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~A lack of Magic Point~ エロゲーとか芝居とかについて書いていくブログ。
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さて、テスト期間だったり、PCがクラッシュしたりという困難を乗り越えてこんにちは。「ままらぶ」の個別ヒロインについてのプレイ日記というか、レビューというか、そういうものを書いていきたいと思います。第一弾は秋月かおりです。取り敢えず、共通ルートからかおりルートに入るところまで。


秋月かおり CV:一色ヒカル
帝王大(!?)の学生で浩二の家庭教師で売れっ子の官能小説家。
朝に弱く、活動性が低く、下着にワイシャツ一枚という裸同然の格好で五階をうろうろしている。色気担当。ポジション的には浩二の姉。常に面倒くさそうで、泰然自若としているが、鋭い洞察力を持っており浩二と涼子の関係にいち早く気付く。
パルフェのかすり、ダメ恋の夏夜と同タイプの下世話お姉さん。身も蓋もない言い方だとは思うが、僕はこの系列のキャラクターが大好きです。ええ、大好きです。しかも一色ヒカルだぜ、やっほー!!



第1話「ファミリー555」
仮面ライダー555の撮影はうちの近所の目白大学でやってました。龍騎に出てきた喫茶店の撮影はうちの隣でやってました。平成ライダーはあんまり見てないなぁ。∨3派です。

昭提案の入居五周年記念パーティは明日土曜日。しかし、入居記念日は涼子と浩二にとっても出会った記念日なわけで、どうにかダブルブッキングを回避しようと必死になるわけだけど、必死に言い訳をしてパーティを取り止めにした結果として浩二は土曜日に小雪とデートをすることに。おいこら、それは本末転倒だ。浩二はどうにかして涼子とのデート成功を目指す。
というのあらすじ、って感じです。



家庭教師の時間中に音読しながら官能小説を書くかおり。家庭教師の時間中に涼子とのディナーに向けてマナー本を読む浩二。お前ら勉強しろ。

かおり「『どうして受け入れてくれないんだ!僕は母さんのことをこんなに愛してるのに!』雄一は、剥き出しになっているそそり立ったペニスを握りしめ…」
浩二「待て!その設定はやめてくれ!」

擬似的とは言っても母子カップル(この表現どうなのよ)が身近にいると、こういう話を書くのも捗るってもんですよねww



トリトンの部屋に涼子を連れ込もうとしたところ、折り悪くトリトンで打ち合わせをしていたかおりと担当編集者が浩二の視界に入る。編集者がかなり強引な感じにかおりを部屋に連れ込もうとしてる訳だけど、かおりって案外押しに弱いタイプなんですかね。

浩二「九回裏、ツーアウトフルベース、カウントはツースリー。…スコアは三対三」
涼子「浩くんっ…」
浩二「絶体絶命、ピッチャー桜木。ランナを見て、ゆっくりとモーションに…」

編集者「だからぁ、話すだけって言ってんだから、もっと気楽に…」
かおり「悪いけど…そういうの虫酸が…」
編集者「ぐええっ!?」
かおり「…え?」

浩二「…デッドボール。押し出し~。樹ヶ丘学園、サヨナラ負け~」
涼子「やったぁ!さっすが浩くん」

編集者に硬球投げつけてノックアウトする浩二。カッコイイ!!流石は元エース。そういや、練習を見にきて威張り散らすだけのOBをビーンボールで仕留めたってエピソードが涼子・小雪ルートの方であったような気がするな。可愛い顔してラフプレーも軽々こなす浩二君イカしてるぜ。

かおりルートのつもりなんで、結局は帰る方の選択肢。午後11時59分、ギリギリで小雪との記念日に間に合った浩二。明日は日曜日だし、帰って夜更かししてパーティーをしようと仲良く二人で帰る、というところで現れるかおり。



かおり「こんな遅くに二人きりって…済ませることだけ済ませた帰り?」
口を開けば下世話な台詞しか出ないトコ、大好きです。上機嫌なかおりは六年目突入記念パーティーの費用を出してくれる。さてさて、上機嫌な理由とは?

