~A lack of Magic Point~ エロゲーとか芝居とかについて書いていくブログ。
さて、ついに来ましたよ、里伽子編。
全体の総括という意味も込めて、プロローグから全部書いていきたいと思います。文字数、また多くなると思いますが、よろしくお願いします。
○プロローグ
結城誠介からの電話。シャワーシーン。この辺はショコラのスタイルを踏襲。ファミーユをブリックモールに出店しないか、という話。悪質なセールス電話のようなスタイルなのはご愛嬌。
三つの位牌に手を合わせて、それから低血圧な恵麻の世話を始める仁。恵麻と仁がどんな関係かという面倒臭い説明が挟まる。仁と恵麻は血縁上は従姉弟であり、仁が恵麻の家の養子に入ったので法定血族たる姉弟であり、仁の実兄である一人(故人)と恵麻が結婚したので姻族たる姉弟でもある、と。
恵麻「ファミーユは“あの日”をもちまして、閉店させていただきました」
仁「姉さん…」
恵麻「長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。」
ブリックモールへの出店に前向きな仁。頑なにそれを拒む恵麻。ファミーユ跡地へ足を運び、ファミーユ復活への決意を固める仁。
説得~里伽子編~
里伽子「無駄」
速攻で否定される仁の決意wwここの演出、大変素晴らしい。暗転の間に15時間は経っていたらしいけど。
ファミーユ再建なら自分より先に恵麻を説得しろと言う里伽子。
里伽子「あんたのテクニックで骨抜きにするもよし、若さに任せて暴走するもよし、力と技でくるくる回すもよし。」
仁「父よ、母よ、兄よ、今の発言どう思う?」
仮面ライダーV3は僕が最も好きなライダーなんだけど、てか、里伽子は何を言っているんだww
里伽子の紹介。
“冷静に、冷徹に、冷たく、冷っこく言葉を紡ぐこの女”と仁は言っているが、いやいや…。大学のオリエンテーションの時に知り合って、その時から親しくなって早三年だとか。
里伽子「弱いね本当に。恵麻さんのこととなると」
恵麻「俺の姉さんだ。弱くて何が悪い」
里伽子「あたしに威張られても知らない」
この時、表情が不満気なのが全部終わってからだと良く理解できる。
※パンフレットに極限まで顔を近づける里伽子。最初は気付かなかったが、左手が使えなくなってコンタクトが入れられないから良く見えないんだよね。
お昼を食べない里伽子。勿論ダイエットではない。
説得~明日香編~
雪乃明日香
仁が家庭教師をしている教え子。女子校の三年生。胸が大きいww
明日香から質問された問題を里伽子に教えてもらって明日香に教える仁。ダメな奴だな…。しかし、八橋は国立大じゃないのか?受験数学出来てくれよ。
胸が大きくなったと急に言い出す明日香。急に何かと思ったら、新しく制服を作るのだろう、という話。つまりファミーユ復活に協力してくれるということ。明日香はいつだって積極的だ。
明日香「恵麻さんや里伽子さんに捨てられても、せんせには私がいるからね。」
語弊がある言い方だけど、この子の場合狙ってる可能性も否定できない。明日香の優しさに目頭が熱くなる仁。頼もしいなぁ、明日香。
説得~かすり編~
涼波かすり
ファミーユのパティシエール兼ホールスタッフ。何でもこなすユーティリティプレイヤー。これだけだと、真面目な器用貧乏タイプをイメージするんだけど、彼女は全然そんなことはない。軽いノリのてきとーなお姉さんって感じ。貧乳キャラ。ちなみに歴史ある和菓子屋の娘。
仁「かすりさんをください」
京都にあるかすりの実家を訪ねて、姉の紬に冷たくあしらわれながら出た一言。もの凄いベタだけど、こういうのが一番面白かったりするので仕方ないね。すっかりかすりの男だと勘違いされた仁。父親源一郎の癇癪を喰らう。
かすり「駆け落ちに決まってんじゃない。男が一度決めたんなら、何があってもやり遂げなさい。」
と、言うことで駆け落ちさせられる仁。災難だな。
さて、取り敢えず三人揃ってこれから頑張ろう。取り敢えずオープニングスタッフをもう少し集めなければ、というところで里伽子からの電話。
里伽子「諦めなさい。勝ち目、ないから」
仁「何言ってんだよ、急に?」
里伽子「今まであたしの指示に間違いがあった?」
ファミーユの目の前にキュリオが出店することを知らされる仁。で、キュリオとファミーユについての回想。翠が出てきて俺得。
仁「…アンティークメイド喫茶?」
里伽子「おっしゃる通りですご主人様」
仁「黙れ奥様。…って、へぇぇ、これが」
里伽子は仁の嫁もとい奥様、っと。ごめん、それだけww
ファミーユはキュリオを模倣した喫茶店。つまり、二番煎じ=second brew。オリジナルであり、圧倒的なブランド力を誇るキュリオを目の前にして勝ち目はあるのか?
