてニックは去る。都合良いなぁ、おい。



さて、家に帰って昭を問い詰める浩二。ストーリーの山場だし、そろそろダディの良い話がある頃じゃないか?

昭「事情を知ると、放っておけなくなるぞ?」
浩二「もう巻き込まれてる」
昭「巻き込まれるのと、飛び込むのは違う…前者はいきなり死ぬし、後者は覚悟して死ぬ。どっちが怖いと思う?」
浩二「…話せよ」
昭「…了解」



てかさ、昭は一体何者なのかってのは説明してくれないの?ww浩二の要約「ハンバーガーチェーンのシェア争いが血で血を洗う抗争に発展」とな。なるほどー。いや、全く納得できないが。

昭「正体が知れてしまった以上、ここにも居させることはできないな…今度はアマゾンの奥地辺りにでも逃がすか」
浩二「部族の長の息子が許嫁でしたってか?」
昭「まぁ、そういうわけだから…今回の縁談は、なかったということで」
浩二「………」

浩二とクリスの関係がこんなに深くなる前だったら、別に良かったのかも知れないが、今の浩二が「はい、そうですか」とクリスを送り出せるはずもなく。

離婚届を持ってクリスが浩二を訪ねてくる。自分のせいで皆に迷惑をかけるわけにはいかない、とのこと。まぁ、そうなりますよね。ちなみに日本の民法上、婚姻が成立していなければ離婚も出来ません。家族法を勉強するなら内田貴の民法4を。

クリス「Darling…最後に、抱いてほしいデス」
浩二「こら待て、最後ってなんだ?」

家族の迷惑は仕方がないことだし、どうにかなるさと楽観的な浩二に対して、珍しく深刻な様子のクリス。さて、浩二、こういう時にかける言葉で男の価値は決まるぞ。

浩二「抱くのはイエス。最後ってのはノー。俺たちは…これからだって、何度もエッチすんだぞ」

くそう、やはり浩二は桜木の男だったぜ。カッコイイぞ、浩二。あ、そういえば涼子との件はどうなったんだ。もう面倒くさいから流しの方向ですかね?乱暴だな、おい。

Hシーンで泣いてるクリスは何か最後っぽいよね。




最終話「ダーリンにおまかせ」
翌朝。浩二の寝顔に別れを告げるクリス。
「Good bye……my sweet darling……」

小雪に叩き起こされる浩二。
お、久々の登場だな、小雪も涼子もかおりも瑠璃も。クリスが残していった手紙を渡される。『精算してキマス。クリス』とな。何故手紙でもカタコトなのかは聞くな。

かおり「昨日はこっちには戻ってきてないんだよね。てっきり浩二のとこに行ってるんだと思ってたんだけど…」
浩二「いや、それは…」
涼子「ふ、ふ~ん…」


怒りの炎に燃えながら部屋の空気を凍り付かせる涼子。あ、やっぱまだ全然解決してないのね、その辺は。

五階住民総出でクリスの捜索。と、そこに現れる謎の新キャラ!?てかさ、最終話だってば!新キャラ出すなってば!!あ、マクドウェルのキャラクターなの?って見れば分かるわ!!



クリスの行き先を知っているらしい謎のピエロが浩二に問う。クリスを守る覚悟はあるのかと。

謎のピエロ「全世界のファーストフード業界戦争に足を踏み入れ、さらに命の危機にも晒されることになる。お前に、もう普通の日常は帰ってこない。しかもそれは、最高の結末を迎えた時でもだ」

ごめん、良い加減しつこいと思うけど、もう一回だけ言わせて。シェア争い、どんだけ激しいんだよww

謎のピエロの名前はロナウドらしい。何か中南米っぽい名前だな。クリスが港に向かったことを告げ、浩二に武器として金属バットを渡す。バットで戦う主人公。マザーシリーズか、ひぐらしか。



