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~A lack of Magic Point~ エロゲーとか芝居とかについて書いていくブログ。
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今日は玲愛のTrueルートの最後まで。
「ベランダ越しの愛」の続きから。

○花鳥姉妹会談・・・大失敗
由飛と玲愛との話し合い。待ち合わせ場所に向かう段になって、髪だとか元栓だとか色々気になりだす玲愛。普段のしっかり者ぶりがどこへ行ったのか、由飛と顔を合わせるふんぎりが付かない様子。

玲愛「大丈夫かなぁ?私、ちゃんと話せるかなぁ?」
不安気にそう言って仁の手を握りしめる玲愛。キャラの切り替わりぶりが凄いww

待ち合わせ場所に既にいる由飛。玲愛曰く「あの子は時間を守ったことがない」だそうで。随分と態度のでかい養女だな、と養子の仁に呆れられる。

由飛「…なんで、手つないでるの?」
至極真っ当なツッコミ。微妙な緊張感。由飛と仁と玲愛で三角関係の様相。

玲愛「1日に1本だけ吸うのよ、仁って。…知らなかった?」
レストランに入って喫煙席か禁煙席か聞かれた時の一言。由飛より仁を知ってるアピールですね。「知らなかった?」なんて聞いちゃうあたり、今日の玲愛はなかなか攻撃的だぞ。

玲愛「この席の配置って…どうなの?」
仁と由飛が並んで、玲愛が向かい。玲愛は不満な様子。仁がまず座って、自然に隣をキープした由飛。多分無意識だけれど、なかなか手強いな、こいつ。仁はなおも状況を全く把握できていない。仁の鈍感力は53000です。

仁「お前ら2人が疎遠になっちゃったのだって、どっちが悪いってわけじゃないんだろ?だったら、まずは…話し合ってだなぁ」
由飛と玲愛の仲を取り持とうと頑張る仁。自分が無関係だと思っている辺りがちょっとあれだが。テーブルの下で仁の手を握り締める由飛。これも玲愛にバレたら大減点だなww

丸く収まった感じになって、料理が来て、食べ始める。仁からハンバーグを貰う由飛が代わりにニンジンのグラッセを「あ~ん」して食べさせる。当然ですが、玲愛の不興を買う。
玲愛「あんた・・・私を馬鹿にしてんの?」
ですよねー笑 

「深夜のキュリオで、私の前でひざまづいて…何でもするって誓ったわよね?」
「前なんか、寝てる私の口をこじ開けて、無理やり食べさせたことだってあったのに」
玲愛の情報操作。ちょっと自慢気でちょっと甘えてる感じの玲愛。ちゃんとダメージを受けてる由飛が面白い。ハンバーグの「あ~ん」を要求する玲愛。それを見ていてわなわなする由飛。仁が玲愛に食べさせようとすると、由飛が仁からフォークを奪う。

由飛「ほら玲愛ちゃん、あ~ん」
意外と守備力高いぞ、風美由飛。


◯嫉妬ポイントMAX
嫉妬ポイントってヒットポイントに似てるね。

閉店後のキュリオ。次回の姉妹会談について仁が話すものの玲愛は乗り気でない。クリスマスの時にはあんなに通じ合っていたというのに。

仁「あれから一週間しか経ってないじゃないか」
玲愛「…その間に何があったと思ってるのよ」
仁「何があったっけ…うがあああっ!?」

モップで攻撃される。どうも花鳥姉妹の問題と自分が関わりないと思っているようで。由飛と玲愛と仁の関係は、一人と仁と恵麻の関係に近いわけだから、ちょっと考えれば分かりそうなものだけれど。鈍感力。

玲愛「あんたが私たちの間に、どこまで深く入り込んでるか、わかっててそれ言ってんの?この蝙蝠野郎!」
と言いつつ、まじめに童話「卑怯な蝙蝠」についての解説しだす玲愛。

玲愛「ついフラフラと私の誘惑に負けたくせに!」
仁「負けるに決まってんだろ!好きなんだから!」
言い合いの末、やっと仁の言葉を引き出した玲愛。大勝利。泣き出す玲愛。

玲愛「由飛に…勝っちゃった。勝てるはずないのに、勝っちゃったんだもの。そりゃ、戸惑うわよぉ」

でもその勝利は、玲愛が積極的なアプローチを見せたからであって、由飛か玲愛か、どっちに転ぶかは正直なところ分からなかった。それを仁が認めるのは、ある種の誠実さなのかもしれなくて、由飛に現状を伝える決心をするのは間違いなく誠実さの現れて、まぁ、なんというか、仁くんかっこいいじゃない。

仁「少なくとも、さ…今は、玲愛が一番好きだぞ。僅差の一位が、独走し始めてる」

情けないとか卑怯とか言いながらも、玲愛にとって仁は満点の存在で、仁にとって玲愛は95点だとかで。残りの5点は「キス」と「えっち」だそうで。おい、こらww 仁の満点に拘る玲愛はうっとりしながら事に及び始める。おいおいおい。

玲愛「次、何すればいいのか、色々と考えてたから」
考えた結果として仁のを舐めてみることにした玲愛。きちんとしてるなぁ、きちんとしなくていいことまで。“一回目の反省とか、二回目への展望とか、きちんと議事録にしてそうだ。”ってのは確かにそれっぽい。

だんだん馴染んで来た感じのセックス。中はダメっていうのは真面目な玲愛らしいのだけれど、途中からそんなのは忘れてしまって、膣内射精ということになりました。

で、ノーパンで精子垂らしながらキレる玲愛。おいおいおい。仁の「責任取るから!」で一瞬勢いが止まったのは照れたからだろうなぁ。照れ隠しも相俟っての再起動再キレ。仁くん、反省なさい。


◯半同棲状態
1月5日。半端に正月気分を引きずった状態の定休日。仁の部屋を念入りに掃除する玲愛。掃除機で「そこどいて」される辺り、かなり所帯染みてる。

中出し事件のペナルティーは合鍵だったようです。玲愛め、「責任取る」を実現の方向へ進めてるな。おせちと雑煮を食べながら、新婚さんというほど初々しくもないが微笑ましい食卓。

正月は実家に帰って、由飛と大喧嘩したという玲愛。夜通し話して、一緒に眠って。花鳥姉妹は、やっと姉妹らしくなってきたようです。

ドアのチャイムで起きる仁。休日の日中を二人してベッドの中で過ごしてしまった模様。全く困った奴らだぜ。訪問者は瑞奈。玲愛に仕事の連絡があったようで、仁の家に玲愛がいるのはお見通し。瑞奈は良い所で必ず顔を出すねぇ。

「あの娘の狼狽する姿を想像すると、めっちゃ面白…あ、いえ、忍びないんですけど、どうしても今日中に話しておかないといけないので」
「一番上のボタンもはめないと…首筋のキスマーク、隠れてませんよ?」

慌てて身支度をする玲愛。
玲愛「下着っ!?ブラは?ショーツはどこ!ちょっとあんた盗んだでしょ?」
仁「俺は中身にしか興味ね~!」
玲愛「今口説くなぁっ!」
仲良いな、お前ら。

瑞奈「雪解けや~、犬と猿とが、姫始め~」
犬猿の仲と申しましても、豊臣秀吉と前田利家のように仲が良い犬と猿というのもおりまして。


◯里伽子の祝福
バレンタイン商戦へ向けて、里伽子にアイデアを求める仁と恵麻。アイデアは毎日客に接してる奴が考えてこそ価値がある、と店長と総店長を完璧にやっつけるお説教の後「とはいえ、一つだけなら面白い手、あるよ」と助けてくれる里伽子。
こいつは本社の敏腕営業部長か何かか?ww

由飛を使ってキュリオとの合同企画を、という策を授ける里伽子。策士!そして由飛と玲愛が揉めてるのもお見通し。それが仁絡みなのも分かってる。里伽子チートすぎるだろww

里伽子「今度こそ、絶対に幸せになりなよ!…あたしが言うのもなんだけどさ」
彼女の心中は如何ばかりか。ちょっと切ない。


◯制服スワッピング
2月13日(日)バレンタインフェアの最終日に由飛・玲愛発案のキュリオ・ファミーユ制服交換イベント。ついでに「お帰りなさいませ」と「いらっしゃいませ」もトレード。

◯バレンタインデーH(玲愛編)
閉店後ファミーユの制服を返しに来る玲愛。

仁「一枚足りない~」
番町皿屋敷ですね。玲愛が着たまま来たから一枚足らない。

バレンタインデーということで、玲愛から仁にチョコレート。
“お互い、死ぬほど照れが入った”可愛いな、お前ら。渡す方も受け取る方も照れ照れで、正月の所帯染みた様子はどこへ行ったのかと。いや、一気に所帯染みちゃったから逆にこういうのが照れるのかも知れないけど。

一回良い雰囲気になってしまえば、問題ないようで、お互いチョコレートの口移し。イチャつき始めると激しいよな、こいつら。

「制服…」
「返さないと」
「だから…ここで脱いでかないと…いけない、でしょ?」
わざわざ制服で来る玲愛の計算。ベランダでクリスマスパーティーした時も思ったけど、意外と作戦立てるよね。真面目だから先々を考えてるのか。

玲愛「私を抱いてるとき…10回は『愛してる』って言うこと」
要所で直球のアタックを混ぜてくるので、侮れない。玲愛の言葉で理性をぶっ飛ばされた仁。ちょっと煽り過ぎて焦らし過ぎたせいで早漏気味。まだまだだな。

最中に好きとか愛してるとか言われると物凄く気持ちが良い、と話す玲愛。何かとんでもないこと言ってるよ、この人。そりゃ、仁も続けてもう一回って気持ちになりますよね。

仁の「愛してる責め」でイキまくる玲愛。仁におぶってもらって帰って、すぐにぐっすり。ちなみに仁の部屋でな。家に帰っとらんのか、お前はww


◯それでも一緒に寝るの
板橋が賭けに勝ったようです。
そして気になる一言「なんで受けさせちゃったの?」
何を?何を?