里伽子「キュリオには勝てない…いえ、最初から勝負にならない」
重い足取りで帰宅した仁を待っていた恵麻。仁は夕飯オムライスなら作るけどなんて言って怒ってるっぽい様子に気付かないふり。本気で怒っている恵麻は仁を正座させる。
恵麻「説明しなさい」
仁「まずはチキンライスを作るんだけど…鶏むね肉とたまねぎとピーマンをサイの目に切って…」
恵麻「こら」
仁「いてっ」
恵麻「誰がオムライスのレシピを説明しろって言ったのよ?」
仁「やっぱ卵は半熟だと思うんだけど、どうかな?」
このギャグ、とても好き。怒った恵麻に叩かれて、痛がらないと怒られるからって、取り敢えず痛がる仁が可愛い。休学して授業料を開店資金に当ててファミーユ復活を図ったことがバレたらしい。
恵麻「私には・・・ここにいない人よりも、今、目の前にいる人の方が大事なの。」
仁はこの点の理解がちょっと足りてない節がありますよね。でもそれは、何でも出来て、自分の初恋の人の夫にまでなってしまった兄一人に対するコンプレックスの深さということなのかもしれない。里伽子や恵麻の説得にも関わらずファミーユを復活させると言って引かない仁。
ファミーユ本店がなくなってしまった経緯が説明される。放火で燃えてしまったファミーユ。日付が6月18日なのには意味があるのかな。この点をまだ考えたことがなかったから後で考える。
兄が作ったファミーユを自分が復活させるんだ、と仁は退かない。
完成したブリックモールを訪れ、自分の店を見に行く仁。
由飛の歌う「つまんない恋」が聞こえてくる。この歌、僕が里伽子好きだからか、仁と里伽子を歌ってるかのように思えるけど、多分他のヒロインが好きなら他のヒロインとの曲に聞こえるのかもしれない。
里伽子も店に来ていた。ファミーユのアイデアを見つけたのも、内装を手がけたのも、彼女なんだよな。思い入れが深くないはずがない。仁もそれが分かってるから、里伽子に無駄だって言われたくないんだよね。
帰り道。
里伽子を飲みに誘ったら“けんもほろろに断られた”仁。けんもほろろってなかなか使わないなぁ。
忘れ物をして店に戻ると、なぜかいる由飛。いや、誰よあんた。どう考えても怪しい、ファミーユ店員志望の由飛。歌声に負けて採用してしまう仁。おいおい、店長大丈夫か。
○10/10 第1クォータープロローグ
オープン前日の採用。夜を徹しての新人研修。ぼろぼろの仁はやってきたかすりに店を任せて、取り敢えず身支度を整えに店の外へ。
『天敵』花鳥玲愛との遭遇。
初対面から厳しい言葉を浴びせてくる玲愛。確かに、キュリオの店員である玲愛からしてみると「堂々とコピーを目の前に出店してくるとは」って感じでしょうから無理もない。売上勝負をすることになってしまった仁。いや、正直厳しいって…。
お約束、玲愛の忠告その1
「身だしなみは整えろ」
玲愛が「あ、それと…」って言う時の感じだけちょっと優しくて、これは彼女の優しさの発露と見て良いんだろうか。
朝礼
明日香「てんちょのえっち…里伽子さんに言いつけてやるー」
仁が由飛と手を取り合っていたのを目撃た明日香はそれを咎める。里伽子に言いつけるのは、正しいような、正しくないような。いや、でも、正しいな。
出会って恐らく半日近く経っているのに、名前をやっと聞いた仁。「由飛くん」という妙な感じの呼び方に。由飛ちゃんで良いじゃねーかよ。ダメなのかよ。
ファミーユで仁が「打倒キュリオ」のスローガンを発表している時、キュリオでも玲愛が「打倒ファミーユ」のスローガンを発表。何だかシンクロするんだよなぁ、仁と玲愛。
○10/10 いきなり配置転換(由飛強制)
開店早々行列を作りつつ、しかもスムーズに客を処理していくキュリオ。一方のファミーユは客が捌けないせいで行列が…。
原因は由飛。慣れてないということ以上の問題がある模様。由飛がショーケースのとこで働けないのは玲愛から姿を隠しているから、ということで良いんだろうか?