かおり「ついでにこれ返す」
浩二「…へ?」
小雪「ボール?」
かおり「な~んであんなとこにいたのかなぁ?エース君」

お察しキャラのかおりさんには何でもお見通しですww




第2話「アメリカン・フィアンセ」
主人公が全く知らないうちに決まっていた許嫁が現れるというベタな話。
昭からの国際電話(BGMに銃声付きww)で大切な客人の来訪を告げられる浩二。クリス襲来。ファッションセンスとか色々やばい。しかも速攻でキスしてくる。で、嫉妬の鬼と化した小雪に責められる浩二。気の毒。

かおり「その前にさぁ…その娘はどしたの?小雪が窓から突き落とした?」
小雪「してないっ!」

涼子と小雪と浩二の関係を面倒臭くするのがかおりの趣味なんだろうかwwと、いうところで風呂から出てきたクリス。服は涼子が洗濯してしまったのでバスタオルを巻いただけ。それにまた怒る小雪。

かおり「い~じゃん別に。あたしだってよくやってるし」
小雪「その行為を一度だって認めた覚えはないの!」


場が紛糾する中、のこのこ帰ってくる昭。更に紛糾する場。何故か土産はお饅頭。「シカゴに行ってきました」って名前だし…。元ネタは「草津に行ってきました」か?

かおり「…あ、このお饅頭アメリカものなのに美味しい。涼子さん、お茶頂戴」

この頃のかおりは徹底してマイペースを貫いているなぁ。



クリスに色々と妙な日本文化を吹き込むかおり。泡踊りとか尺八とか夜這いとか…。で、被害を受ける浩二。いや、流石に尺八とかされてはいないが。

浩二「かおりさん!クリスに変なこと吹き込むのやめてよ!」
かおり「クリちゃんに?何言ったっけなぁ…」
浩二「待て!まずその愛称からやめてもらおう」

もうwwホント下ネタしか言わないなwww大好きだ!!言い慣れてるから良いって、馬鹿野郎!!


クリちゃん(笑)の大暴れの様子を画像でご覧下さい。









と、散々大暴れしたクリスはついに家庭内裁判(?)にかけられる。

クリス「Sorry…スビバゼ~ン」
かおり「あ~あ~泣かした泣かした。クリス、ほら、その悲しみをこのオカリナの音色に乗せるのよ」
小雪「…何でオカリナ?」

クリス「ズ…ズビバゼ~ン!Yoyoyoyoyo~」
かおり「あ~あ~また泣かした。クリス、今度はこのピロピロを…」
浩二「お願いだからこの状況で遊ばないでかおりさん」
かおり「場を和まそうとする私の地道な努力を」

だったらお前が吹けwwwてか、クリスはどんだけかおりに乗せられるんだ。素直にも程があるってもんだろ。取り敢えず、しばらく距離を置くということで置くということでまとまりましたとさ。



夕食時になっても買い物に行ったきり帰ってこない涼子。心配(?)するかおりと小雪。

かおり「…かかっちゃったのかなぁ」
小雪「ママはパチンコ玉が換金できることも知らない人なの!」
かおり「小雪、パチンコ玉は換金できないよ。景品と交換するしか…」
小雪「そういう詭弁はいいから手伝ってよ」

このスレまくった会話いいなぁ。しかし、高校生にして「かかっちゃった」の一言でパチンコだと分かる小雪はどうなのかしら。詭弁を言うかおりのというか、一色ヒカルの棒読みが光るww

記者「犯人の向かい側、若い男女が銃を向けられています。何か犯人と言い争っているようです」
かおり「若い男女だってさ…やっぱり涼子さんって歳不相応な外見だよねぇ」

帰ってこないと思ったら、涼子と浩二とセットで銀行強盗の人質に。テレビ中継でそれを知る二人。で、かおりさん、そんな状況で言うことがそれですかアンタは。あ、取り敢えず浩二と涼子は無事に助かりました。



またクリスは暴れましたけどね。



第3話「Dear my sinister」
偶然を装って菊永瑠璃登場。頭脳タイプのキャラがかおりと瑠璃と二人になったので、こっから丁々発止の遣り取りが期待できます。取り敢えず、登場した瞬間から表裏感が満載なんだが、どうもかおりは違和感を覚えている模様。お察しキャラだからな!