さて、場面変わって港。ニックとクリスの決戦。
え、いや、だからさ、こういうゲームだっけ?違うよね?ww



さて、クリスが劣勢になったところで現れる浩二。更にロナウドも現れてクリスを助ける。“地獄の道化師”ロナウドだそうです。もうツッコミ疲れたよ。


ロナウド「You! Get out!」

某王手ハンバーガーチェーンのキャラクターのパロディネタのパロディ。懐かしいですね。てか、ロナウドすげえ強い。

追い詰められたニック、クリスへとナイフを投げる。それをバットで打ち返す浩二。おお、やるじゃん、主人公。

勝負が付いたところで、更に現れる新キャラ。クリスの母親スーザン登場。浩二にも「この期に及んでまだ新キャラ」って言われてるぞwwで、ロナウドが引っ込んだと思ったら出てくる昭。てか、声一緒だし。。。



浩二は母親のスーザンにも認められて、いやー、よかったよかったという話。てかね、このシナリオは考えたら負けですね。



浩二からクリスに渡される紙切れ。昨日クリスが浩二に残したものに似てるけど、ちょっと違うやつ。

浩二「言っとくが、それ離婚届じゃないぞ。似てるけど」

ここで流れるべきはホイットニー・ヒューストンの「オールウェズラブユー」だろうな。エンダアアアアアアアイヤアアアアアアアアアアア!!いや、本当は別れの歌なんだけどね。



セックスでヒップを叩くwww洋物AVかwwww



さて、クリスと浩二の式当日となりました。場所はマクドウェルなのね。50万ドルも予算がありながら何とも慎ましい。

涼子「かっこいいわよ。本当、クリスが羨ましいぐらい…うふふふふふ」
浩二「ひぃっ!?」
小雪「マ、ママ?ママ、笑い方が怖いわよ?」
涼子「冗談よ。浩くん…おめでとう」
浩二「涼子さん…」
涼子「幸せになってね…わたしの、可愛い子」
浩二「………涼子、さぁん」

字面だけ見ると、何だかんだまとまった感があるんですが、涼子のセリフの三点リーダのとこに何故か雷鳴がwww

小雪「ママ、頑張ったね…クリスのドレス、凄く綺麗」
涼子「そりゃ、浩くんとクリスのためだもん。頑張ったわよ~、自分のことみたいに…うふふふふふ」

ま、全然解決してませんね。



「家族」が揃っての記念撮影。クリスを除く女性陣は複雑な心境のはず。

瑠璃「…小雪、笑ってる?」
小雪「ど…どういう意味よ。だいたいそれを言うなら瑠璃だって…」
瑠璃「瑠璃は笑えるもん。…将来お兄ちゃんが写真を見たら背筋が凍るくらい素敵に」
かおり「…今さらながら、無駄にモテてるねぇ浩二。まぁ、素直に祝うしかないんだけどさ…ねぇ涼子さん?」
涼子「そ、そりゃあ…祝うわよ、家族のめでたい席なんだし…」
かおり「無理しちゃってまぁ…」

瑠璃の問に対する小雪の答えは、自分と瑠璃とを浩二に対して同じレベルに置いている訳で、この段階に至ってやっと間接的にでも白状するか。



涼子、瑠璃、小雪はともかくとして、クリスを支援する側に回って諦めたはずのかおりも、結構複雑な顔して写ってるなぁ。

浩二「…待て、今のなんか、おかしくないか?なんでロナウドとオヤジがいるんだ?」
たしかに!!