○10/10 怪しき隣人(玲愛強制)
由飛のことを思い出し、彼女の歌を鼻歌で歌ってみる仁。隣のベランダから笑われてしまう。これ、結構恥ずかしいよね。
で、隣人ってのは玲愛な訳です。ベランダ越しの遭遇。お互い仁と玲愛だとは分からず、普通に良い感じに隣人との会話をしたものの、顔を合わせるとすぐ喧嘩に。おいおい。同時に「騙したな」と思ったり「楽しくて良いお隣りさんだと思ったのに」と思ったり、何かとシンクロ度が高い二人。
お約束、玲愛の忠告その2
「煙草は味覚が鈍るからほどほどに」
○10/15 杉沢恵麻初来店(恵麻通常)
変装してファミーユの様子を見に来た恵麻を取材だと勘違いする由飛。期待が大きかっただけに、珍しく凹んでたのが可笑しい。
仁「ごめんね…愉快な姉さんで」
○10/19 成果あり?(かすり通常)
以前の店舗からの常連客を見つけたかすり。
かすり「くくくっ!食べてる食べてる~♪」
笑い方が邪悪である。
常連客が完食して帰ったことを喜ぶかすり。だけど仁はお会計の時に「前の方が美味しかった」なんて言われて、複雑な気持ち。
○10/23 憎みきれないろくでなし(由飛通常)
タイトルは沢田研二のシングルから
まだまだ未熟者の由飛は注文を間違えることもしばしば。しかし「こちらのメニューも試してみませんか?」なんて言って押し切っちゃう辺りが何とも…。ショコラでも美里が似たようなことやってたっけ?
かすり「このまま使い物にならなかったとしても、仁くんが責任取るのよね?」
仁「責任ってどうやって?」
かすり「リカちゃんとはちゃんと話しなさい。場合によっては慰謝料も…」
どうやら、かすりの中では本妻里伽子に愛人由飛みたいな感じらしい。あながち間違っていないような、そういう問題じゃないような。
○10/25 隣は何をする人ぞ(玲愛通常)
キュリオを覗き込む玲愛。その玲愛が気になって話しかける仁。
玲愛「言っておくけどね、私は、あんたの店がどれだけ繁盛したところで、痛くも痒くもないんだからね」
別にそういう話題ではないのだが、てか何故ツンデレテンプレなんだ。いや、当時はツンデレテンプレなんて存在しなかったのか?そうだよな、花鳥玲愛はパイオニアの一人だからな。
玲愛は明らかに由飛が気になっているのだが、はっきりものを言わないからいつもと違って噛み合わない。
お約束、玲愛の忠告その3
「スタッフを増やせ」
妙に親切なんだよな、この辺のお節介は。
○10/27 開店祝い(里伽子通常)
大学に急に現れ、急に里伽子を食事に誘う仁。油断してメガネをかけていた里伽子は慌てて一旦逃げてメガネを外す。そんなにメガネ姿を見られるのが嫌かね…。
里伽子「あれ?仁、どしたの?」
一度、あからさまに逃げながら何食わぬ顔をする図太さは好きです。で、昼食の誘いには乗ってくれたものの里伽子は食べない。相変わらず昼は抜いてるんだとか。ダイエット…ねぇ。
仁の昼食は天津飯とオムレツと生卵。卵ばっか食ってる王様の絵本ってなかったっけ?天津飯に生卵をかける仁の食事風景に気分悪そうにする里伽子。
食事前に死んだ両親と兄にお祈りしてから食べ始める仁。里伽子がそれに言及したせいで言い合いになってしまう。
里伽子「結局さ…今いない人や、遠くにいる人より、すぐ近くにいる人の方が大事なんじゃないかな」
仁「どっちも大事なんだよ。相変わらずなんつ~か、乾いたこと言うなぁ」