かおり「…浮かない顔ね、浩二」
浩二「かおりさんまでそゆこという…?」
かおり「相談なら乗るわよ」
浩二「交換条件は?」
かおり「あんたのそそり立った赤黒い肉棒見せてくれない?最近見てないからどうも実像を思い出せなくてさ」

お察しキャラのかおりが助け舟を出したのかと思ったら、やっぱ下ネタしか言えないクソアマだったwwま、二人の間では挨拶みたいなもんですけどね。かおりの方が若干あわよくば、を狙ってるだけで。。。

かおり「もしかしたら、感じ取ってるのかもね」
浩二「何を?」
かおり「私を、騙し切れてないこと」

で、こういう風にたまにカッコイイこともあるから困ります。


浩二と瑠璃の関係を端的に表すのが以下の二枚。
こちらが過去。


こちらが今。


浩二は瑠璃の奴隷、なのだそうで。10年前何も告げずに引っ越してしまったことを根に持っている模様。しかし、縄跳びでSMプレイってのは、ええ、その、伸びちゃうと飛びにくいよ?(どうでも良い

瑠璃は自分の地元である成海大に浩二を進学させようと画策する。拒むものの思い切り逃げ腰の浩二。瑠璃は説得ではなく浩二を樹ヶ丘にいられなくする作戦に出て、浩二は下着泥棒の濡れ衣を着せられる。何か、クリスと小雪が瑠璃の策にこれ以上ないくらいあっさり引っ掛かってるのが可愛らしくて良い。それを傍観するかおり。かおりとの連携プレーで助け舟を出す涼子。結構ヒヤヒヤするね。



下着泥棒作戦に失敗した瑠璃は強硬手段へ。要はこういうことww



瑠璃「『胸は小さいほうがいいんだ』ってお兄ちゃんが!」
かおり「…浩二ってつるぺた好きなの?」
昭「何言うかなぁ…膨らみきってない蕾も、たわわな果実も、どっちも平等に愛すよう、厳しくしつけてあるに決まってるじゃないか」
かおり「…だよねぇ」

瑠璃「お兄ちゃん、いつも瑠璃の体のことほめてくれるから…すべすべで、良い匂いがするって…まだ『女の子』の体が大好きなんだって」
かおり「…浩二ってペドなの?」
昭「何言うかなぁ…守備範囲は1○歳から90歳まで。好き嫌いせず誰にでも手を出せって厳しくしつけてあるに決まってるじゃないか」
かおり「…だよねぇ」

この二人の妙な余裕が素敵。

涼子「そんなに若い子の方がいいんだったらもう勝手になさいっ!」
かおり「いや、この際若い子ってのは関係なくない?」

無駄に冷静www このイベントはイマイチ本音がどこにあるのか分からない涼子が、結構浩二に本気なんだなってのが分かって嬉しいですよね。



瑠璃への反撃に出る浩二。フローリアス樹ヶ丘は桜木父子が経営する高級娼館だったのだ!という嘘を自分から話しておいて「知りすぎたお前には消えてもらう」とか言い出す浩二。かおりもグル。ノリノリである。という狂言の中で瑠璃の悪巧みが明らかになり、浩二は樹ヶ丘を追われずに済みました。良かった良かった。


回想シーン。大体全てお見通しのかおり。

かおり「仕事の癖でついつい人物観察が習慣になってね…態度、言動、視線の動きから肌の艶まで」
浩二「最後のって関係あるの?」
かおり「…関係あるよ。特にあんた周りに」