えーと、クリス編はとにかく「細かいことは気にするな!」っていうノリでして、この破壊的なノリを楽しむのが正解なんだと思います。で、たまに見えるクリスの可愛げを楽しめば良いかと。書いてる丸戸も息抜きのつもりだったんじゃねーか?苦笑

今日はここまで!
さて、ままらぶプレイ日記第二弾。
今日はクリス編の分岐前までやっていきます。

クリスティーナ・ホステトラー CV:カンザキカナリ
秋月家に居候しているアメリカ人。浩二の父である昭とクリスの母であるスーザンとの約束により、浩二とはフィアンセ。能天気な性格でカタコトの怪しい日本語を操る。ハンバーガーチェーンのリーディングカンパニー「マクドウェル」の総裁の娘。すぐに銃を撃つのが悪い癖。

えーっと、かおり編とは違って、考えたら負けって感じのシナリオなので、ノリで進んでいくのが良いんじゃないかと思います。だんだんクリスが可愛いような気がしてきたら勝ちです笑



第1話「ファミリー555」
未登場なので飛ばしましてー。

第2話「アメリカン・フィアンセ」
主人公が全く知らないうちに決まっていた許嫁が現れるというベタな話。昭からの国際電話(BGMに銃声付きww)で大切な客人の来訪を告げられる浩二。という訳でクリス襲来。

浩二「あ、赤い靴の女の子!?」
クリス「………」
浩二「違った…異人さんの方だ」

赤い靴履いていた女の子~♪って歌、ご存知でしょうか?大正年間に作られた古い童謡で題名は「赤い靴」とそのまんまなんですが、内容がノンフィクションと言われてたりしまして色々話題の豊富な歌です。



で、クリスに唇を奪われてしまう浩二。それを目撃する小雪。ちなみに、小雪が持ってるのは浩二と涼子と小雪と三人で出かけるということで、浩二に着せようとしていたTシャツ。日の丸柄ってどうなのよww

小雪「全員着席!只今より、桜木、藤枝、秋月家合同家族会議を開催します」

クリスと浩二のキスは小雪の逆鱗に触れたようで、合同家族会議というか異端審問というか刑事裁判というか。。。手短に説明するように言われて、先ほどのCGが表示される。手短!分かりやすい!!

風呂上がりクリス。服は涼子が洗濯してしまったのでタオルを身体に巻いただけ。取り敢えず、浩二とクリスが初対面であることが分かる。

クリス「今日からはクリスティーナ・サクラギになるデス」
クリス「コージのオヨメサンなるべく、やてキマシタ」

と、いうことも分かる。なんだそれww一様に複雑な表情を浮かべる女性陣。浩二も顔が引き攣る。ヘリコプター(?)の音と共に帰ってくる昭。

昭「…誰の通夜?」

いや、この空気はあんたのせいだからな。



クリスは浩二のフィアンセらしいんですが、それを説明する昭の昔話。
アメリカ中部にいた頃、昭は人妻のスーザンに恋をしたんだけど旦那の方に負けて、日本に帰る時に昭の息子とスーザンの娘を結婚させようという約束をした。という話が、何故か全編アメリカというより日本の中部訛りで語られる。



ちなみにこんな感じ。背景エビフライ。丸戸大好きな東海ネタ。

クリス「初めてコージに会って、確信シマシタ。彼コソ、私の運命のヒトだと」
小雪「うぐ…」
涼子「………」
かおり「…(ずず)」

思惑それぞれの五階女性陣。涼子が意外と戸惑ってるのは、やはり浩二には同じ年回りの女の子が良いんじゃないかと思う親心的な部分との葛藤だろうか。

クリス「アレックスパパ…私、幸せデス。Darlingは、少し不器用だけどとても優しい、gentlemanネ」
昭「いやそれがベッドじゃ獣」
浩二「いつ見たなに見た何時何分何曜日!?」

昭はこの場を面倒臭くしたいのかwwwお前って奴は、お前ってやつは…。



アメリカの危ない側面からちょっとばかし濃厚な影響を受けて育ったクリスは、お皿が割れた音ぐらいのちょっとしたことで銃を抜いて暴れてしまう、ちょっと危ない女の子。そこも可愛いよね!←



浩二と涼子の深夜ベランダ密会。
自分とクリスは何でもないんだと必死に弁解する浩二。そりゃ、涼子も頭では納得できているだろうけれど、それが精神的にどうかってのはそれとは別問題な訳で、一人で日本にやってきて不安なこともあるだろうからクリスに優しくしてやれと言いつつ・・・