里伽子「情に流されると、ロクなことにならない…」
里伽子と仁の言い争いの八割を占めるこの話題。初プレイの時はさらっと流してたけど、このゲームで一番大事な争点。里伽子BADを見た後なら「あー」と深く納得するんじゃないだろうか。
知恵を借りようと思ったものの切り出し方をミスって失敗。まだまだだなぁ、仁くんは。
○10/31 土下座(玲愛重要)
売上勝負に負けて、というか負けたことを確信して土下座をしにきた仁。モップがけを丁寧にやってる玲愛を見て、尊敬の念を抱く仁。敵ながらあっぱれとしか言いようがないよな。こんだけ頑張ってたら。
あんなに言い合いをしたものの、実際に相手が土下座するとなると戸惑う玲愛。
玲愛が「そうやって、簡単に頭を下げる男なんて、信用できない」と言うのは全くの方便で、要はこの子は優しい子なのだ。
仁「簡単に約束を反故にする人間に育てられてない」
育てられて、というのは仁が家族の存在があって自分の存在があることを意識している証拠だな。
瑞奈はこの場面をどう見たら笑顔で「・・・・ごゆっくり」なんてセリフが出るんだろうwいや、あながち間違ってないのかも知れないけれども。
玲愛「『頑張った』って言えるのは、結果が伴った時だけよ」
彼女のセリフは若い割に深い。高卒で働いてる叩き上げだからなぁ。
お約束、玲愛の忠告その4
「本気で頑張ってない。まだ、なりふり構っている」
玲愛の忠告はいつも正しい。罵倒されるよりもずっと仁には堪える。
玲愛からライバルへ一杯の紅茶と「お疲れ様」の言葉。この優しさが、自分の至らなさを痛いほど実感した仁には辛い。悔しい。
○11/3 第1クォーターエピローグ
初月から赤字。大ピンチ。
『大学で学んだことは実社会では役立たない』と仁は思っているが、いや、世界的な小麦の値上がりやバターの品薄を理解する上では経済学部の授業は役に立つんだ。要は、経済学部で学んだ内容を活かすにはファミーユの経済規模が足らないだけであって、ファミーユが全国展開する巨大チェーンになれば…。ま、なるまでが大変なんだけどww
仁は打開策を知っている。里伽子と恵麻が戻ってくればファミーユは全力を出せるのだが、仁はそれを選べない。王と飛車が足らないって表現をしているが、どっちが王でどっちが飛車なんだろう。大切なのは恵麻、頼りにしてるのは里伽子という基準からすると前者が王で後者が飛車か?あぁ、でも、ケーキが売り上げにとって大事なんだから飛車は恵麻?
ブリックモールの守衛から電話。
何故かブリックモールに乗り込んでいる恵麻。
仁「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
謝りまくる仁。ごめんなさい×3って理くんのイメージ
恵麻「弟の仕事場を見に来た・・・ってのはダメ?」
仁「前に来てたじゃん」
恵麻「ほら、あの時は色メガネで見てたから」
サングラス越しに見ることを「色メガネで見てた」とは言わんぞ。
杉澤恵麻、ファミーユへの復帰宣言。かすりの制服を借りた訳だが、胸はきつくなかったんだろうか。恵麻は明日香に次いでランキング二位のはずなんだが。
里伽子「やっと始まったね・・・仁」
恵麻が復帰したファミーユを見守る里伽子。お前、情に流されてるぞ、と思ったけど、仁への愛情に流される分には良いのか、この人は。
今日はここまで!!