涼子さん、若く見えるけどやっぱり浩二と上手く行ってる時のほうが肌艶良いとかそういうのってあるのかしらね。

かおり「協力してあげてもいいけど、二つほど条件がある」
かおり「私と契約なさい。ちょうど今、アシスタントが入り用でね」
浩二「…それって今とどう状況が変わる訳で?」
かおり「私は…あいつに比べれば、ちょっとはマシよ?」

QB「僕と契約して官能小説家になってよ」って奴ですか?ww




第4話「こちらオータームーン出版社」
瑠璃の支配から脱したものの、かおりのアシスタントになって扱き使われる浩二。かおりが手を火傷したため、かおりが喋ったのを浩二が打ち込むという執筆風景。出版社との調整まで浩二がやっている。

かおり「浩二台詞。お疲れ様、いつも大変だね、かおりさん。浩二台詞終わり」
かおり「私が振り向くと、いつの間にかそこには、コーヒーをトレイに載せた浩二が微笑みながら三点リード」
浩二「大変なのは俺だぁっ!」

かおり「浩二は背中から私を抱きしめると、耳朶に舌を這わせ、シャツの上から胸を揉みしだく」
かおり「浩二台詞『ね、ねえ、かおりさん、俺、もう』三点リード」
浩二「そんなにコーヒーが欲しいなら淹れるからその嫌がらせだけはやめて!」

えーっと、うん、大体こんな感じでして、瑠璃の頃より浩二の立場がマシになったか、というのは難しい問題ですね。

かおり「ライターが途中で逃げたエロゲーのサルベージだって。明日から忙しくなりそうね」
どっかで聞いた話だね。いや、良くある話だけど。



かおりを除く樹ヶ丘5階女性陣会議。かおりが浩二を独占している状態に異議を唱えたいらしい。年の功とか何とかでかおりの前に押し出される涼子。瑠璃の腹話術人形状態。



瑠璃「だからと言って、あなたが浩くんを好きにしていいっていうの?」
涼子「だ、だからと言って、あなたが浩くんを好きにしていいっていうの?」
瑠璃「大体あなた、浩くんのなんなの?いつも裸同然の格好で彼の前をうろついて。それって誘惑しているつもりなわけ?」
涼子「だ、大体あなた、浩くんのなんなの?いつも裸同然の格好で彼の前をうろついて。それって誘惑しているつもりなわけ?」
瑠璃「目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には彼の赤ん坊がいるのよっ!」
涼子「め、目障りなのよあなた。もう彼の前に姿を現さないで頂戴。わたしのお腹の中には…っていやだぁぁぁっ!?」

まぁ、その、嘘から出たなんとやらという奴なんですけどね。しかし、涼子と浩二の関係を知っている瑠璃とかおりとが涼子をいじってる様子はなかなか面白いですね。

かおり「今のが涼子さんの本心だったら、あっさり引いたんだけどねぇ」
かおり「さ、締め切り締め切り…じゃあね」

女性陣束になってかかっても、ちょっとかおりは手強いぞ。



かおりが受け持つエロゲーのヒロインは姉妹にしか見えない母娘。これを浩二に手伝わせるのは嫌がらせだな。嫌がらせだろ。

浩二「…見た目若くて美人だけどおっとりした母親、玲子と、主人公と同じ学園に通う、小うるさい幼馴染の小春…?」
かおり「定番だねぇ」

浩二に母か娘、どちらか片方のストーリーを任せようとするかおり。何か「どっちが好き?」みたいな話になってるけど、いや、違うからな、浩二くん。で、選択肢四つのうちで「どっちも選べない」とすると以下の遣り取りが出て面白い。

浩二「…ちょっと考えさせて」
かおり「そんな悠長なこと言ってる時間はないんだって」
浩二「人生の一大事じゃないかぁ」
かおり「主人公に自分を重ねすぎ」
浩二「ほ、他のキャラに逃げるって選択肢はないの?例えば、隣のお姉さんとか」