二人で鍋をつつきながら上の空の仁。それを玲愛が気にすると、やっと仁が本題を切り出す。四月に玲愛が本店へ戻る、という話。

こっちに男が出来たから転勤しない、なんてのは玲愛にとって「甘え」だと思えてしまうんだろうな。でも、仕事の皺寄せをプライベートの負担で吸収するのって本当に職業人として優れているんだろうか。仕事の為にプライベート捨てられても会社側は困る。人生賭けられたって責任取れん。

本店はブリックモールから二時間。中途半端な距離ながら忙しい二人にとっては致命的。状況は遠距離恋愛と同じようなもの。玲愛は社会人として割り切ると言うが、仁は不安で仕方がない。

玲愛「私の、仁に対する想いは、絶対に変わらない、よ」
微笑して言い切る玲愛は、少し楽観的でありすぎるのではないか。

玲愛「私のこと嫌いになったら言ってね。そしたら、仁を、自由に、して、あげる・・・から・・っ」
もし自分が心変わりしてしまったら?という仁の問い掛けに対して。何とも玲愛らしい言葉です。これを言う玲愛も辛いだろうが、言われる方も辛いですよ。心が離れないままにする方法を知っているのに、どうしてそうしてくれないのか、と。


◯同情から愛情へ
閉店後のキュリオ。珍しく残っている板橋。何か玲愛に用がある模様。

板橋「一体君はボクのことを何だと思ってるの?」
玲愛「本店で聞いた噂では、『幹部候補生の切れ者』ということでしたが…」
少し年齢が行っているから、板橋は中途採用なんだろうか。或いは結城誠介がヘッドハンティングか。元は老舗の一流ホテルマン、とかありえそうじゃないだろうか。

ファミーユへのお遣いを頼まれる玲愛。板橋は玲愛と仁が上手くいっていないことに勘付いているようだ。

一方のファミーユは由飛と仁のお茶会。由飛は久々の登場な気がするなぁ、と思ったら制服交換以来か。あの時も仁との会話はなかったからなぁ。玲愛が実家に戻るということを知った由飛は玲愛と仁の関係を心配しているようだ。

由飛「つきあってるよね?」
仁「…どっからの情報?」
由飛「本人から」
仁「マジ?」
由飛「お正月に、実家で、夜通し…」
大晦日の姉妹大喧嘩はやはり仁絡みでした。罪な男だなぁ。

「ごめん、とか、やっぱ私が謝るのっておかしい、とか、わたしが先に仲良くなった、とか、私が最初に喧嘩した、とか、わたしのこと、憧れなんだって、とか…」
「でも結局…玲愛ちゃんが、大好きって、どうしても離れられないって…あんな彼女見るの、はじめてで」
由飛に向かって「言っとくけど、私が最初に喧嘩したんだからね!」とか意味分からん主張をしてる玲愛を思うと微笑ましい。

玲愛を止めない仁を疑問に思う由飛。
由飛「仁…玲愛ちゃんのこと、好きじゃないの?やっぱり、わたしの方がいい?」
仁「そんなことないって…」
後半部分のボケに付き合う余裕もない仁。前者だけへの否定なんだけど、後者までバッサリ否定してしまってるww

今から言うことを忘れろ、というのは玲愛も言ってたことで、どんどん似たもの同士になってきているような。気もする。仁を抱きしめる由飛。

仁「玲愛にとって…俺って、なんなんだろうな?」
思わず不安を口にする仁。仁を慰める由飛。それをうっかり見ちゃった玲愛。タイミング最悪ですよ。もう、これ以上ないくらいに最悪。

帰宅する仁。テーブルの上に板橋が作ったイベントの資料が。
んー、まずい感じですねぇ。


◯狂い出す歯車
翌朝、起こしに来る玲愛。今日は定休日の水曜日。玲愛は「たまった洗濯物片づけて、部屋も綺麗に」なんていつもと変わらない。

玲愛「仁はお疲れだね。昨夜も遅かったみたいだし」
仁「あ、ああ…その、ちょっと新メニューの研究を」
玲愛「…そう、なんだ?一人で?」
仁「ん、まぁな」

玲愛は昨晩仁が由飛と何をしてたか見てた。見てた上で確認した。確認しない方が幸せだったのに。そして、嘘をつく仁。うーん、迂闊だ。何度も夜の店には踏み込まれてるのに。

そしてタイミング悪い由飛からの電話。
玲愛「昨夜、遅かったね…部屋の方、電話したけど、ずっと出なくて…」
由飛「う、うん、ちょっとね。…大学のお友達と会ってたら話が弾んじゃって」
玲愛「…そう、なんだ」

玲愛は由飛にも確認した。そして嘘をつく由飛。きっと悪気はないんだろうけど、恋人である玲愛に気を使ったからこその嘘なんだけど、今の状態の玲愛には響くよね。

玲愛「口裏…合わせてある…」
由飛に元気づけられて、必死に玲愛を送り出そうとする仁と、その仁の頑張りが心変わりのように思えてしまって不安になる玲愛。あぁ、ままならない。


◯本末転倒
見るからに元気がない玲愛。仕事中も上の空になってたりして、足を引っ張ってしまったりして。

板橋「こういうの、本末転倒って言うんだよねぇ」
玲愛「え…?」
板橋「プライベート捨てて仕事を選んだはいいけど、そのせいで、選んだはずの仕事に身が入らないようじゃ、まるっきり、意味がないんじゃないの?」

板橋がまともなことを言っている。そうだよなぁ。そもそも、大事なものを切り捨てて他のことに弊害がないなんて人間は都合よく出来てないんだ。

板橋「い…今の僕、ちょっとカッコ良くなかった?」
要所を締めて、しかしきちんと落とすトコが良い。

仕事もプライベートも共倒れになりつつあり、すっかり気落ちした玲愛。涙も出ちゃうよねー。そんな玲愛に気付いて仁がやってくるが、由飛に呼び戻される。

由飛「約束したでしょ?仁の、ためなんだよ?」
その約束とは、一体何なのか。


◯噴き出してくる恐怖
ベランダでの一服は久々かもしれない。これはベランダ越しに玲愛と話すのが目的か。確かに、直接顔を合わせるよりは話しやすいかもしれない。その意図を察してか出てくる玲愛。

来週の水曜日には玲愛は遠くへ行ってしまう。しかし、彼女は一歩も先へ進めていない。現実的な解決策も見つけられず、二人の絆を信じるだけ。

「怖いよぉ…」「不安だよぉ…」
ついに玲愛が不安を口にする。それでも玲愛は自分の決断を曲げない。真面目に、地道に頑張る姿勢に拘るのは、天才の由飛に優っているのがそこだけだったから。だから玲愛はその生き方を変えられない。自分のやり方に縋る。

限界の玲愛。その玲愛を見ている仁も限界。


◯全てがCになる
開店前のファミーユで里伽子と由飛に頭を下げる仁。「計画から降りる」と言う。計画とは一体?

由飛と仁の関係を匂わせて、玲愛を落とそう作戦だったようだ。里伽子さんは相変わらず恐ろしいことばかり考えますね。「狂い出す歯車」のとこで由飛が何も考えてないんじゃないかと思った点について、ちょっと反省。由飛良い奴だな。

もうちょい「え、仁は由飛に心変わりしちゃうの?」ってプレイヤーも心配するくらいにやってくれてたら、この作戦がもっと活きてきたと思うんだけどなぁ。尺の関係で仕方ないのかもしれないが?

里伽子の作戦は毎度のこと効果てきめんではあったものの、玲愛を傷つける苦しみから離脱を宣言する仁。正面からぶつかることを決める。

仁「…ごめん。俺、あいつの真面目で融通が利かないとこ、大好きだ。だから、俺も真面目に…俺の気持ちを伝える」
背中を押してくれる由飛。最後まで嫌われる役目を全うした里伽子。
“相変わらず、ここまで俺のことわかってくれるんだな。やっぱいい女だよお前…だから、手が届かなかったんだっけな”
玲愛ルートの大事なとこなのに里伽子で泣いた。

キュリオで玲愛を捕まえる仁。
仁「悪い、板橋さん。玲愛、借りるね?」
板橋「いいけどさぁ…なんか段取り違くない?」
あ、板橋もグルなのね。要所で良い店長だけど、落とすトコは落とす。

仁が玲愛を連れてきたのは、ファミーユ本店跡地。今まで玲愛は知らなかったファミーユ本店の話、死んだ兄の話。

仁「お前のこと、騙してたんだ!」
高村仁、一世一代の大懺悔。

作戦の全貌が明かされる。勿論、仕切りは里伽子。ファミーユとキュリオと両方を巻き込んでの大作戦だったのか。すげえな。
由飛「玲愛ちゃん、どうなっちゃうんだろう?」
里伽子「天罰だと思っていただければ」
言うに事欠いて天罰ww私怨だな!私怨だな里伽子!!

作戦について知らされた玲愛から仁へ、素晴らしい連続攻撃。愛する男の股間を蹴り上げ、殴り付け、肘を打ち下ろすのか。恐ろしいな。

懺悔が終わって、仁の本題はその次。
仁「ここに、ファミーユの本店を取り戻したい。玲愛と、一緒に…」
そうかー。仁くんはそれを考えたのかぁ。


由飛「里伽子さんって…本当に仁のこと、わかってるんだ。おっそろしいなぁ」
里伽子「…単純なのよ、あいつは」
由飛「玲愛ちゃんを追い詰めれば、絶対に、仁が助けようとする」

里伽子と由飛。負けた側の反省会。玲愛を追い詰める作戦を見せかけて仁を動かすための作戦。里伽子さん、ホントあんたって人は・・・。

里伽子「結局、自分で解決するしかないのよ」
由飛「だったらどうして相談に乗るんですかぁ?」
里伽子「…あいつには、うまく行ってもらわないと困るから」
由飛「…どうして?」
里伽子「………」
由飛「わたしは…そこまで割り切れなかったなぁ。だから、嘘でも、ちょっと楽しくて、嘘だから、ちょっと…せつなかった」

ここが、由飛自身のルートを含めても、由飛の一番良いシーンなんじゃないかと思った。

兄の一人が作って、燃えてしまったファミーユを仁が復活させる。それが仁が一人に追い付くための方法だった。
“コンプレックス持ちだった弟の…後悔と、憧憬と、色々取り混ぜた、複雑な感情の総決算”

玲愛「どうしてもぉ、私が欲しい?」
仁「欲しいの!」
玲愛「だったら…責任取ってもらおうかな?」
仁「お前…確か前、『軽々しく責任なんて言葉、口に出すな』って…」
玲愛「…重いよ?今回のは」

告白成功。見事玲愛はファミーユの玲愛になる訳ですが、真面目な玲愛は大事な手順を踏みたがります。懐かしのキュリオ本店へ。

玲愛「頑張れ仁…私の、店長!」
これはままらぶの涼子ルートでのセリフらしいけど、涼子ルートだけまだやってない。今は大事に取っておいてる状態。

さて、出てくるキュリオの店員は…わああああああ、翠だああああああ。翠派の俺、歓喜。

仁はキュリオから玲愛を引き抜くための仁義を切るためにやってきた。折角、ビジネスで、これはヘッドハンティングで、という言い訳と体裁を作ってきたにも関わらず…

仁「玲愛を、俺にくださいっ!」
娘さんを貰いにきた男みたいになってしまう。





帰り道、上機嫌の玲愛。
仁「お前の周りの世界は…お前が考えるよりも…ちょっとだけ優しいんだよ」
玲愛を笑顔で見送ってくれたキュリオの仲間達。

玲愛「さっき電話したのよ。そしたら、ご馳走作って待ってるって」
仁「ま、待て、心の準備が!」
玲愛「あ、大丈夫大丈夫。さっきみたいに台詞トチっても全然OKだから」

どさくさで実家に連れ込んで、親に挨拶させようとする玲愛。あわよくば、本当に娘さんを貰いにくる男をやらせるつもりのようで。


◯Trueエンディング
二年後、完成したファミーユ本店。
“まだ、中は、がらんどうだれど。ここに、色々詰めていこう。オーブンに、冷蔵庫に、テーブル、椅子。時計くらいはアンティークにしてもいいかもしれない。あとは…そうだ。夢、希望、仲間、たいせつなひと。”



玲愛「おかえりなさいませ…旦那さま」
左薬指に指輪がある点に注目!!