全体の総括という意味も込めて、プロローグから全部書いていきたいと思います。文字数、また多くなると思いますが、よろしくお願いします。
○プロローグ
結城誠介からの電話。シャワーシーン。この辺はショコラのスタイルを踏襲。ファミーユをブリックモールに出店しないか、という話。悪質なセールス電話のようなスタイルなのはご愛嬌。
三つの位牌に手を合わせて、それから低血圧な恵麻の世話を始める仁。恵麻と仁がどんな関係かという面倒臭い説明が挟まる。仁と恵麻は血縁上は従姉弟であり、仁が恵麻の家の養子に入ったので法定血族たる姉弟であり、仁の実兄である一人(故人)と恵麻が結婚したので姻族たる姉弟でもある、と。
恵麻「ファミーユは“あの日”をもちまして、閉店させていただきました」
仁「姉さん…」
恵麻「長らくのご愛顧、誠にありがとうございました。」
ブリックモールへの出店に前向きな仁。頑なにそれを拒む恵麻。ファミーユ跡地へ足を運び、ファミーユ復活への決意を固める仁。
説得~里伽子編~
里伽子「無駄」
速攻で否定される仁の決意wwここの演出、大変素晴らしい。暗転の間に15時間は経っていたらしいけど。
ファミーユ再建なら自分より先に恵麻を説得しろと言う里伽子。
里伽子「あんたのテクニックで骨抜きにするもよし、若さに任せて暴走するもよし、力と技でくるくる回すもよし。」
仁「父よ、母よ、兄よ、今の発言どう思う?」
仮面ライダーV3は僕が最も好きなライダーなんだけど、てか、里伽子は何を言っているんだww
里伽子の紹介。
“冷静に、冷徹に、冷たく、冷っこく言葉を紡ぐこの女”と仁は言っているが、いやいや…。大学のオリエンテーションの時に知り合って、その時から親しくなって早三年だとか。
里伽子「弱いね本当に。恵麻さんのこととなると」
恵麻「俺の姉さんだ。弱くて何が悪い」
里伽子「あたしに威張られても知らない」
この時、表情が不満気なのが全部終わってからだと良く理解できる。
※パンフレットに極限まで顔を近づける里伽子。最初は気付かなかったが、左手が使えなくなってコンタクトが入れられないから良く見えないんだよね。
お昼を食べない里伽子。勿論ダイエットではない。
説得~明日香編~
雪乃明日香
仁が家庭教師をしている教え子。女子校の三年生。胸が大きいww
明日香から質問された問題を里伽子に教えてもらって明日香に教える仁。ダメな奴だな…。しかし、八橋は国立大じゃないのか?受験数学出来てくれよ。
胸が大きくなったと急に言い出す明日香。急に何かと思ったら、新しく制服を作るのだろう、という話。つまりファミーユ復活に協力してくれるということ。明日香はいつだって積極的だ。
明日香「恵麻さんや里伽子さんに捨てられても、せんせには私がいるからね。」
語弊がある言い方だけど、この子の場合狙ってる可能性も否定できない。明日香の優しさに目頭が熱くなる仁。頼もしいなぁ、明日香。
説得~かすり編~
涼波かすり
ファミーユのパティシエール兼ホールスタッフ。何でもこなすユーティリティプレイヤー。これだけだと、真面目な器用貧乏タイプをイメージするんだけど、彼女は全然そんなことはない。軽いノリのてきとーなお姉さんって感じ。貧乳キャラ。ちなみに歴史ある和菓子屋の娘。
仁「かすりさんをください」
京都にあるかすりの実家を訪ねて、姉の紬に冷たくあしらわれながら出た一言。もの凄いベタだけど、こういうのが一番面白かったりするので仕方ないね。すっかりかすりの男だと勘違いされた仁。父親源一郎の癇癪を喰らう。
かすり「駆け落ちに決まってんじゃない。男が一度決めたんなら、何があってもやり遂げなさい。」
と、言うことで駆け落ちさせられる仁。災難だな。
さて、取り敢えず三人揃ってこれから頑張ろう。取り敢えずオープニングスタッフをもう少し集めなければ、というところで里伽子からの電話。
里伽子「諦めなさい。勝ち目、ないから」
仁「何言ってんだよ、急に?」
里伽子「今まであたしの指示に間違いがあった?」
ファミーユの目の前にキュリオが出店することを知らされる仁。で、キュリオとファミーユについての回想。翠が出てきて俺得。
仁「…アンティークメイド喫茶?」
里伽子「おっしゃる通りですご主人様」
仁「黙れ奥様。…って、へぇぇ、これが」
里伽子は仁の嫁もとい奥様、っと。ごめん、それだけww
ファミーユはキュリオを模倣した喫茶店。つまり、二番煎じ=second brew。オリジナルであり、圧倒的なブランド力を誇るキュリオを目の前にして勝ち目はあるのか?