かおり「…『逃げる』扱いか、その新選択肢は」
浩二「は?」
かおり「別にいいけどね…」

かおりが浩二に対して何らか執着を持ってる様子を見せたのはここが初めてじゃないかな?ここまでは他のキャラクターの遣り取りを傍観してるのがメインだったし。ちょっとワクワクしてきますね。



かおりが不動産屋から出てきたのを目撃する涼子。不動産屋に行くのは不動産が必要な場合であって、投資目的とかでない限りは引っ越すことになるわけで。急遽持ち上がるかおりの引越し話。どうも両親が帰ってくるから他所で一人暮らしをしようかということらしい。

瑠璃「…両親いたんだ。てっきりその辺から生えてきたんだと思ってた」
クリス「…確かにカオリは行動範囲がplant並ですカラね」

瑠璃「高校通ってたんだ制服姿のかおりって想像できない…」
小雪「う~ん…それについては、実はあたしも」
クリス「…確かにカオリは服装がplant並ですカラね」

お前ら失礼だな。いや、事実だけど。事実だけど。あと、服装が植物並ってなんだ。


かおり「かおりが抵抗しないのをいいことに、浩二の手は、白いシャツの隙間から、二つの山の頂上目指して差し込まれる」
浩二「………」
かおり「浩二台詞『ああ、かおりさんのおっぱいやわらかい』浩二台詞終わり』」
かおり「かおり台詞『やんっ、いきなり摘まないでぇ』かおり台詞終わり…」
浩二「…って、うわぁっ!?」

かおりの引越し話を聞いて、意気消沈の浩二。仕事にも身が入らない。かおりの嫌がらせにもすぐ気づかないくらい。ちなみに、この仕事一つ一つがかおりの引越し資金になるわけで、それを考えると色々気合も入りませんよね。

自分が出ていくのが嫌なのかと問うかおり。家族だと思っていたのに、絆があると思っていたのに、と青臭いことを言う浩二。ちなみに、この会話はこの体勢。



かおり「あっおいね~、お前」
浩二「るさい」
かおり「まぁ、仕方ないか。それが浩二の武器でもあるからねぇ」
浩二「武器ぃ?」
かおり「そ~そ~。その青さと桜木家伝統の胡散臭さがミックスされると」
かおり「これがボディブローのようにじわじわ効いてくる訳だ」

そうなのか。効いてきてるのか…。

かおり「小雪なんか可哀想にね~。いっつもやられっぱなしでさあ」
浩二「やられっぱなしなのは俺の方じゃん」
かおり「そうやってナチュラルに口説いといて、本命があの人じゃねえ…浮かばれないわ」

かおりは浩二の身辺についてほぼ完璧な理解に至っている訳で、それでも浩二に引っかかってしまうのだから、他人のことを言えないくらいダメだよなぁ、と思ったりする。

かおり「…それでも出て行くなって言う?」
浩二「なんで言っちゃ悪い?」
かおり「そういうのはその女の男が未練たらたらで言う台詞」
浩二「な…?」
かおり「お前はママと妹だけに飽きたらず、姉にまで欲情する気?よくできた陵辱家族システムだね」

浩二は小雪に対して無自覚で、こういうことを言われても気付かないというか、意識されないというのは何なんだろうなぁ。という訳でまぁ、結論としては「私を引き留めたかったら、まずはやっちゃわないと」ということで。ひどいな。

昭パパからのアドバイスも似たようなもので「本気で行って欲しくないのなら、体で繋ぎ止めろ!」だそうで。クソ野郎ばかりか、このマンション。

浩二「んなことできるかぁっ!相手はかおりさんだぞ!?」
昭「そうだよ?お前なら絶対やらせてくれると思うけどなぁ…」
浩二「訳わからんこと言うなぁっ!大体俺はお前とは違うんだ!遊びでやっちゃってたまるかっ!」
昭「じゃ、やる時は本気でやらないとな。ちゃんと人生設計込みで」