こういう結論になるわけで。難しいねぇ、女性って。



翌日、小雪と浩二の学校に押しかけて暴れるクリス。これの前の由香と浩二と小雪の遣り取りはお気に入りなんですが、こっちは小雪ルートで書きます。



風呂場で背中のみならず色々と流されそうになる浩二。元凶はかおり。日本の一部で有料で行われる入浴方法を一般的なものとして教えてしまうのはちょっと…。



涼子の職場でまたも大暴れ。

涼子にまで迷惑をかけたということで合同家族会議第二弾。
今回の被告はクリスティーナ・ホストラー。浩二の私室への立ち入りと外出時の半径50m以内への立ち入りが禁止されることに。反省して受け入れるクリス。ちょっとしおらしい。



買い物帰りの涼子と学校帰りの浩二が遭遇。そこに危ない運転の自動車が。浩二が感じる違和感。これまで、ちょっとした危険でも現れては浩二を助けてきた-結果的により大きな被害を浩二は受けたけど笑-存在が姿を見せない。



で、帰りに寄った銀行で強盗の人質になる涼子と浩二。必死の説得で投降を決めた犯人、というところで突入してくるクリス。鬼の形相。てか、ほのぼのADVとは思えないCGだなww



来た!見た!勝った!で、主人公とヒロインがキス。アメリカ映画バンザイ!!っていやいやいやwww生中継のテレビにばっちり映ってしまいましたよ、と。



「浩二が狙われている」という話。
昭から明かされるクリスと浩二の真実。実はとある財閥の一粒種である浩二を護衛すべく派遣された諜報員、それがクリスティーナ・ホストラーの正体だったのだ!!というハリウッド臭い筋書き。



昭「…こうして冷徹な殺人マシーンだったクリスは、私の催眠術によって浩二に一目惚れをする。しかしいつしかその偽りの想いは…」

勿論、こんな与太話が浩二を納得させるはずもなく。で、結局クリスって何者なの?クリスルート以外だと思いっ切り放り出して終わっちゃうんですよね。




第3話「Dear my sinister」
完璧な偶然を装って浩二との五年ぶりの再会を果たした瑠璃。左下のカット、この暗黒面の表情が大好きです。



昭「僕の父とは腹違いの叔父貴の愛人が叔父貴に内緒で生んだ女の子が、三番目の旦那さんとの間に授かった子でね」

という訳で、一応瑠璃は浩二の親戚ということになります。どんな家系なんだ桜木家はww瑠璃は虐待父から逃げ出してきたという設定で藤枝家に転がり込むことに。勿論それも瑠璃の計略な訳で、お父さんはとっても良い人な訳ですが…。



浩二は瑠璃の奴隷なので以上のような扱いを受けてるんだけど、その権力関係の原因がどこにあるかというと、どうも一枚の写真のようで。

瑠璃の採点だとクリスは危険度Aなので、Sの涼子、A+の小雪に次いで三番目。なるほどねぇ。



瑠璃の「浩二を樹ヶ丘にいられなくさせる」作戦。下着泥棒編は浩二の舌先三寸とかおり・涼子の連携プレーで失敗。続いて夜這い編。



そういえば、クリスって寝間着も星条旗Tシャツなんだな。星がかなり足らない感じだけど。

この場への対応の仕方というのが女性陣のキャラが出ていて楽しいですよね。積極的に問い詰めるけど激昂した涼子を落ち着かせようとするとか、クリスのマイペースなところ案外気遣いしいのトコが出てますよね。



かおりの策略でどうにか立場を守った浩二。でも、小雪とクリスは瑠璃を追い詰めた浩二を責める。お前ら良い奴だなぁ。。。ここで涼子が普通に安心してるのとか、見落としがちだけど大事だよね。ちょっとしたトコで涼子は浩二への思いが見える。