里伽子「キュリオには勝てない…いえ、最初から勝負にならない」
重い足取りで帰宅した仁を待っていた恵麻。仁は夕飯オムライスなら作るけどなんて言って怒ってるっぽい様子に気付かないふり。本気で怒っている恵麻は仁を正座させる。
恵麻「説明しなさい」
仁「まずはチキンライスを作るんだけど…鶏むね肉とたまねぎとピーマンをサイの目に切って…」
恵麻「こら」
仁「いてっ」
恵麻「誰がオムライスのレシピを説明しろって言ったのよ?」
仁「やっぱ卵は半熟だと思うんだけど、どうかな?」
このギャグ、とても好き。怒った恵麻に叩かれて、痛がらないと怒られるからって、取り敢えず痛がる仁が可愛い。休学して授業料を開店資金に当ててファミーユ復活を図ったことがバレたらしい。
恵麻「私には・・・ここにいない人よりも、今、目の前にいる人の方が大事なの。」
仁はこの点の理解がちょっと足りてない節がありますよね。でもそれは、何でも出来て、自分の初恋の人の夫にまでなってしまった兄一人に対するコンプレックスの深さということなのかもしれない。里伽子や恵麻の説得にも関わらずファミーユを復活させると言って引かない仁。
ファミーユ本店がなくなってしまった経緯が説明される。放火で燃えてしまったファミーユ。日付が6月18日なのには意味があるのかな。この点をまだ考えたことがなかったから後で考える。
兄が作ったファミーユを自分が復活させるんだ、と仁は退かない。
完成したブリックモールを訪れ、自分の店を見に行く仁。
由飛の歌う「つまんない恋」が聞こえてくる。この歌、僕が里伽子好きだからか、仁と里伽子を歌ってるかのように思えるけど、多分他のヒロインが好きなら他のヒロインとの曲に聞こえるのかもしれない。
里伽子も店に来ていた。ファミーユのアイデアを見つけたのも、内装を手がけたのも、彼女なんだよな。思い入れが深くないはずがない。仁もそれが分かってるから、里伽子に無駄だって言われたくないんだよね。
帰り道。
里伽子を飲みに誘ったら“けんもほろろに断られた”仁。けんもほろろってなかなか使わないなぁ。
忘れ物をして店に戻ると、なぜかいる由飛。いや、誰よあんた。どう考えても怪しい、ファミーユ店員志望の由飛。歌声に負けて採用してしまう仁。おいおい、店長大丈夫か。
○10/10 第1クォータープロローグ
オープン前日の採用。夜を徹しての新人研修。ぼろぼろの仁はやってきたかすりに店を任せて、取り敢えず身支度を整えに店の外へ。
『天敵』花鳥玲愛との遭遇。
初対面から厳しい言葉を浴びせてくる玲愛。確かに、キュリオの店員である玲愛からしてみると「堂々とコピーを目の前に出店してくるとは」って感じでしょうから無理もない。売上勝負をすることになってしまった仁。いや、正直厳しいって…。
お約束、玲愛の忠告その1
「身だしなみは整えろ」
玲愛が「あ、それと…」って言う時の感じだけちょっと優しくて、これは彼女の優しさの発露と見て良いんだろうか。
朝礼
明日香「てんちょのえっち…里伽子さんに言いつけてやるー」
仁が由飛と手を取り合っていたのを目撃た明日香はそれを咎める。里伽子に言いつけるのは、正しいような、正しくないような。いや、でも、正しいな。
出会って恐らく半日近く経っているのに、名前をやっと聞いた仁。「由飛くん」という妙な感じの呼び方に。由飛ちゃんで良いじゃねーかよ。ダメなのかよ。
ファミーユで仁が「打倒キュリオ」のスローガンを発表している時、キュリオでも玲愛が「打倒ファミーユ」のスローガンを発表。何だかシンクロするんだよなぁ、仁と玲愛。
○10/10 いきなり配置転換(由飛強制)
開店早々行列を作りつつ、しかもスムーズに客を処理していくキュリオ。一方のファミーユは客が捌けないせいで行列が…。
原因は由飛。慣れてないということ以上の問題がある模様。由飛がショーケースのとこで働けないのは玲愛から姿を隠しているから、ということで良いんだろうか?