何か、昭パパは意外と良いこと言うんですよね。あ、まぁ、今回引用したセリフは思ったより良い感じじゃなかったけど。でも「やる時は本気で」とか悪くないですよね。



翌朝、突如姿を消すかおり。朝壊滅的に弱いはずのかおりが!?よくよく部屋を調べると、どうもかおりはノーパソ持って出かけた様子。締め切り厳しいから缶詰になることにした模様。しかし、火傷が治ってない手では限界があるわけで。困ったなぁ、というところでドアがノックされる。

かおり「寝てる?」
浩二「どこをどう見たら俺が寝言言ってるように聞こえるんだ?」
かおり「いや、私が」

かおりのホテルに突如現れる浩二。行き先も告げずに出てきたはずなのに浩二が現れたことを、かおりは現実だと思えない。

かおり「…確かめてみるか」
かおり「キスしよ?」
かおり「ん…目閉じて、浩二…」

かおり「やっぱ夢か」

どうせ夢だろうからしたいことしとけ、みたいな感じが実は現実ってのはベタですけど、でも、よりによってかおりがね。いや、夢じゃないですからね。樹ヶ丘のホテルに片っ端から電話してかおりを見付け出した浩二。その行動力カッコイイぞ。

かおり「で、家族想いの浩二くんは、ここに来ることもちゃんと家族に言ってきたんだろうね?」
浩二「………」
かおり「特に………涼子さん」

かおり「一般論としては、一家のキーマンだから。彼女に話が通っていれば、とりあえず問題ないわ」
かおり「他方…推測の域を出ませんが~、非常に個人的な見解を述べさせていただくと~」

出た!丸戸得意の個別論、一般論。
回想。家を出る時に涼子に呼び止められる浩二。ここの選択肢でかおりルートに入るか決まってくる。かおりのところへ行くとは言えない浩二。これは、何というか、恋人である涼子に対して後ろめたい気持ちがあるからだよなぁ。かおりはかおりで、明らかに誤魔化しっぽいのに浩二を行かせてしまう。

かおり「なんで許すの涼子さん…知らないよ私」



というわけで、72時間連続稼動が決定した浩二とかおり。
27時間経過した辺りで一本完成。『淫欲シスター聖なるバイブ(ル)美尻に埋め込まれた嗜虐のロザリオ』ってひどいタイトルだな。頭が疲れたと言い出す浩二。

浩二「まる一日エロ台詞とエロ描写ばっかり聴かされ続けた青少年の身になって考えてみろ」
かおり「ああ…そういうこと」
浩二「しかもかおりさ…若い女の人の声で…」
かおり「個別論?一般論?」

かおりの声だから余計になのか、若い女性の声なら誰でもなのか。

かおり「興奮冷ますんだったら抜けばいいじゃない」
浩二「うがぁ~!!!」
かおり「ビデオチャンネル見るんなら、しばらく部屋出てるけど?」
浩二「あ、あ、あんた…あんたなぁ…」
かおり「でもそれだと10分100円だから勿体無いな…あ、そうだ、私を使えばタダだよ?」
浩二「聞くな、何も聞くな…俺は、俺はもう、ヒデぇ…」
かおり「よし、この際だ。コンドームもサービスしちゃおう」

空気が読めるかおりは、浩二に逃げ道を残しつつ、徐々に締め上げているような感じがある。優しいと言うか甘いと言うか。いや、ずかずかと踏み込むのが彼女の流儀でないだけかもしれないし、思い切ってしまえないからかもしれないが。丸戸の下世話ヒロインはいざとなるとヘタレっていうパターンだからなぁ。