玲愛はキャラクターの特性上、デレるとこがピークに来ちゃう感じなんですよね。だから、ルート分岐後の一騒動の盛り上がりが第4クォーターから12月24日25日に向けてのものにちょっと負けちゃってて、それが残念だった。

でも、「最強のツンデレ」の名に恥じないキャラクターでした。花鳥玲愛恐るべし。


明日からは由飛のルート。そして最後に里伽子ルートをやって、Re-order追加の短編をやって、フォセットのパルフェ関連短編をやって、という感じでパルフェも終わりでしょうか。寂しいなぁ…。
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玲愛+由飛ルートの第4クォーター。
12月24日のイベントから玲愛のNormalエンドまでを今日はお届けします。


○12/1 第4クォータープロローグ
クリスマス商戦へ向けて、ファミーユ店員大集合。

里伽子に助けられて到着した由飛。由飛に代わって謝る仁。機嫌を害する里伽子。愛人の粗相について旦那から謝られた本妻・・・うーん、既にこの構図って時点でアウトのような。

そういえば「ままらぶ」でもかおりルートで小雪が浩二に代わって謝ったことについて、かおりが腹を立てるってのがあったし、ダメ恋でも麻美が理に代わって謝ってて長屋の連中から「あらあら」って目で見られてたような。

かすりと明日香もセットで登場。
確か、かすりは23歳とかだよね?だとすると、ちょっと私服に落ち着きがありすぎるような。色合いが少し派手でも良いかなぁとか思ったり。

クリスマス期間は恵麻はクリスマスケーキに専念。かすりの責任は重大ですが、大丈夫か?ちなみに、クリスマスケーキの値段はワンホール1000円と今回もダンピング戦術。勿論、経営企画担当の里伽子が決める。笑

無茶な作戦に一番に乗るのは明日香。
かすり「頼もしいこと言うねぇ、一番おっぱいがデカい割には。」
仁「こら…俺がリアクション取れないボケはやめろ」
かすり「確かめたことないの?」
仁「ありがとうよツッコませてくれて!」
この遣り取り良いですね。恵麻と里伽子が若干悔しそうなのがなお良い。

仲良さそうにじゃれ合う仁と由飛に里伽子が一言「そこ通れないんだけど」
里伽子様が私怨に燃えていらっしゃいます。笑


○12/7 試作品(恵麻・里伽子通常)
クリスマスケーキの試食会。恵麻が用意したのはベーシックなデコレーションケーキに加えてブッシュ・ド・ノエル。生産が間に合うのかを心配する店長、原価を気にする経理部長。ま、味は恵麻が作るもんだから間違いないんですけどね。

キュリオのケーキよりも安く、味も負けていない。試食をやって客をつける作戦も立てた。と言う訳で、落ち着いてホールケーキを抱えて食べることにした恵麻。この人の胃袋はどうなってるんだww


○12/10 なんて楽しい喧嘩(玲愛通常)
玲愛と仁、クリスマス商戦に向けて互いに企業秘密をバラし合う。てか、飲食業で原価を聞いちゃう仁はちょっと反則だぜ。他の人に聞かれてはいけないから耳打ちで。
「耳貸せ」と言われて“素直に右の耳にかかった髪をかき上げて、俺の口元へと寄せてくる”と自然にしてくる玲愛は余程仁に心を許しているのだなぁ。それに続く仁の内心もなかなかに良いので全文引用する。

“ほのかなシャンプーの香りに包まれた、さらさらの金髪。こいつに気がある男なら、あっという間に轟沈させられそうなシチュエーションだな。だが生憎、俺はそういいう不埒なことは考えていない。…考えてないんだってば。”


仁に耳打ちしようとして背が足らない玲愛。
玲愛「ちょっと…もう少し腰を落としなさいよ」
仁「そっちが背伸びすれば済むことだろ」
玲愛「そういうのは、キスするときの作法よ」

おいおい、ちょっと接近しすぎだろ、物理的にも精神的にも。で、瑞奈と明日香に目撃される、と。このシーンは制約なしの通常イベントなのに、どう見ても玲愛ルートだぜ。どうよ。

店に戻ってから必死にリカバリーを図る玲愛。しかし・・・
瑞奈「さっきのらぶらぶ密談…ここの窓から全部見えてたって知ってた?」
美味しいなぁ、瑞奈。てか、らぶらぶ密談であることを否定しないのか、玲愛は。


○12/10 ひいき(由飛通常)
開店して二ヶ月。実力でオープンした週と同等の客入りまで伸ばしてきたファミーユ。いやー、大したもんだよ、高村店長。

フロアが忙しい時間帯に由飛をお遣いに出してしまって批判される仁。
明日香「てんちょがウェイターやったって、誰も喜ばないよ」
かすり「むしろ邪魔。あんたは卵をかき混ぜてニヤニヤ笑ってなさい」

由飛を評価するコメントを出す明日香とかすり。二ヶ月で随分信頼されるようになったなぁ、と思ったら仁も同じ事を考えていた模様。

仁「やっぱり、俺が連れてきただけのことはあるだろ?これからも、由飛を必要としてやってな」
調子乗ってこんなことを言ったせいで、恵麻も含めた全員から「由飛を特別扱いしている」と言われることに。全くもう、仁は…。

かすり「失敗しても甘いよね~。彼女には」
明日香「そうそう、絶対に怒らないの」
恵麻「………ひそかに同意」

今まで、仁の由飛に対する態度を批判するのは明日香くらいだったんだけれど、かすりや恵麻も加わっての総批判に。これはまずいぞ、店長。

仁「だってほら、変に自信家なところがあるから、俺が間に入らないと…あ、それでも妙に憎めないところがあるだろ、彼女?」
かすり「語るね~」
明日香「思い入れたっぷりだね」
恵麻「…一目惚れっぽいかも」

今日の仁は何を言ってもダメですね。もう、甘んじて批判を受けるしかあるまい。だって、事実だし。お蔭で女性陣から厳しい扱いを受けることになってしまった由飛。理由に気付くはずもなく・・・気の毒に。笑


12月10日のイベントは両立しないんですが、どうせなら一度にと思ったので。


○12/21 イブの仕掛け(玲愛重要)
OPをアンティーク家具屋のピアノで弾く由飛。あ、どうやら火曜日の閉店後に由飛とブリックモールをうろつく『デート』はお馴染みになっていたようですよ。おいおい、かすりや恵麻や明日香は何をやってるんだ。これは由飛の抜け駆けだぞ。里伽子を呼べ!(それかい)

連弾で「もろびとこぞりて」を弾く二人。背中に体をぴったりとくっつけられて狼狽える仁。由飛は無意識なんだから、あんたが意識したら負けだぞ、仁!

楽しい時間はあっという間に過ぎて、蛍の光が聞こえてくる。
由飛「ちぇっ、もっと弾いていたかったな…」
仁「大学で好きなだけ弾けるだろ?」

大学について言及されて、少し苦しげな表情をする由飛。
由飛は色々あって大学には全然行っていません。

「聴かせられないじゃない」
「大学で弾いてても、一番に聴いて欲しいひとたちに、聴いてもらえないじゃない」
「好きな人に、好きな人たちに聴いてもらって、はじめて、楽しい歌だったり、楽しい演奏だったりするんだよ」

ずっとこのピアノを弾いていたいという由飛の願いを叶えるべく、仁は家具屋のドアを叩く。でも、ここじゃない場所でピアノを弾くことを苦しがっている由飛の気持ちにもう少し踏み込んでも良かったのかもしれないけど。


○12/23 仲直り、したいときには兄はなし(玲愛重要)
閉店後、キュリオを尋ねる仁。
玲愛「ファミーユの店長」
仁「お前…俺は高村仁だっつ~の!最近はちゃんと呼んでくれてたじゃんかよ花鳥」
玲愛「あんたが初めてここに来たときのこと、思い出したのよ」

たった二ヶ月前のことを懐かしむ顔の玲愛。この二ヶ月で二人の関係は随分変わりましたよね。お互い嫌な奴と思っていたのが不思議なくらい、今は打ち解けて。やや打ち解けすぎて店員にいじられるくらいだけどww

早く片付けが終わったから手伝いに来た、という仁。どうやら一緒に帰るつもりらしい。玲愛は掃除を仁に任せて飲み物を用意しにキッチンへ。仁の注文はミルクセーキ。この卵マニアが!

玲愛の作ったミルクセーキに文句をつける仁。
玲愛「…もう二度とあんたのために何かしてあげない」
仁「冗談だって。花鳥と話してると、たまに喧嘩が恋しくなってね」
玲愛「…あんた嫌ぃ」
仁「女みたいな声出すなよ」

“ハっとするほど可愛くなっちまうからよくない。”ってまぁ、容姿が可愛いのは最初から認めていたけれど、打ち解けるにつれて中身まで可愛く思えてきてしまっているからなぁ。

由飛のことを相談する玲愛。どうやら由飛はキュリオを覗き込んだり、玲愛が出てくるのを出口で待ってたりと関係改善に向けて地道な努力を重ねているらしい。偉い偉い。

玲愛「で、裏口から逃げた」

おいこら。玲愛は由飛と何を話したら良いのか困っているらしい。嫌いな訳じゃないし、由飛だけが進学したことについてわだかまりがあるわけでもないのに。

「仕方ない…彼女は天才だもん。私みたいな凡人とは、出来が違う…って大丈夫?」
「音大だってトップ合格だったいし…って大丈夫?」

二度ずっこける仁。まぁ、由飛見てて天才とは思わないよな。いや、逆に天才っぽいかもしれないな。他のことが何も出来ない感じとかマイペースさとか。

「あんた、彼女に惹かれてるでしょ?」
「それも、彼女の才能。自然と人を惹きつけてしまう天才なのよ」
「ごめん、今からの一言だけはすぐ忘れて。………妬ましい」

由飛が才能で玲愛の努力をひっくり返すところが、玲愛としては納得行かなくて、由飛のことは好きなのに、マイナスの感情が溢れてきて。ついに、仁に涙を見せてしまう玲愛。

玲愛「これもついでにすぐ忘れて…ごめん、本当にごめんなさい。すごく困ったよね、今?」
仁「そりゃ、困るわ…だってお前、ここって普通、黙って抱きしめる場面じゃん」
玲愛「もしかして…そういうことする?」
仁「できないから困ってんだよ!」

どうも二人の関係について上手く規定できていない。男と女っぽいことをしてしまって良いのか。させてしまって良いのか。ヘタレな仁は男と女になることを選べず、兄弟にコンプレックスを持ち続けていた弟として、姉妹にコンプレックスを持ち続けている妹に助言する。

仁「仲直り…」「したいときには、兄はなし」
コンプレックスを解消できないまま、兄に死なれてしまった仁にとって、玲愛の話は共感するし、早く二人の関係を改善させたいと思うよね。

玲愛「関係ないと思い込んでるし」
別に、玲愛が妬んでいるのはピアノの才能だけではないのだ。

玲愛「花鳥って…もう区別つかないんだけど」
仁「え?あ…」
玲愛「花鳥由飛と、花鳥玲愛。どっちのこと言ってるのかわからない」
仁「いや、そんなことないだろ?由飛は由飛って呼んで…!?」

玲愛の無言の圧力。“何だこの強烈なプレッシャーは?”ってZガンダムのハマーンがカミーユに遭遇した時にこんなこと言ってたっけ?NTと接触したNTって“プレッシャー”を受けるよね。丸戸はガンダム世代なのか…。