○10/10 怪しき隣人(玲愛強制)
由飛のことを思い出し、彼女の歌を鼻歌で歌ってみる仁。隣のベランダから笑われてしまう。これ、結構恥ずかしいよね。
で、隣人ってのは玲愛な訳です。ベランダ越しの遭遇。お互い仁と玲愛だとは分からず、普通に良い感じに隣人との会話をしたものの、顔を合わせるとすぐ喧嘩に。おいおい。同時に「騙したな」と思ったり「楽しくて良いお隣りさんだと思ったのに」と思ったり、何かとシンクロ度が高い二人。
お約束、玲愛の忠告その2
「煙草は味覚が鈍るからほどほどに」
○10/15 杉沢恵麻初来店(恵麻通常)
変装してファミーユの様子を見に来た恵麻を取材だと勘違いする由飛。期待が大きかっただけに、珍しく凹んでたのが可笑しい。
仁「ごめんね…愉快な姉さんで」
○10/19 成果あり?(かすり通常)
以前の店舗からの常連客を見つけたかすり。
かすり「くくくっ!食べてる食べてる~♪」
笑い方が邪悪である。
常連客が完食して帰ったことを喜ぶかすり。だけど仁はお会計の時に「前の方が美味しかった」なんて言われて、複雑な気持ち。
○10/23 憎みきれないろくでなし(由飛通常)
タイトルは沢田研二のシングルから
まだまだ未熟者の由飛は注文を間違えることもしばしば。しかし「こちらのメニューも試してみませんか?」なんて言って押し切っちゃう辺りが何とも…。ショコラでも美里が似たようなことやってたっけ?
かすり「このまま使い物にならなかったとしても、仁くんが責任取るのよね?」
仁「責任ってどうやって?」
かすり「リカちゃんとはちゃんと話しなさい。場合によっては慰謝料も…」
どうやら、かすりの中では本妻里伽子に愛人由飛みたいな感じらしい。あながち間違っていないような、そういう問題じゃないような。
○10/25 隣は何をする人ぞ(玲愛通常)
キュリオを覗き込む玲愛。その玲愛が気になって話しかける仁。
玲愛「言っておくけどね、私は、あんたの店がどれだけ繁盛したところで、痛くも痒くもないんだからね」
別にそういう話題ではないのだが、てか何故ツンデレテンプレなんだ。いや、当時はツンデレテンプレなんて存在しなかったのか?そうだよな、花鳥玲愛はパイオニアの一人だからな。
玲愛は明らかに由飛が気になっているのだが、はっきりものを言わないからいつもと違って噛み合わない。
お約束、玲愛の忠告その3
「スタッフを増やせ」
妙に親切なんだよな、この辺のお節介は。
○10/27 開店祝い(里伽子通常)
大学に急に現れ、急に里伽子を食事に誘う仁。油断してメガネをかけていた里伽子は慌てて一旦逃げてメガネを外す。そんなにメガネ姿を見られるのが嫌かね…。
里伽子「あれ?仁、どしたの?」
一度、あからさまに逃げながら何食わぬ顔をする図太さは好きです。で、昼食の誘いには乗ってくれたものの里伽子は食べない。相変わらず昼は抜いてるんだとか。ダイエット…ねぇ。
仁の昼食は天津飯とオムレツと生卵。卵ばっか食ってる王様の絵本ってなかったっけ?天津飯に生卵をかける仁の食事風景に気分悪そうにする里伽子。
食事前に死んだ両親と兄にお祈りしてから食べ始める仁。里伽子がそれに言及したせいで言い合いになってしまう。
里伽子「結局さ…今いない人や、遠くにいる人より、すぐ近くにいる人の方が大事なんじゃないかな」
仁「どっちも大事なんだよ。相変わらずなんつ~か、乾いたこと言うなぁ」
里伽子「情に流されると、ロクなことにならない…」