第4話「こちらオータームーン出版社」
瑠璃から逃れるためにかおりの使い魔になった浩二。手を火傷したせいで仕事が出来ないかおりのアシスタントを務めることに。

涼子「アシスタント?」
小雪「口述筆記から電話応対、FAX、コピー、身の回りの世話まで、だって」
クリス「Oh! シモの世話マデ!?」
小雪「その聞き違い絶対わざとでしょ」



なんか、クリスの日本語知識がどんどん歪んでるような気がするぞ。しかし、この短期間でクリスを文化的に侵略するとは秋月かおり恐るべし。

クリス「カオリ二Suggestion Please!『ワタシのコージを取るな!』と伝えてクダサイ!」
涼子「わ、わたっ、わたしのっ!?」
クリス「Yes! ワタシのコージね!」
涼子「そ、そそ、そんな…え?一体どうして…?」
小雪「ママ…?」
瑠璃「日本人の国際コミュニケーション能力の欠如…とはあんまり関係なさそうな勘違いよね」

人称に関してルーズな日本語だとこういう勘違いがしばしば・・・いや、起こらないですけどねww全く他意がないクリスと、狼狽える涼子の対比が良い。

フローリアス樹ヶ丘五階女性陣の代表として、浩二を独占するかおりに抗議する涼子。ま、瑠璃の腹話術人形なんですけどね。

瑠璃「目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には彼の赤ん坊がいるのよっ!」
涼子「め、目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には…っていやだぁぁぁっ!?」
クリス「ソ、ソウだったデスか、リョーコ!?フィアンセのワタシを差し置いテ!」

浩二と涼子の関係が分かっている瑠璃とかおりにとってこれは面白いジョークだし、浩二と涼子の関係なんて想像の範疇にない小雪にとっては根も葉もない話だし、素直なクリスにとっては衝撃の事実だし。

かおりの引越し計画発覚。緊急家族会議。今日まで誰も知らなかったことにショックを受けるフローリアス樹ヶ丘五階の面々。

クリス「No…Roommateのワタシにも内緒デスか?カオリ」
かおり「悪い…で、そうなったとき、クリスの受け入れ先だけどさぁ」
クリス「今はソンナ devils ガ laugh デ petit ナ problem ハドウデモいいデス!」

鬼が笑うのは来年の話なんですが、どうもかおりは来年を待たずに引越しそうな。。。



一人でホテルに篭って仕事を続けるかおりを助けに行った浩二。三日三晩二人きりで、どうにか締め切りに間に合わせる。ここでうっかりするとかおりルートなんですが、今回はクリスルートなんで、何もなく帰ってきてもらいます。ちなみに、帰るとかおりのオナニーシーンが入る。流石は色気担当。最後まで全うしているww



帰ってきた浩二と寝ぼけた涼子の遣り取りは楽しいのだが、ここには涼子ルートで言及することにしましょう。

引越しを取り止めて、新車を買って帰ってきたかおり。浩二の何ともはっきりしない引き止めと、無意識口説きに負けた形か。意外と浩二に弱いからなぁ、かおりは。。。

かおり「浩二にも随分手伝ってもらったからね。しばらくの間、学校の送り迎えくらいやってやろうか?」
かおり「グラサンかけてケバい格好して『浩ちゃ~ん』て」

若いツバメと、ってほど浩二とかおりは年齢離れてないんだけどね。金髪の外人が弁当持ってきたり、怪しいお姉さんが車乗り付けてきたり、浩二君大変ですねww

かおり「さ、どこに行こうか?…家族揃って」

新車は7人乗りのワゴン。ドライなようでいて、結構湿っぽいというか温かいというか、いや、良い奴なんですよ、秋月かおりは。




第5話「花嫁大作戦」
さて、クリスルートへ分岐するのがこちらの第5話。浩二と上手くいくにはどうしたらいいかと一人思い悩むクリス。シェイクスピアの引用が出てきますね。古い英語を使ってて意外と本格的です。