玲愛「区別、つきませんわよね?」
仁「な、何を言ってんだ…かと…ひぃぃっ!?」
玲愛「………」
仁「………」

睨み合いが続き

“えっと…まさか…?”
仁「…玲愛?」
玲愛「行こうか、仁」
輝くような笑顔。

花鳥玲愛、未曾有の積極攻勢。帰り道で仁のことを48回『仁』と呼んだ玲愛。高村はこの辺に一人しかいないけれど、いや、そんなことはどうでも良いのだ。

さて、ついにルート分岐です。



○12/24 イヴのすごい戦い
仁を見つけて駆けてくる玲愛。物凄いデレっぷりである。

玲愛「はぁ、はぁ…お、おはよ、仁」
仁「…おはよう」
玲愛「…おはよう、仁」
仁「だからおはようって…?」
玲愛「………」
仁「あ…」
玲愛「お・は・よ…仁」
仁「おはよ………玲愛」

デレたものの、強烈なプレッシャーだけは変わりない玲愛。しかもそれを当初とは違う方向に使ってくるから性質が悪い。キュリオがファミーユに勝ったら由飛に頭を下げて仲直りする、と約束した玲愛。その時は仁の土下座もついてくる訳で…。

玲愛「仲直りした姉さんと一緒に見させてもらうからね」
こんなことを言っているけれど、今の玲愛は仁が反応に困るくらいに可愛いくて、そんな玲愛に対する態度をどうしたものか困っている仁。

ファミーユに運び込まれるアンティーク家具屋のピアノ。商品の宣伝になるからとレンタルを許してもらったらしい。

由飛「売れちゃうのやだなぁ…」
仁「売り物なんだからこれは…由飛のおもちゃのままでいて欲しかったら、自分で金出して買うんだな」
由飛「店長、お給料10年分くらい前借りできません?」
仁「永久就職するつもりかお前は…」
由飛「…プロポーズ?」

おい、こら、落ち着け。
仁が考えたクリスマスイブ限定企画は新進気鋭のシンガーソングライターもといピアニストの風美由飛によるリサイタル。客のリクエストで次々とクリスマスソングを弾いていく。

ファミーユは未曾有の大繁盛に加えて由飛がピアノ演奏にかかりきりで人手不足。それを救うべく、何とキュリオのフロアチーフがやってきた。由飛には風邪で倒れた時に代わってもらった借りがあるしね。

玲愛「ちょっと仁。もうちょっと小さいのなかったの?」
仁「悪い、ウチのスタッフは、みんなプロポーションが良くて」
ただし、かすりを除く。

この土壇場で、由飛に伝わった玲愛の気持ち。素直になれない言葉ではなく行動で示す当たりがいかにも玲愛らしい。思わず涙して仁に抱き着く由飛。

仁「こういうの俺相手じゃないだろ・・・今は」
由飛「だって…だって…」
玲愛「…今じゃなければ相手は正しいわけ?」
ちょっと私怨出ちゃってますよ、玲愛さん。

由飛「なんで玲愛ちゃんまで、仁って呼んでるの?なんで仁が玲愛ちゃんのことまで呼び捨てにしてるの?」
一方の由飛は由飛で玲愛と仁が互いに名前で呼び合ってるとこが気になったり。お店が大繁盛で大ピンチな一方で、何故か仁も大ピンチ。三角関係を招いてしまった罪は重い。

朝からピアノを弾き通しの由飛に飲み物を差し入れる玲愛。「玲愛ちゃん」「由飛姉さん」と呼び合い、ここ数年分の溝を埋めようと約束し合う二人。

由飛「わたしは今日、とても幸せなことがありました。ですから、この場所にいる全ての人たちに、感謝の気持ちをこめて…」
『つまんない恋』のピアノバージョン。沁みるねぇ。


◯ベランダ越しの愛
クリスマスイブの大商戦が無事に終わってベランダで一服。
「偶然ね」と現れることに無理がある玲愛。なんか、どんどん男と女っぽくなっちゃってる二人。いつの間に?文武両道の痴漢について話してた頃辺りから?

衝立越しのクリスマスパーティを提案する玲愛。二人にとってこのベランダは特別な場所だから。あ、くしゃみで終わるのはハクション大魔王ですね。名残惜しさを隠さない玲愛。隠そうとして隠せなくなりそうな仁。



グラスを割って手を切ってしまったと見せかけて、心配して覗き込んできた仁にキスをする玲愛。仁の行動を読んで罠を張った訳です。やるなぁ。「タバコ…やめてほしいな。やっぱり」なんて、もうすっかり仁の女のセリフじゃないか。

キスされた瞬間に“こいつ、怪我したふりをしてただけだったんだ。良かった。”って仁が思ってるところで「病気の子供はいないんだ」のジョニ黒のCMを思い出したけど、丸戸史明は意識したんだろうか。CMは検索するとYouTubeで出てきます。

キスしてしまったことから一気に想いがオーバーフローする二人。夜中にも関わらずドアを叩き、インターホンを連打する仁。扉一つ開けるにも慌ててしまってすぐには出来ない玲愛。二人して焦る焦る。マンションの廊下であることも気にせずにキスに及ぶ二人。そこでちゃんと出てくる瑞奈は一流の脇役だなぁ。

罠を張ったことを咎められて本人曰く「勝手に手が動いた」と。大神隊長か!あ、サクラ大戦ね。個人的には巴里編が好きですけど。夢と希望と明日と正義を讃える~♪

玲愛「男の胸に飛び込むにも、身だしなみってもんがあるのよっ!」
仁が急にキスされて、玲愛の部屋のドアを叩いている間に着替えをしていた玲愛。それを咎められて一言。急に女の子されると困っちゃうよね。これは玲愛のクリーンヒット。

考え無しの玲愛の行動がどんどん仁に火をつける。仁の理性大炎上。ただ、根が真面目なので、勢いだけでは進まない。
玲愛「今日、どこまでにする?」
玲愛「私的には、その、最後までが希望なんだけど」
ちゃんとしてて、その上きちんと誘ってる。おいおいおいおい。

仁「もう泣いてもわめいても許さないからな。今日、この場で…お前を抱くからな」
玲愛「わかった…泣いたり、わめいたりしないように努力する」
もうダメですね、こいつ。無意識に仁の理性をぶっ壊すことしか言えなくなってる。

玲愛「こういうこと、どのくらいやったことある?」
仁「こ…こういうのって…?」
玲愛「とりあえずは、今してること」
仁「お前が言うなら俺も言ってやってもいい」
玲愛「はじめて」

玲愛はもう恥ずかしがることをしない。仁に対しては徹底して開いて行く方針らしい。だってツンデレだもんな。デレ始めたら凄いんですよ。

玲愛「怒っていいのか、ほっとしていいのか、微妙な回数だからよ」
「…いっかい」という仁の発言に複雑な面持ちの玲愛。まー、一回は微妙だよね。経験少なくて良かったような、でもその一回って特別なんじゃないかとか思ったり。

玲愛「でも、なんか…さっきから引っかかってて」
どんどん事は進んで行くけれど、玲愛は何か引っかかっている様子。

玲愛「吸わないの?」
仁「いや、さっきくすぐったいって…」
玲愛「誰が私の乳首の話をしてるのよ?」
これを乳首の話と思う仁は馬鹿かもしれない。煙草の話だと思う玲愛は何か妙なものに毒されてるかも知れない。

仁「それに…その1本さえも、やめなくちゃいけない理由ができたし」
玲愛「え?なんで?」
仁「さっき…やめて欲しいって言った奴がいたから」
玲愛「あ…っ」
仁「ちょっと、そいつの優先度が高くってな…もう無視できなくなってきた」
遠まわしながら「玲愛に言われたから煙草をやめる」という仁。ちょっと大袈裟に喜ぶ玲愛。

事後、やっと引っかかっていた何かに気付く玲愛。お互いの気持ちを全く確認していなかったのだ。手順の正しさを重んじる人にとっては致命的なミス。キスと好きの順番が違うのは大目に見るとして、勢いで「れあー、ひとしー、すきー!」くらい言っておくべきだった。

「私のことどう思ってるのよ」と尋ねる玲愛。そういう手続きは大事だけど、このタイミングはちょっと間抜けだよね。「お前はどうなんだ」と尋ねられて「好き」と言える玲愛は強い女。

玲愛「私が、恥ずかしがって言えないんじゃないかって思ったんでしょ?」
仁「意地っ張りのはずだろ…お前」
玲愛「肉を切らせて、骨を断つのよ」
花鳥玲愛は意地っ張りだが、いつだって実を取る女です。出してくる例えは若干物騒ですけどww


○玲愛Normalエンド
バレンタインデー商戦へ向けて、玲愛と仁とで打ち合わせ。「2月14日までの三週間」と言ってるから1月前半なのかな。バレンタインデー商戦へ向けての積極案に難色を示す仁。恵麻はあまりチョコレート物が得意でないようだ。

玲愛「…語るに落ちたわね」
仁「…は?」
玲愛「要するに、チョコレートの販売では勝てる見込みがない。だから、バレンタインのイベントは縮小傾向で、と、こう言いたいのね?」

挑発に負ける仁。チョコレートの販売を競うことに。負けた方は「土下座+何でも一つ言うことを聞く」といういつものルール。

玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
この辺は変わりないのだけれど、玲愛が仁を挑発した理由は極めて個人的なもの。急な帰省のせいで、玲愛との約束をすっぽかしてしまったらしい。仁を責める玲愛。最初は厳しい口調だったのに、段々甘えた感じになってるww

玲愛「売り上げ競争で勝ったらさ…仁には、一週間ファミーユを休んでもらうからね」
新人研修で暫く本店に行くことになった玲愛。離れるのが嫌だからファミーユを休んで付いてこい、と。愛しいやら恐ろしいやらww

玲愛「あ、泊まるとこなら大丈夫、姉さんの部屋が空いてるから」
仁「それ実家だろお前の!」
どさくさに紛れて、実家に呼んで両親に会わせようとする玲愛。そうだよなぁ、玲愛はちゃんとした娘だから、彼は両親に紹介するよなぁ。

玲愛「必死で来なさいよ?叩き潰してあげるから」
輝くような笑顔。

一応、玲愛と仁の関係は秘密らしい。一応敵同士ってことになってるし。いや、敵同士ってことにしたのは他ならぬ仁と玲愛なんだけどさ。
“いや、本当に秘密にしてるって。”

かすり「ま~たキュリオと揉めたでしょ?しかもプライベートで」
由飛「明日香ちゃんが一部始終見てたそうですよ。…イチャイチャ喧嘩してるとこ」
明日香「てんちょ…さいて~」

瑞奈「玲愛…またやったね?」
ひかり「最近のキュリオって、私怨で動いてるとしか思えないんですけど」
板橋「あのね…川端君がね、昨夜、隣で大喧嘩してたって情報をね?」
芳美「それで今日、チーフは何を言い出すかなって…」
瑞奈「潰しにかかるか、徹底無視するかで悩んだんだけどね。やっぱり玲愛は寂しがりやだったね~」

ま、ファミーユでもキュリオでも、全然秘密に出来てないんですけどねww


玲愛「ああ…仁、仁…あなたは何故仁なの~!?」
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」から。玲愛はフランス系なんだけど、イギリス人のシェイクスピア好きだよな。どうせならフランスのものを引用して欲しかった。「レ・ミゼラブル」とか「フィガロの結婚」とか。あ、約束をすっぽかしたんだから「ゴドーを待ちながら」が良かったんじゃないか?