一方の藤枝家。食器が割れたりとか赤い月とか月蝕とかオーロラとか夕立の後の虹とか黒猫とかカラスの鳴き声とか下駄の鼻緒が切れるとか、不幸の予兆山盛り。



かおりの仕事はこのまま行くと間に合いそう。これで引越しの資金が出来てしまうけれど良いのかと問うかおり。出ていくことを認めた訳じゃないと答える浩二。

浩二「やってることは、ものすげー低俗で、これが女子一生の仕事かとか言いたくなることはあるけど、仕事してる姿も全然格好良くないけど…」
浩二「それでも成功して欲しいし、嬉しい思いをして欲しい。てか、幸せになって欲しいんだよ、かおりさんに…」

ナチュラル口説き入りました。思わず狼狽するかおりが意外と可愛い。

かおり「その分…小遣いたっぷりやるよ。お年玉だって奮発する」
浩二「だから姉ちゃん大好きさ」
かおり「ふふ…そうか、大好きかぁ」

かおり「ふふ…私も大好きさ」

どんどん良い雰囲気になってしまう二人。これは危ない、というところでかおりが寝落ち。ふぅ、驚かせやがって。あ、これは死亡フラグ・・・。



かおり「あんたはヒモみたいだけどね…」
浩二「どこがよ!」
かおり「年上の女をとろんとろんに骨抜きにするところとか」
浩二「俺、何もしてないじゃん。ただ好きになっただけで」

いつの間にかラブラブ?の浩二とかおり。と思ったら即興劇でラストシーンを作るという話でした。

浩二「どうしてラストシーンだけ、こんな作り方にしたの?即興劇なんてさ」
かおり「迫真の演技が聞きたかったから…かな?」

下心透けてないかぁ、かおりさん。さて、どうにか完成して、二人してベッドに横になる。ここで帰る選択肢もあるものの、寝てしまうとかおりルート決定。そういえばベッドはダブルだったんですね。一人で来たくせに何故ダブルの部屋なんだ…。

かおり「深く考えない、さ、寝な。子守唄歌ってやろうか?」
浩二「やめろ。それで寝ちゃったらマザコンみたいだ」
かおり「んなら、おやすみのキスにしとく?」

と、言う訳でキスをしてしまいました。72時間ぶり二度目のキスをして満足気なかおり。

浩二「待て…何するんだよ」
かおり「あんたが嫌だって言わないのが悪い」

かおり「なんで断んないのよ」
浩二「かおりさんこそ…なんでしてくるのさ?」
かおり「そりゃまぁ………かなりなんとなく」

三点リード×3のところから色々と読み取りましょう。てかねー、ちょっと気になるお隣の男の子と三日三晩一緒にいて、出て行かないで欲しいとか、幸せになって欲しいとか、色々言われていたら、そりゃその気にもなってしまいますよね。

かおり「…帰る?涼子さんとこに」

ここで涼子の名前を出されると当然浩二としては迷う訳で、しかし、まぁ、何というか、ここまで来ちゃったらというか、この三日三晩一緒に過ごしたことの大きさと言うか、色々ありまして。

浩二「さわって…いい?」

こういう結論に至る、と。浩二の中でかおり>涼子になったのがどこなのかってのは難しいんだけど、この瞬間から恒久的にかおり>涼子になった訳じゃなくて、このタイミングに色々重なっちゃったからこうなったってことだと思うんですよね。

かおり「まさか…やめるなんて言わないよね?私を、求めてくれるよね?」
かおり「気持ちいいだろ?きもちいいんだろ、浩二?私とのセックス、いいよね?」

浩二に求められることを求めるかおり。自分から積極的な決定的なアクションを起こすのが得意でないかおりとしては、浩二に求められるという状況がやっぱり安心できるのかなぁ。



今日はここまで!
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名前:ロロ
20年くらい前に生まれて大学生をやっている。法律書を持って家と大学を行き来するのが日課。法律学よりは政治学の方が好き。男性向けエロゲーやったり、BL読んだり、野球見たり、料理したり、演劇したりするのが趣味。好きな作家は丸戸史明と門地かおり。ノルマンディー公の方のロロ。
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