「Oh, Koji, Koji, wherefort art thou koji?」
こちらのセリフはロミオとジュリエットから。

「To be, or not to be …Nonononono!」
こっちはハムレットから。

さて、結局クリスは誰かに相談しようと決めるわけだが、何かひどいイラストで各キャラクターが紹介されてて笑ってしまう。幼稚園児のクレヨン画かww


クリス「アレックスは駄目ネ。たぶん途中で相談どころじゃなくなるデス」


クリス「コユキに相談しても叱られるだけネ。…それにコユキ自身にも経験がなさそうだから問題外デス」
小雪「悪かったわね!」
って、独白とイメージで会話するなwww


クリス「血の雨が降るデス…ルリはやめるネ」


かおり「とりあえず私で相談に乗れることなら乗るけどね」
クリス「そうネ…カオリなら相談しやすいのは確かデス」
かおり「ま、独り言はそれくらいにして相談してみるってのはどう?」

かおりの部屋で長々と独り言をしていたクリス。独り言と会話をするかおり。良いなぁ、この頭良いのと悪いののコンビ。

かおり「さてと…んじゃ、クリスにも、私の越えられなかった壁にチャレンジしてもらおうか」

敗軍の将は兵を語らず、とはなりません。かおりは支援役に回ることに。戦術は良かったけど度胸が足らなかったかおりには向いてそうな役回りである。



かおりアドバイス1 手料理
テレビの料理番組を見ながら料理に励む初心者クリス。

最初に見たのは国営放送の『今日の料理』って…ツッコミどころ満載だな。まず、渋谷の某放送局は国営でなく公営。あと、音楽がマヨネーズ会社が冠についた3分クッキングのやつだし。

次に出てくるのは『ウーピー五分間クッキング』なんですが、何故か音楽は『くるみ割り人形』。

続いて出てきた『地球の料理ショー』の元ネタは「世界の料理ショー」でカナダの番組。グラハムとスティーブが会話するってネタは他のトコでも使われてたな。てか、洋物テレビ番組とか知らねえって。

『地球の料理ショー』の七面鳥丸焼きをかなり適当に真似するクリス。行き詰った末に違うチャンネルへ。色々混ざった結果大変なことに。



かおり「ホームコメディじゃないんだから」
いや、ホームコメディだぜ?



かおりアドバイス2 手作りプレゼント
藤枝家居間で何やら機械いじりを始めたクリス。

クリス「ワタシはこれでもスミスの資格持ちネ。アメリカに帰れば副業にもできる腕前デス」

えーっと、スミスってのは鍛治屋のことでして…。嫌な予感がしますね。クリスはパーツを取りに外出。そこに現れる昭。

昭「なるほど、護身用か…。しかし見たところバレルとハンマーがないな。小雪ちゃん、クリスはどこに?」

バレルというのは樽ではなく、ハンマーというのは金槌でなく。一般的には銃身、撃鉄とそれぞれ訳されますね。しかし、平和な日本で実銃見て全く慌てない昭のアメリカナイズぶりはやばいな。或いは仕事の経験上?

昭「ちょっとクリスに日本の法律を教えに行ってくるよ。じゃ」

うん、それは最初にやっておくべきことだったと思うんだよね。日本には銃刀法という法律がありまして、これによる銃規制が世界に冠たる治安の良さの一つの要因となっており云々。



結局かおりには手に負えず、涼子にお鉢が回ってくる。手っ取り早い方法がないことを学んだクリスは涼子から家事を習うことに。しかし、浩二のことをよりによって涼子に相談するというのは、能天気なクリスらしい手だよな。

クリス「Thank you very much!これでdarlingと無事に結婚できたら、最初にリョーコに報告するデス!」
涼子「そ、そう…なの…」
クリス「?どうしたデス?元気ないネ」
涼子「あ、ううん。何でもないのよ、何でも…」