今日はここまで!
玲愛ルートはTrueエンドまでプレイ日記も書けてるので、昼にでもUPします。

「この青空に約束を」と「フォセット」が届きました。ままらぶの涼子ルートが終わったらこっちをやろう。プレイ日記は由飛ルートと里伽子ルートを書いたら、次はままらぶを一括まとめで書こうかな。
玲愛+由飛ルートの第3クォーターです。
花鳥姉妹の真実で由飛と仁の距離が縮まったかと思うと、玲愛が風邪を引いて仁が看病し、と攻守が目まぐるしく入れ替わる感じに玲愛と由飛のルートへ進んでいきます。

由飛を『由飛』と呼び捨てるようになってからの周囲の反応が可愛い。特に里伽子。いや、結局そこかと言われてしまうと弱いんですけれども・・・。

○11/15 第3クォータープロローグ
終業後の時間。キュリオはお茶会。
キュリオの石田くんは玲愛狙いだったらしいけど、一時間の説教を食らって夢破れたらしい。ガード固いなぁ、玲愛は。

板橋「そういうキツイことばっか言ってるから、君の周りの男って、仁くんだけになっちゃうんだよ?」
稀に素晴らしい精度で真理を突く板橋。仁が話題になると途端に狼狽する玲愛。

「私はですねぇ、ああいった礼儀知らずで、自分勝手で、独善的な男は大っ嫌いなんです!」と言いつつ「そういう、誰にでもいい顔するところが気に入らない」なんて言っていて、どうも玲愛の仁への評価は定まっていないようです。

仁をお茶会に呼ぼうと提案する板橋。呼びに行けと言われる玲愛。何故か、仁を招待すること自体には反対しない。このツンデレめ。ツンデレの鑑め。

で、ファミーユの方は由飛が仁のオムライスを食べている。里伽子の助言通り人気を博しているオムライスは働いている由飛にとっても憧れの一品だったようで。高村仁「卵の王子様」襲名ww

苦労を見せず頑張る仁を妙に褒める由飛。どうも仁のひたむきな姿と自分との落差を感じているようですよ。珍しくシリアス。BGMも消してるし。

由飛
「わたしは、嫌なことがあったらすぐ逃げちゃうから…正面から向き合うこと、しないから…」
「だから、成長もしないし、いつまでたっても、仲直りできない」

由飛の台詞はこれ以上ないくらいに伏線臭い。丸戸は看板ヒロインについてはある種の手抜きをしているというか、何というか。いやでも、由飛ルートはなかなか悪くないんですけどね。

恵麻が姉になった時、どういう気持だったかを尋ねる由飛。初恋の人が姉になるのは苦しかったけれど、これは特殊なケースだからと仁は言う。でもまぁ、由飛は何らか共感するものがあったようで。

真剣な表情で聞いて欲しい話があると仁に言う由飛。その会話をまずい感じに聞き間違えて乱入する玲愛。

由飛「どうして、わたしがここにいるって…?」
玲愛「いや、そっちは…ずっと前から気づいてたけど。ちっとも隠れてなかったし…姉さん」
そうです。由飛と玲愛は姉妹だったのです。な、なんだってー!?板橋の「修羅場?」って発言が正しいような、違うような…。

冬の夜の~、寒さも凍らす、姉妹かな~?
って、詠んでる場合じゃない。


○11/16 昼下がりの妄想(恵麻通常)
この題名は映画「昼下りの情事」が元ネタかな?初老のプレイボーイを演じるゲーリー・クーパーと、彼を翻弄するものの本当は背伸びをした若い娘に過ぎないオードリー・ヘプバーンの恋愛劇。ヘプバーンが演じたキャラとしてはかすりの方が似合ってるよな。耳年増な処女ww

トリトンホテルのディナーに恵麻を誘う板橋。間に入ってくる仁は何故かトリトンホテルに詳しい。どうやら里伽子を誘おうとしたことがあったようで。何だかなぁ…。

板橋「…朝っぱらからホテルにしけ込もうってか?お姉ちゃん相手に大ハッスル?」
物騒なことを言うものではありませんwww

仁「帝王大卒。大手商事に勤務。20代後半にして課長級。当時の年収一千万超。姉さんと結婚するにあたって、一戸建て兼喫茶店をポンと建てるような人間だ」
神の如きスペックを誇る杉澤一人。でも、ダメ恋の理くんもこれに匹敵してるんだよな。亭主関白と優柔不断は対照的だが、女の趣味は理くんの方が良いし…。いや、仕事で貧乏くじを引くか女性で貧乏くじを引くかの差か。

それほどの男と結婚したせいで男へのハードルが上がり「だから仁くんしか残らないんだ」と板橋。こいつ、実際のところ切れ者だよな、なかなか。

板橋「八橋大在学中、人気喫茶店に勤務。20歳にして店長。年収はさておき、恵麻さんを元気づけるためだけに、大学をポンと一年休学するような人間だろ、君は?」
こう考えると仁、超かっこいいな。何をするにも里伽子の力が必要ってところを除けばな。お前は島野育夫がいないと何も出来ない星野仙一か!

板橋の巧みな話術。あと名曲「落ちる涙の蒼」がかかるもんだから威力倍増。
「確かに、君のお兄さんが忘れられないのかもしれない。でも…君の告白を待っているという可能性は、果たしてゼロなんだろうか?」

ダメダメなシスコン妄想に堕ちる仁。
かすり「このシスコンちっとも直ってやがらないねぇ」


○11/16 花鳥姉妹の真実(玲愛、由飛強制)
うたた寝をしていた仁はインターホンの音で目覚める。急に訪ねてくる玲愛。しかも、なんだかしおらしい。

玲愛「…こんばんは」
仁「………」
玲愛「………」
仁「…夢か」
しかもかなりあり得ない夢だ。なんて思いつつ、ドアまで閉めてしまう。ありがちだけど、こういうベタなノリ嫌いじゃないぜ。で、玲愛の怒りを買うと。

お詫びのコーヒーに苦いと文句をつける玲愛。
玲愛「夜にこんなの飲んだら、眠れなくなっちゃう」
おい、お前、何か可愛いな、おい。

玲愛はどうやら由飛について話しに来たようだが、仁はそういうのは本人の口から聞くべきことだと言って聞きたがらない。こっちの都合だけで仲間のことを詮索したくない、と言う仁はなかなかカッコイイ。しかし、そのカッコ良さが由飛に向いてると玲愛的にはちょっと複雑な気持ちで、意識してはいないけれど妬けちゃう訳で。

仁「貴様、今夜は帰さん」
玲愛「あんたのどこに、そんな度胸と甲斐性があるってのよ」
ちょっと憎まれ口を叩いて撤退しようと思ったらインターホンが鳴る。折り悪く由飛の訪問。ベランダに隠れる玲愛。素早い。

玲愛が「苦い」とか「安い豆」とか言ったコーヒーを美味しいと言う由飛。その言葉が嬉しくて、仁は「いつでもおいで」なんて言ってしまうが。
由飛「毎週は迷惑でしょ?」
無意識な積極攻勢だなぁ、風美由飛。

コーヒーで一服して、冷たい手をにぎにぎして、ちょっと良い雰囲気になって、話が始まる。まずは、二人の出会いがいかに運命的だったかという話。ちょっと臭い、なんて言ったら怒られるだろうか。

由飛はバイトの店員が『店長さん』に話すのではなく、由飛が仁に話す、という関係を望み、呼び方も「由飛」と「仁」に変わる。でも「仁」と呼ばれて脳裏に過る里伽子の存在。後ろめたく思う必要なんてないはずなんですけどね。

仁、由飛と呼び合って笑い合っているとベランダから厳しい視線。由飛との関係を深める仁に対して花鳥玲愛の威嚇。どういう気持ちでやってるのか自分でも分かっていないだろうに。

で、ついに本題へ。ピアノの才能を買われ音大まで進んだ養女の由飛、ピアノの才能が無く両親に反発して大学にも行かずに社会へ出た玲愛。で、何故だかギクシャク。由飛も玲愛も互いを思い合っているんだけれどね。

取り敢えず、今日は「由飛」と「仁」になったのが収穫ということで。玲愛はそれがご不満のようで、くしゃみをしながら鏡にルージュの伝言、ならぬ相合い傘を描いて出て行きました。


○11/17 理由のない大喧嘩(玲愛通常)
タイミング悪くと言うべきか良くと言うべきか、定休日である水曜日の夕方ちょっとコンビニでもと思ってドアを出たところで鉢合わせる玲愛と仁。

仁「出かけるのか?」
玲愛「ちょっとね」
仁「偶然だな、俺もだ」
玲愛「そんな大括りな目的が同じだったからって、偶然と言われたくないわね」

ここで怒ってるのは、昨日のことがあったのもそうだし、由飛の運命に比べたらこんな偶然程度ですよ、ってこともあるのかなぁ、なんて思ったり。いや、入居した先がお隣ってのも結構運命的だが…。

仁「いや、実はさ、ちょっと昨日の…」
玲愛「昨日のことなんか忘れた」
この話題になると特に刺々しい。

仁「その…体、大丈夫か?風邪とかひいてない?」
玲愛「全然問題ないわよ」
仁「そ、そうか、それは良かっ…」
玲愛「風邪には潜伏期間というものがあるの」
心配して欲しくないのか、欲しくないのか。会話の中に玲愛の主張が見えないのは珍しい。いつもはっきりと自分の考えを表す方だから。

エレベーターが来たけれど、二人して乗らずにやり過ごしてしまう。玲愛が一緒に乗るのを拒否したような、仁が一緒に乗るのを遠慮したような、或いは下に着いてしまうともうお別れだから引き伸ばしにかかったような…。

何で怒っているのかと尋ねる仁。ルージュの伝言も何を言いたいのかは分からないものの、何か言いたいのだろうと思う訳で。

玲愛「心からの祝福だけど?そう受け取れない?」
仁「普通取れねえよ」
玲愛「相当屈折した少年時代を過ごしてきたのね~。ちょっと同情」

裏がない正面切った物言いをする玲愛が、何だか言いたいことをはっきり言わないような感じなので仁も不審に感じているし、はっきり言えよと思ってる訳だけれど、この時点だと玲愛自身も良く分かってない様子。

玲愛は「花鳥」で由飛は「由飛」と呼ばれる。しかも由飛は最初から「由飛くん」だし。何か玲愛的にはそれが面白くないというか、モヤモヤするというか。仁を差別主義者呼ばわりしている点からもそこは明らかだよな。

タイミング良くと言うべきか、悪くと言うべきか、エレベーターで上がってくる瑞奈。この険悪なムードには「誰か助けて」と思うことしか出来ない。


○11/18 理由のない仲直り(玲愛通常)
玲愛にファミーユへのお遣いを頼む板橋。強硬に行きたがらない玲愛。瑞奈は転んでもただでは起きない。昨日受けた被害を無駄にせず、玲愛いじりに勤しむ。

板橋「あらら…ご機嫌斜め。…川端君、これってやっぱり?」
瑞奈「ええ、もう昨日、凄かったですから。引きずってますよ~」
板橋「そんなに?いっつもすぐに次の喧嘩のネタを見つけては、前の喧嘩を綺麗さっぱり忘れるのに?」
瑞奈「今度のはねぇ、ほら…痴情のもつれっぽいし」
板橋「ああ、今までとは訳が違う、と?今後の対応によっては、絶交にもらぶらぶにも…」