里伽子と仁の言い争いの八割を占めるこの話題。初プレイの時はさらっと流してたけど、このゲームで一番大事な争点。里伽子BADを見た後なら「あー」と深く納得するんじゃないだろうか。
知恵を借りようと思ったものの切り出し方をミスって失敗。まだまだだなぁ、仁くんは。
○10/31 土下座(玲愛重要)
売上勝負に負けて、というか負けたことを確信して土下座をしにきた仁。モップがけを丁寧にやってる玲愛を見て、尊敬の念を抱く仁。敵ながらあっぱれとしか言いようがないよな。こんだけ頑張ってたら。
あんなに言い合いをしたものの、実際に相手が土下座するとなると戸惑う玲愛。
玲愛が「そうやって、簡単に頭を下げる男なんて、信用できない」と言うのは全くの方便で、要はこの子は優しい子なのだ。
仁「簡単に約束を反故にする人間に育てられてない」
育てられて、というのは仁が家族の存在があって自分の存在があることを意識している証拠だな。
瑞奈はこの場面をどう見たら笑顔で「・・・・ごゆっくり」なんてセリフが出るんだろうwいや、あながち間違ってないのかも知れないけれども。
玲愛「『頑張った』って言えるのは、結果が伴った時だけよ」
彼女のセリフは若い割に深い。高卒で働いてる叩き上げだからなぁ。
お約束、玲愛の忠告その4
「本気で頑張ってない。まだ、なりふり構っている」
玲愛の忠告はいつも正しい。罵倒されるよりもずっと仁には堪える。
玲愛からライバルへ一杯の紅茶と「お疲れ様」の言葉。この優しさが、自分の至らなさを痛いほど実感した仁には辛い。悔しい。
○11/3 第1クォーターエピローグ
初月から赤字。大ピンチ。
『大学で学んだことは実社会では役立たない』と仁は思っているが、いや、世界的な小麦の値上がりやバターの品薄を理解する上では経済学部の授業は役に立つんだ。要は、経済学部で学んだ内容を活かすにはファミーユの経済規模が足らないだけであって、ファミーユが全国展開する巨大チェーンになれば…。ま、なるまでが大変なんだけどww
仁は打開策を知っている。里伽子と恵麻が戻ってくればファミーユは全力を出せるのだが、仁はそれを選べない。王と飛車が足らないって表現をしているが、どっちが王でどっちが飛車なんだろう。大切なのは恵麻、頼りにしてるのは里伽子という基準からすると前者が王で後者が飛車か?あぁ、でも、ケーキが売り上げにとって大事なんだから飛車は恵麻?
ブリックモールの守衛から電話。
何故かブリックモールに乗り込んでいる恵麻。
仁「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
謝りまくる仁。ごめんなさい×3って理くんのイメージ
恵麻「弟の仕事場を見に来た・・・ってのはダメ?」
仁「前に来てたじゃん」
恵麻「ほら、あの時は色メガネで見てたから」
サングラス越しに見ることを「色メガネで見てた」とは言わんぞ。
杉澤恵麻、ファミーユへの復帰宣言。かすりの制服を借りた訳だが、胸はきつくなかったんだろうか。恵麻は明日香に次いでランキング二位のはずなんだが。
里伽子「やっと始まったね・・・仁」
恵麻が復帰したファミーユを見守る里伽子。お前、情に流されてるぞ、と思ったけど、仁への愛情に流される分には良いのか、この人は。
今日はここまで!!
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