まぁ、涼子としても流石に複雑ですよね。空気を読まずに突っ走ってしまうのが強いというのは、ダメ恋の姫緒ルートにも通じるよなぁ。そういや、姫緒を支援してたのは、かおりと同じく下世話キャラの夏夜だったな。

浩二「ただいま~今日の晩飯は…ク、クリス!」
クリス「Oh, darling…ワタシがdinnerなんて、いきなり言われると恥ずかしいネ」

ということで、クリスが夕飯の支度を手伝っているところに帰ってくる浩二からの一言。クリスの都合の良い(?)聞き間違え。そういうのは新婚さんになってからね。

なーんとなく小雪がクリスに厳しいのは、やはり浩二を巡って争う立場だからか。



それなりに上手く行った台所の手伝いに続きまして、ボタン付け。指を刺してしまったクリスに優しい浩二。ちょっと絆されてきたか?と思ったら、やり方を覚えて調子に乗ったクリスが浩二の制服のボタンをいじくり回した結果、シャツ全滅。おいおい。。。

さて、シャツを全滅させておいて気持ち良さそうに寝ているクリスを叩き起こすか、寝かせておいてやるか。

浩二「毛布借りるよ」
かおり「うら若き女性の部屋に無断で入り込んで、いきなり言う台詞がそれか?」
浩二「オナニーの最中とかじゃなかったからいいじゃん」
かおり「最中だったらどうするつもりだ」
浩二「そりゃ、また罪滅しするだけで」
かおり「…ベッドにあるやつ勝手に持ってけ」

んー、ちょっかいをかけたものの照れもしない。かおりは完全に敗北したことを感じたか?クリスに毛布をかけといてやる優しい浩二。

小雪がボタンを直してくれるというが、本人に直させると浩二は応える。なーんか、最近浩二はクリスに優しいというか、ちゃんと向き合ってるというか…。



クリスが立ち聞きした涼子と梨恵の話。どうやら大事なクライアントがデザイナーも交えて話をしたいと言ってきているらしいが…。あぁ、なんだ、やっぱり見合いか。梨恵も自分のことを棚に上げて世話焼きなことで。

クリスから事情を聞いた浩二。梨恵は開き直って浩二を味方に引き込みにかかる。いやいや、知らないこととは言っても浩二に再婚を後押ししろって、ちょっとちょっと。

相手の男は商事会社の専務で年収一億かー。なかなか厚い壁だな。結構地に足着いてる方の浩二は割と経済力に気を遣う訳で、一介の学生に過ぎない自分の非力を感じて凹む。

浩二が凹んでる理由がちゃんとは分からないものの、しかし原因が涼子の見合いにあるということは分かるわけで、で、素直で優しいクリスの結論は。

クリス「お見合いをぶち壊すネ!」




クリス「Darling…嘘、ツイテマス。リョーコに、再婚して欲しくないって思ってマス」

意外と鋭いところがあるよなぁ、クリス。涼子の再婚は涼子と小雪、たった二人の藤枝家にとって大事な問題であって、周りが勝手に盛り上げるのは違うだろう、という意見も至極真っ当だし。

浩二「ありがとう…クリス」
浩二「お前…頭いいけど単純で、んで、いい奴なんだな」

そうなんだよなぁ、クリスはいい奴なんだよ。



さて、お見合い当日!
梨恵に渡された和服に着替え、相手の男高柳と引き合わされる涼子。察しが悪い涼子はここまで全く気付いておらず狼狽える。



ウェイターに変装した浩二が不味い料理を出して見合いをぶち壊しにするという、何ともあれな作戦。てか、威力業務妨害だぜ?しかし、高柳、案外取り乱さないな。流石は大物。

クリス「ダメダコリャ、次いってみよーデス」

染まり過ぎだってww『まずい料理でディナー台無し作戦』は失敗。続きまして『食事中に寝るなんて失礼ね作戦』発動。てか、こういう悪巧みを策略担当の瑠璃や知恵者のかおり抜きでやるのは無理があるような。