迷子の子供にホットミルクをあげてあやしている仁と由飛。それを外から見ていて面白くなさそうにする玲愛。仁に見つかって、逃げる必要もないのに逃ようとする。いや、お前はお遣いで来たんだろ。

仁は迷子のアナウンスをしてきてくれと玲愛に頼む。仁に頼られて機嫌良くなる玲愛。忘れてしまったお遣いも、自分がファミーユに行くと言って出かけて行く。それを見てニヤニヤする板橋と瑞奈。


○11/19 噂の歌姫(由飛通常)
店内の客よりも外のオープンカフェを利用する客が多いことを不思議がる仁。と、オープンカフェに里伽子を発見。

里伽子「繁盛してるみたいね」
仁「お前のおかげでもあるさ」
里伽子「あたしは部外者だから関係ないけど」
仁「こんなとこにいなくてさ、中入ってくればいいのに。コーヒーくらいならご馳走するぞ?」
里伽子「店内で、そういうあからさまな贔屓はよくない。ここだって、こういった会話は望ましくないわね」

里伽子はいつも通り冷ややかな態度。仁からの「このあと空いてる?」には首を横に振るけど、仁が「じゃ、またな」とその場を去ろうとすると「…そういえば」と口を開く里伽子の複雑な乙女心。

里伽子「ほら、彼女…風美さんだっけ?」
仁「ああ、由飛のこと?」
機嫌を損ねる里伽子。だから呼び捨てはダメだってば。

歌うウェイトレス由飛。一度注意を受けたにも関わらずめげずに歌っている。お客様にも人気でだし、仁は由飛に甘いから許しちゃうんですけどね。しかも「また買い物付き合って」とか言っちゃってるし、手握ってるし。本妻(笑)の里伽子さん見てるんですからね。

この、由飛と仁の仲良さそうな遣り取りを見ていた里伽子の心中は如何ばかりか。タイプが違う里伽子にとっては由飛は眩しく映るに違いない。何せ自分が知らないほんの数カ月で仁に接近してるし、特別扱いされてるし。

そりゃ「何がおかしいのよ」になるよね。怖っ。


○11/20 里伽え○ん(里伽子重要)
ここは里伽子ルートで長々話すのでカット。

里伽子「ひとし君はいつもいつもしょうがないなぁ…、って私は未来から来た猫耳ロボットですか」
このセリフが大好きです。


○11/21 玲愛ダウン(玲愛重要)
接客の様子を見て、玲愛に異変を感じた仁が話しかける。
玲愛「…余計なことにエネルギー使わせないで」

玲愛のこと、良く見てるよなぁ、仁。ここで「なに考えてんだよ、キュリオ…」って考える辺りに経営者意識が見えるような。

板橋「ふうん…気づいたんだぁ。さすがは仁くん。カトレア君に対する、偏愛っぷりを窺わせるねぇ」
玲愛の不調には気付いている板橋。それでも玲愛を帰さないのは、玲愛が抜けたらキュリオが回らないと玲愛自身が分かっているから。仁が玲愛を「あの責任感と義務感のお化け」なんて評してるのは、敬意と愛を感じてしまうよね。

店が終わったら玲愛をさっさと連れて帰る仁。タクシーでの痴話喧嘩(?)を経て、マンションまで連れてって鍵を出させようとするも、玲愛気絶。重症だな、おい。

家に連れ込まれてあらぬ誤解をする玲愛。「しかも先にシャワー浴びたりなんかして!言っとくけど私は一緒に入ったりしないわよ。」釘を刺すのはそこなのか。一緒じゃなかったらシャワーを浴びるのもやぶさかではないのか。

錠剤も顆粒もカプセルも飲めない玲愛。可愛げ。風邪引いて弱くなってる所で半分くらいデレが出る。

「意識がしっかりしたら、逆に話をしてくれなくなってしまった。多分、今までのこともあって、ものすごく居心地が悪いんだろうな」とか仁くん思ってますけど、あんた馬鹿ぁ?ですよ。

卵酒を無理矢理飲ます仁。「白くて、少し黄色がかった、どろりとした液体を、必死に嚥下する花鳥の恍惚とした表情は…」って、おい、お前なに考えてるwww

「悪かった」
「その風邪、この前、ウチのベランダにいたときにひいたんだろ?」
と、ここまでお節介かつ強気に看病をしてきた仁が急に謝る。こういうのって効きますよね。分かる分かる。

風邪の原因と仁と由飛が仲良さそうにしてることへのモヤモヤとがごっちゃになる玲愛。「仁~、由飛~、だってさ」とか言ってる辺り、完全に風邪の原因の話から逸れちゃってますよね。笑

翌朝。玲愛の熱は38.5で流石に欠勤。食事の代わりに高村乳業(笑)の特製プリン。
「何よ…」
「めちゃめっちゃ美味しいじゃないのよっ」
頂きました得意台詞。笑

仁が出かけようとする度に、やっぱり出勤すると言い出す玲愛。仁は冗談半分で「俺に側にいて欲しいとしか思えん」と言ってるけど、実際のところそういう節もあったんじゃないかと。今度引き止めたら俺も休むと言い出す仁。流石に玲愛は引き留められない。

「…やられたぁ。あと一回で………だったのに」
とか言ってるしね。仁がサボって一緒にいてくれるというのは良心の呵責やら照れやら意地やら色々あるものの、魅力的に映ることは確かだったんだろうな。


○11/23 ピンチヒッター由飛(由飛重要)
由飛「仁…わたしのこと、忘れないでね?」
仁「忘れるかよっ!」
名曲「落ちる涙の蒼」がかかる超シリアスな感じの別れの小芝居をして、由飛を送り出す仁。この小芝居の理由は、ファミーユ始まって以来の超変則シフト。

由飛「本日のみの特別シフトとなっております、ご主人様♪」
玲愛と瑞奈の不在というキュリオ未曾有のピンチを救うべく、風美由飛の電撃的なレンタル移籍。意外とあっさりキュリオに適応したものの、メイドにしては快活に過ぎるような。しかも歌ってるしww

閉店後、帰ってきた由飛と仁でまた小芝居。もう分かったってばww玲愛の為にと一肌脱いだ由飛。花鳥姉妹の関係改善は少しずつ前進している模様。きっと由飛の好意は伝わると励ます仁。

仁「けど、伝わっても悪態つくかもしれないけどな。あいつ、照れ屋だから」
由飛「その、玲愛ちゃんのことわかってるっぽい言い方、気になる」
仁「はぁ?なんだそれ?」
由飛「部屋に泊めたって言ってたよね?」

由飛は玲愛よりも素直に嫉妬心を出してくる。しかしまぁ、お前は仁の何なんだと思わなくもないわけだが。

由飛「玲愛ちゃんが寝てる間、何かした?」
仁「するかっ!」
由飛「………」
仁「ま、待て待て待て!何だその疑惑120%な眼差しは!?」
由飛「…まぁ、信じましょう。仁がそんな浮気性だなんて思いたくないし」
仁「浮気性てなんだそれは?俺の本妻は今どこで怒りに胸を震わせているって?」

え、本妻はこの前「何がおかしいのよ」って言ってたちょっと怖い人でしょ?違うんですか?

キュリオの本格的なメイド服にご満悦の由飛。
由飛「お風呂になさいますか?それともお食事?それとも…その…あの…あ・た・し?」
仁「そら新婚さんだ馬鹿!」


○第3クォーターエピローグ
里伽子との会話の中で、仁が「由飛」と呼んだのを無言の圧力で咎められる仁。しかし、今更「由飛くん」と呼ぶのもあれで、最終的には本妻(笑)からの許可を貰って「由飛」と呼ぶことに。

で、何で由飛の話になったかというと、それは由飛が新サービスを提供しているのを里伽子が見たから。百聞は一見にしかず。仁は里伽子に新サービスをお披露目。

半熟オムライスはファミーユのナンバーワンセールスを記録しているらしい。夏海企画部長(経理部も人事部も兼ねてるけどww)の敏腕ぶりが光る。仁曰く「養鶏業者並」の卵取扱量だとか。

里伽子「で、その、卵の仕入れと由飛さんのさっきの行動にどんな関係があるのよ」
仁「よくぞ聞いてくれた!実はな、卵が切れたら、由飛がああやってお客様の前で産んでみせ…すまん、俺が悪かった待てよ許せよ!」
スプーンで皿を叩いて抗議する里伽子。これは嫉妬も半分入ってるような…。

新サービスは由飛提案の似顔絵オムライス。自分がいなくても新しくサービスを考え、ファミーユはより良くなっていく。嬉しいような悲しいような、複雑な心境の里伽子。

里伽子が「もう、居場所、ないのかもしれない」って呟くのをきちんと拾ってフォローする仁。こいつ、里伽子の話は本当に良く聞いているのだ。で、完成した似顔絵を見て里伽子は頬を染める。可愛いな、お前。

その頃、キュリオにも似顔絵オムライスの出前が届く。玲愛の似顔絵付き。この玲愛いじりのチャンスを板橋と瑞奈が逃すはずがない。
瑞奈「…本当によく描けてるわね。モデルに対しての歪んだ愛情が感じられるわ」



玲愛「…何よ。………美味しいじゃないのよっ!」
はい、定番セリフをいただきました!

似顔絵がもったいなくて食べられない里伽子と玲愛。デレ方は二人共似てるんだよね




今日はここまで!

今回は入りませんでしたけど、
○11/17 里伽子VS玲愛(里伽子通常)
○11/23 玲愛復活(玲愛通常)
辺りも玲愛の仁に対する微妙な気持ちが出てて良いです。こちらのイベントも良かったら見てみてください。こっちのレヴューだと、かすりルートの第3クォーターに入ってるかな。
http://normandy.blog.shinobi.jp/Entry/25/
玲愛+由飛ルートの第2クォーターをお届けします。
だんだんと仁と二人の関係が近付いてくる感じです。
では、どうぞ。

○11/4 第2クォータープロローグ
出勤した由飛が眠ってる仁と、仁を抱きしめて眠ってる恵麻を見つけて叫び声を上げる。
かすり「ネズミでも出た?」
キッチンの担当者として、その発言はどうなんだよ、おい。ま、どっちかっていうと泥棒猫だけどな!!(ギャグです。

「て、ててて…店長、同衾~!?」
えらく古風な表現だな、おい。

恵麻が戻ってきた喜びに、恵麻と仁に抱きつくかすり、明日香、何故か由飛も。
明日香のとこだけ「柔らかい塊が押し付けられる」って出したのは一番胸が大きいからだろうけど、でも、それ、かすりへの当て付けですか?

何故か、また朝礼に混ざるキュリオ店長板橋。
弟溺愛モードの恵麻にひどい仕打ちを受ける。
恵麻「色々と汚い手を使って仁くんに嫌がらせしてるんでしょ!」
このガセネタを吹き込んだのは、里伽子なんだろうか。

かすり「久々に見たねぇ…弟溺愛モード」
明日香「これがないとファミーユって感じがしないもんね」
お前ら楽しそうだなww


○11/4 二度目の宣戦布告(玲愛強制)
慌てた様子でキュリオの表の入り口から駆け込んでくる瑞奈。何か玲愛に用があったみたいだけれど、それを口にする間もなく玲愛から説教を喰らう。花鳥玲愛は誰にでも厳しい。

瑞奈「もう、ホント融通が効かないなぁ。そんなだから、お隣の高村店長さんと喧嘩する羽目になるんだよ?」
説教を喰らった瑞奈の反撃。こいつの台詞の八割くらいは玲愛いじりなんじゃないか?

ファミーユの激安価格設定に驚く玲愛。「本気で頑張れ」と玲愛に言われた結果だと言う仁。

仁「ありがとう・・・花鳥さん」
素直にありがとうを言われて、戸惑う玲愛。玲愛が仁を気になり始めたのはいつからなんだろう。既に脈ありな感じに見えるのだが。やっぱベランダで話した時点でちょっと気持ちが動いてたのかなぁ。

恵麻のダンピング作戦。目標まできちんと立ってて、妙にちゃんとしてるのが恵麻らしくない。仁の言う通り、これは里伽子の差金だろう。もー、結局世話焼いちゃうのか、あの娘は。

玲愛に恵麻の話をしていて、にやけ顔を指摘される仁。
玲愛「ちょっとは骨のある男かと思ったけど…一皮剥いたら、ただのシスコンだったのね」
普通は重要な情報が逆説の後に来るわけだが、今回は逆説の前の方が新情報だったりする。貶すついでだから素直に褒められるという訳だろうか。意識的なのか無意識なのか、これは無意識かもしれないな。どちらにせよ難儀な奴だ。

恵麻からもにやけていると言われる。玲愛が指摘したニヤけ顔の理由は恵麻と一緒に働けるからかもしれないけど、恵麻が指摘したニヤけ顔の理由は玲愛にちょっと良いカッコが出来たからなんじゃないだろうか。自覚はなさそうだが。

玲愛の定番セリフ「何よ・・・美味しいじゃないのよっ」
端倪すべからざる敵だと認識されたでしょうか。


○11/6 さぼり(あすか通常)
由飛ルートの伏線があるからちょっとだけ。

あすかが学校サボってファミーユに出勤してきてるのが見つかる。仁が「今からサボりを覚えたら、ロクな大人になれないぞ?」なんて言ってるのは、かすりが指摘した通り見事なまでのブーメランなわけだが、気の毒に由飛まで巻き添えで命中している。


○11/7 深夜のチェイス(玲愛通常)
店のクローズを済ませて帰路に着く仁。キュリオで一番遅くまで残っている人と遭遇。勿論、それは花鳥玲愛な訳で。あ、玲愛の赤いコートが可愛い。

声をかけた仁を避けるように帰っていく玲愛。冷たい。どうやら理由は恵麻が戻ってきてニヤニヤしてたことのようだ。
玲愛「倒すべき敵で、情けない男で、しかも救いがたいシスコンと話す口なんかないの」
仁「ちょっと待て!二番目は訂正しろ!」
おい、このシスコン大丈夫か。当然、この遣り取りは玲愛の逆鱗に触れてしまう。

仁「お前、今何時だと思ってるんだ?女の一人歩きは危険だろが!」
玲愛「別に怖くもなんともないわよ!」
意地でも一緒に帰宅しようとする仁。嫌がる玲愛。多分照れてるだけなんですけど、でも、最終的に走り出す辺り徹底している。玲愛に追い付けない仁の体力はどうなんだ。もうちょっとしっかりしろ。

玲愛に追い付けず、仁は近道を使う。背後から仁が消えて心配する玲愛。先回りしたのに玲愛が来なくて心配する仁。お互いに心配になって互いを探しに駅前まで戻るお人好し二人。妙なシンクロ。

玲愛「スポーツ万能で成績優秀で、そいでもって、その……の痴漢がいたらどうするのよ!」
そういう心配をするのかww

心配してくれた玲愛に対して、仁は先回りして驚かせてやろうなんて子供じみたことを考えていた訳で、反省して全てを話すと、当然のことながら酷く罵られる。何故かしりとり縛りの罵詈雑言。

「何が『女の一人歩きは危険だろが』よ!安心させといてハシゴを外すなんて、余計タチ悪いじゃない!」
そう言って玲愛は怒るけど、仁がいて安心してたんだね。しかも、怒って「帰る!」なんて言いつつ一人では行こうとしないし。扱い難しいが可愛いやつです。


○11/7 もう少し、このままで…(由飛通常)
歌いながらクローズ作業をする由飛。歌の名前は安易に「お掃除の歌」だとか。

由飛「作詞、作曲、唄を、あのシンガーソングライターの風実由飛が担当してるらしいですよ?」
仁「あ~、今をときめく…」
由飛「あ、店長、風美由飛知ってますか?さすが通ですね~」
この遣り取り好き。あと、「かざみゆ」まで打つと「風見幽香」が出てくるPC勘弁して欲しい。俺、そんなに東方派じゃないのに。レイマリとかぐもこと星ナズは好きだけど・・・ってちがうちがう。

何故ショーケースの方の仕事が出来ないか、という話になっても適当に誤魔化す由飛。結局、これが何でなのかは明言されないよね?よね?

そろそろ帰ろうかと言う時に、あわあわ言い始める由飛。急に仁の背中に抱き着く。おーっと、これはアレな展開か!?なんて思わなくもないわけだが、いや、流石に展開として無理があるでしょ。

由飛「少しだけ、このままで…」
何か雰囲気出す感じのセリフを雰囲気ある感じに言うんじゃないwwついついドキドキしてしまう仁に罪はない。いや、仕方ないって。そんな、ちょっとまずいタイミングで玲愛が入ってくる。何で?

玲愛「…お邪魔だったみたいね」
棘のある態度は嫉妬なのか、何なのか。板橋店長を探しに来たと言っていたが、実際のところそうなのか。仁と由飛がいちゃついてるのを止めに入ってきたなら、もっと積極的に行動するか。じゃあ、多分偶然なんだろうな。

玲愛「ほどほどに…ね」
何で寂しそうな言い方をするんだ。お前、仁の何なんだ。いや、これは相手が由飛なのも関係しているんだろうか。どちらにせよ玲愛は複雑な気持ちのようで。

一方の仁は誤解を解くべきか、或いはこれは誤解ではないのか、なんて考えてしまっている訳だけれど、由飛の方は玲愛が去ったらあっけらかんと「お邪魔しました~」なんて言っていて、このトラブルメーカーめ!!

え、どういうこと?となる仁に「気の毒な仁くん」と板橋が・・・って板橋あんたいたのか!!


本来、この11/7のイベントは両立しないのだけれど、どっちもここに書いておきたいので、例外的に。


○11/8 由飛ワールド(由飛通常)
歌うウェイトレス風見由飛。しかも無意識。しかし、かすりがまともに先輩っぽく由飛を注意しているのは面白いな。なかなか見かけない光景だ。

このイベント、妙に短い。

○11/9 給料日(由飛重要)
給料が入ったら買い物に付き合う、と由飛に約束した仁。給料日の閉店後、ぐいぐいと引きずられてファミーユ閉店後のブリックモールへ。

仁が由飛と買い物の約束をした時も、給料日当日に由飛が仁を引っ張って早上がりした時も、明日香は冷たい視線を送っていたようだ。明日香は由飛が仁とくっつくんじゃないかという警戒心が強いな。里伽子が相手なら諦めもつくが、由飛なら嫌なんだろうか。難しい。

仁は女性との買い物が久々らしい。勿論それまでの相手は里伽子だが。里伽子との買い物は地に足が着き過ぎててちょっとあれかもしれないな。仁が何の気なしに褒めたものとかついつい買っちゃいそうだけど、里伽子は。

由飛が買いたかったのは「いつもお世話になっている店長さんへのプレゼント」だったらしい。初任給は家族にというのが通り相場で、仁もそれを指摘するのだが由飛は珍しく歯切れが悪い。

由飛「両親は…マズいです」
仁「なんで?」
由飛「だって、バイトしていることが知れたら…あ、いえ」
このセリフは都合よく聞こえない。耳があんまり良く聞こえないのはギャルゲ主人公の必須条件である。

仁「だったら、兄弟とか…いないの?」
由飛「妹が一人、いるにはいますが…」
仁「だったらその子にあげればいいじゃん」
由飛「それは、さらにマズいです…」
そりゃ、マズいですよね。相手は玲愛ちゃんですからね。

由飛「どうして、貢がせてくれないんですか店長!?」
誤解を生む表現。いや、内容的にはあながち誤解でもないのが更に問題。で、結局由飛の初任給は仁のオーダーメイドシャツとネクタイに変わってしまった。金の使い方が豪快である。

「仕送りで生活できている」という発言で身分を怪しまれる由飛。由飛曰く、両親は二代目の穀潰しだそうだが、仁に言わせれば由飛は三代目の穀潰しである。確かに。

アンティーク家具屋の前で足を止める由飛。彼女の足を止めさせたのは店先に展示されていたアンティークピアノ。値段七桁=数百万円。おいおい、店先に転がしとくなよ。

楽しそうに、閉館放送の蛍の光と競演する由飛。


○11/10 二人は仲良し?(玲愛通常)
定休日、部屋でゆっくりしている仁を尋ねる瑞奈。

瑞奈「いつも玲愛がお世話になってます~」
仁「してない、全くしてない」
多分即答だったんだろうな。こういうやり取りを見ると、主人公にもボイスが欲しくなる。僕は基本的に主人公のボイス賛成派です。

瑞奈「あ、あはは…いえ、今日はからかいに来たんじゃなくて~」
仁「お引取りください」
瑞奈「あっはははははは~!玲愛と全くおんなじ反応~」
やはりシンクロする二人。流石にイラッと来たのかドアを閉める仁。

瑞奈「あ~!ごめんなさいごめんなさい!もう一度開けてください~!」
仁「人には触れられたくない話題ってものがあるんだよ。それは理解して欲しいな」
何言ってんだよ、仲良いくせに、とか瑞奈は思ってそうですが、取り敢えず一先ず謝っておくようで。

玲愛がファミーユを褒めてたという情報を仁に流す瑞奈。背後に玲愛が迫っていることを気付きもせず「ジュリエット花鳥」とか言ってしまっているが。

玲愛「ハムレット川端・・・あなたに生か死か、選ばせてあげるわ・・・」
シェイクスピアは基礎教養ですよね。「川端~、後ろ後ろ~」はドリフです。志村けんの後ろから幽霊が迫るコント。

瑞奈「アイコンタクトで脅迫?やっぱり、通じ合っちゃってるんですね~」
この人、玲愛の怒りを買いながらも手を緩めない。なかなか勇敢だな。

仁からリンゴを奪い、齧ってから一言
玲愛「わらひがあんらやはみ~ゅをみろめらことらんて、ほれっぽっひもらいんらからねっ!」
これ、全然喋れない状態で憎まれ口を叩く玲愛が可愛いってことで良いのか?