高柳「現在、お付き合いをしている方はおられますか?」
涼子「パス…というのは?」

躱そうとするもののスマートに見えて意外と強引な高柳に負けて質問に答える涼子。しかし、答えは「いいえ」だったりする。あれれ?浩二も狼狽えるってもんですよ。


という訳で『食事中に寝るなんて失礼ね作戦』は失敗。この肩をすくめたクリスの立ち絵好き。

『食事中に寝るなんて失礼ね作戦』は二段構え。クリスが吹き矢で直接高柳を狙うらしい。ダクトに潜り込む二人。おいおい、コナミの潜入アクションじゃないんだぜ?

クリス「リョーコがプロポーズされてもいいんデスか?」
浩二「もう、いいよ…」
クリス「What?」
浩二「これがさ…もしかしたら、一番いい選択なのかもしれないし」

さっきの「いいえ」が余程堪えた様子の浩二。無理もない。急に気持ちが萎えた浩二をクリスが叱る。てか、怒る。暴れる。狭いダクトの中で。ちょっとまずいぞ。



天性のジゴロの血が適切な解決策を導き出した!流石は桜木家の御曹司だ!!



ちなみに、こっちはダクトを出ようとした時のトラブル。浩二はどっちも「ごめん」と言うわけだけれど、クリスにしてみれば妻である自分に何故謝るか、という態度。一貫してるなぁ。

浩二「ふ、夫婦ったって、こういうのは合意が…」
クリス「アレバいいのデスね~?」

浩二の発言は自分が嫌な場合にいうような内容ではない訳で、クリスは最初っからOKだし、浩二が乗り気になっちゃったら、そりゃもう、合意は成立してますよねー。桜木浩二、語るに落ちたな。で、結局狭いダクトの中でお尻を揉み続けることに。

クリス「モット…触りたいデスか?ワタシの体」
浩二「う…」
クリス「Yes or no?」

ここでイエスって言っちゃうのが桜木家の男だぜ!イエーイ!!クリスが何か道具(多分ワイヤー飛ばして巻き取る、バットマンが使ってるような奴)を使ってダクトを駆け抜け、辿り着いた先はホテルの一室。

こうなってしまったらすることは一つなわけで。
“可愛い。おかしいな…クリスってこんなに可愛かったか?”っていう内心描写、何とも虫のいい話と言うか何というか…。

浩二の頭と同じくらいあるクリスのバスト。いや、待ておかしい。あ、当ブログはHなCGはカットさせていただく方針なのでお見せできません。いやー、残念残念。

いざとなると案外恥ずかしがるクリス。あれ?クリスってこんなに可愛かったか?とプレイしてるこっちが思ったり。言うかなぁって思ったら、やはり「comin'」って言いましたね。ちょっと笑ってしまった。すまん。

クリス「会ってから今までの中で、一番素敵ネ」
浩二「…そうか」
クリス「…I love you.」

ここでね、「俺も」くらい言いなさいよ、って思うものの、いや、でも、ついさっきまで涼子のことしか考えてなかった浩二がそれを言うのは不誠実なような。いや、でもやっちゃった訳だし。。。

かおりの時と同じく、割と突発的なあれで関係を持ってしまった訳ですが、かおり編と違うのはクリスの方は最初から態度を鮮明にしている点で、恋愛問題についてクリスに葛藤がない以上、浩二は涼子とクリスの板挟みで苦しんで欲しいですよね。

てか、涼子の見合いは結局どうなったんだ?投げっぱなし?

今日はここまで!
1  2  3  4  5  6  7  8  9 
Admin / Write
カレンダー
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
名前:ロロ
20年くらい前に生まれて大学生をやっている。法律書を持って家と大学を行き来するのが日課。法律学よりは政治学の方が好き。男性向けエロゲーやったり、BL読んだり、野球見たり、料理したり、演劇したりするのが趣味。好きな作家は丸戸史明と門地かおり。ノルマンディー公の方のロロ。
コメントとかはお気軽に。
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]