○11/10 月例会(恵麻強制)
こちらは飛ばします。

○11/11 レベルアップ(明日香通常)
攻勢をかける明日香のセリフをダイジェストでお送りします。
「せんせ…やっぱ里伽子さんと…」
「………勘繰らない?」
「突っ込みどころはそっちなわけぇ!?」
「ほ、ほんと?ほんとに嬉しい…?」
「…それを一番先に言うべきでしょうがぁ」
「少しは勘繰れって言ったのよっ!」

やっぱ可愛いな、明日香。


○11/12 第2クォーターエピローグ
軽食特訓に付き合ってくれる里伽子が可愛いです。
以上

このイベントについて語りまくると里伽子ルートに行かずにはいられなくなるからね。笑



今日はここまで!

あ、今は「ままらぶ」も平行してやってます。
元ネタがアメリカドラマなんでちょっと知らないのが多いなぁ。しかし、良くHERMITはこれをやらせましたね。プレイヤー皆して置いてかれるだろ、この良く分からなんネタ山盛りは。

あけましておめでとうございます。

今日から由飛&玲愛ルートをやっていこうと思います。
個々のイベントはキャラクターの魅力と相俟って玲愛ルートが上ですが、全体的なシナリオとしては由飛ルートもなかなか良く出来ています。僕の由飛評価は必ずしも高くなかったんですが、最後は「おー」と思わされました。

ルート確定前までのイベントの力の入り方は、やっぱり玲愛の方が上になっちゃってるかもしれません。というか、多分そうなってます。玲愛と仁の痴話喧嘩風の遣り取りは引用したいものが多いですし、瑞奈と板橋が玲愛をいじるのは笑えますし。。。

と、言う訳で、まずは第1クォーター。


プロローグ
仁が店を見に行くところで由飛の歌う「つまんない恋」が聞こえてくる。歌声も歌詞も仁にとってはクリーンヒット。

この歌、僕が里伽子好きだからか、仁と里伽子を歌ってるかのように思えるけど、他のヒロインが好きなら他のヒロインとの曲に聞こえるのかもしれない。しかし、この歌の後でタイミング良く里伽子が出てくるんだもんなー。

出来上がった店を見て、帰り道に忘れ物に気付いて戻る。何故か店にいて接客を始める由飛。制服着てるし。不法侵入と窃盗、なんて酷い第一印象。

あ、でも窃盗にはならないか。不法領得の意思がないとされるんじゃないかな。しかし、私は山口厚先生にしか刑法教わってないから、これが判例通説通りか自信がない。笑

由飛「あなた誰です?」
いや、お前が誰だという話でww仁が店の関係者だなんて夢にも思わないまま、マイペースに話を進める由飛。どうやらこれから面接を受けるつもりらしい。店長の仁にはアポ取ってないし、もう夜中だけどな。

猫の手も借りたいはずの仁を以てしても、あまりにぶっ飛んだキャラクターの由飛の採用を見送り、守衛のふりをしたまま退場する。しかし、聞こえてくる由飛の歌声に、さっき自分が聞いた声の主が彼女だと気付き・・・。

仁「ファミーユへ…ようこそ。店長の、高村です」


○10/10 第1クォータープロローグ
オープン前日の採用。夜を徹しての新人研修。ぼろぼろの仁はやってきたかすりに店を任せて、取り敢えず身支度を整えに店の外へ。

『天敵』花鳥玲愛との遭遇。
初対面から厳しい言葉を浴びせてくる玲愛。確かに、キュリオの店員である玲愛からしてみると「どうどうとコピーを目の前に出店してくるとは」って感じでしょうから無理もない。

玲愛「花鳥玲愛」
仁「カトレア?」
謎の雷を落とされる仁。
玲愛「その洗礼は小学校時代に受けたから痛くも痒くもない!か・と・り・れ・あ!」

玲愛「な・・・なによ真似しんぼのくせに」
真似しんぼって随分可愛い言葉遣いだな。

お約束、玲愛の忠告その1
「身だしなみは整えろ」

玲愛相手だと結構カッとなっちゃう仁くん。(・∀・)ニヤニヤ
タイプは違えど里伽子みたいにガンガン正論を言うタイプだからってのはあると思うんだ。ズバズバ言われて、カッとなったり沈んだり、そうしているうちに相手のことを信頼するようになる感じなんだろうな、仁は。
売上勝負をすることになってしまった仁。いや、正直厳しいって…。

お約束、玲愛の忠告その1
「身だしなみは整えろ」
玲愛が「あ、それと…」って言う時の感じだけちょっと優しくて、これは彼女の優しさの発露と見て良いんだろうか。

玲愛と遣り合ってしまったせいで調子が出ない仁を励ます由飛。
由飛が謝るのは、妹である玲愛が仁を怒らせたからだよね。で、それを説明することは出来ないから「取り敢えず謝っておこうかと」になる。
仁の手を握る由飛の力が強いってのはピアノをやってたから、って以外で話に絡んだっけ?何かあっても良かったかなと思うけど。

明日香「おはようございまー・・・した。」
まずいところを見られてしまった仁。ここのシーン好き。

朝礼
明日香「てんちょのえっち…里伽子さんに言いつけてやるー」
仁が由飛と手を取り合っていたのを目撃た明日香はそれを咎める。里伽子に言いつけるのは、正しいような、正しくないような。いや、でも、正しいな。

出会って恐らく半日近く経っているのに、名前をやっと聞いた仁。「由飛くん」という妙な感じの呼び方に。由飛ちゃんで良いじゃねーかよ。ダメなのかよ。

ファミーユで仁が「打倒キュリオ」のスローガンを発表している時、キュリオでも玲愛が「打倒ファミーユ」のスローガンを発表。何だかシンクロするんだよなぁ、仁と玲愛。

○10/10 いきなり配置転換(由飛強制)
開店早々行列を作りつつ、しかもスムーズに客を処理していくキュリオ。一方のファミーユは客が捌けないせいで行列が…。

原因は由飛。慣れてないということ以上の問題がある模様。由飛がショーケースのとこで働けないのは玲愛から姿を隠しているから、ということで良いんだろうか?

○10/10 怪しき隣人(玲愛強制)
彗星の如く現れた由飛を思い出し、彼女の歌を鼻歌で歌ってみる仁。隣のベランダから笑われてしまう。これ、結構恥ずかしいよね。



で、隣人ってのは玲愛な訳です。ベランダ越しの遭遇。お互い仁と玲愛だとは分からず、普通に良い感じに隣人との会話をしたものの、顔を合わせるとすぐ喧嘩に。おいおい。同時に「騙したな」と思ったり「楽しくて良いお隣りさんだと思ったのに」と思ったり、何かとシンクロ度が高い二人。

玲愛「帰る!」
仁「帰れ!」
玲愛「これ!」
仁「なんだよ!?」
玲愛「つまらないものに決まってるでしょ!」
日本人的内輪ネタ。こういうのは度々出てくる。

お約束、玲愛の忠告その2
「煙草は味覚が鈍るからほどほどに」

○10/15 杉沢恵麻初来店(恵麻通常)
変装してファミーユの様子を見に来た恵麻を取材だと勘違いする由飛。期待が大きかっただけに、珍しく凹んでたのが可笑しかった。
仁「ごめんね…愉快な姉さんで」

○10/23 憎みきれないろくでなし(由飛通常)
タイトルは沢田研二のシングルから

まだまだ未熟者の由飛は注文を間違えることもしばしば。しかし「こちらのメニューも試してみませんか?」なんて言って押し切っちゃう辺りが何とも…。ショコラでも美里が似たようなことやってたっけ?

かすり「このまま使い物にならなかったとしても、仁くんが責任取るのよね?」
仁「責任ってどうやって?」
かすり「リカちゃんとはちゃんと話しなさい。場合によっては慰謝料も…」

どうやら、かすりの中では本妻里伽子に愛人由飛みたいな感じらしい。あながち間違っていないような、そういう問題じゃないような。

○10/25 隣は何をする人ぞ(玲愛通常)
キュリオを覗き込む玲愛。その玲愛が気になって話しかける仁。

玲愛「…何の用よ?」
他人の店を覗き込んでおいて、その問い掛けですか、玲愛さんww

玲愛「言っておくけどね、私は、あんたの店がどれだけ繁盛したところで、痛くも痒くもないんだからね」
別にそういう話題ではないのだが、てか何故ツンデレテンプレなんだ。いや、当時はこれはツンデレテンプレなんて存在しなかったのか?そうだよな、花鳥玲愛はパイオニアの一人だからな。

玲愛は明らかに由飛が気になっているのだが、はっきりものを言わないからいつもと違って噛み合わない。

お約束、玲愛の忠告その3
「スタッフを増やせ」
妙に親切なんだよな、この辺のお節介は。


○10/27 開店祝い(里伽子通常)
大学に急に現れ、急に里伽子を食事に誘う仁。油断してメガネをかけていた里伽子は慌てて一旦逃げてメガネを外す。そんなにメガネ姿を見られるのが嫌かね…。

里伽子「あれ?仁、どしたの?」
一度、あからさまに逃げながら何食わぬ顔をする図太さは好きです。

で、昼食の誘いには乗ってくれたものの里伽子は食べない。相変わらず昼は抜いてるんだとか。ダイエット、ねぇ。

知恵を借りようと思ったものの切り出し方をミスって失敗。まだまだだなぁ、仁くんは。


○10/31 土下座(玲愛重要)
売上勝負に負けて、というか負けたことを確信して土下座をしにきた仁。モップがけを丁寧にやってる玲愛を見て、尊敬の念を抱く仁。敵ながらあっぱれとしか言いようがないよな。こんだけ頑張ってたら。

あんなに言い合いをしたものの、実際に相手が土下座するとなると戸惑う玲愛。
玲愛が「そうやって、簡単に頭を下げる男なんて、信用できない」と言うのは全くの方便で、要はこの子は優しい子なのだ。

仁「簡単に約束を反故にする人間に育てられてない」
育てられて、というのは仁が家族の存在があって自分の存在があることを意識している証拠だな。

瑞奈はこの場面をどう見たら笑顔で「・・・・ごゆっくり」なんてセリフが出るんだろうwいや、あながち間違ってないのかも知れないけれども。

玲愛「『頑張った』って言えるのは、結果が伴った時だけよ」
彼女のセリフは若い割に深い。高卒で働いてる叩き上げだからなぁ。

お約束、玲愛の忠告その4
「本気で頑張ってない。まだ、なりふり構っている」
玲愛の忠告はいつも正しい。罵倒されるよりもずっと仁には堪える。

玲愛からライバルへ一杯の紅茶と「お疲れ様」の言葉。この優しさが、自分の至らなさを痛いほど実感した仁には辛い。悔しい。


○11/3 第1クォーターエピローグ
初月から赤字。大ピンチ。
『大学で学んだことは実社会では役立たない』と仁は思っているが、いや、世界的な小麦の値上がりやバターの品薄を理解する上では経済学部の授業は役に立つぞ。要は、経済学部で学んだ内容を活かすにはファミーユの経済規模が足らないだけであって。

玲愛の言う通り、仁は打開策を知っている。里伽子と恵麻が戻ってくればファミーユは全力を出せるのだが、仁はそれを選べない。王と飛車が足らないって表現をしているが、どっちが王でどっちが飛車なんだろう。大切なのは恵麻、頼りにしてるのは里伽子という基準からすると前者が王で後者が飛車か?

ブリックモールの守衛から電話。
何故かブリックモールに乗り込んでいる恵麻。
仁「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
謝りまくる仁。ごめんなさい×3って理くんのイメージ。

恵麻「弟の仕事場を見に来た・・・ってのはダメ?」
仁「前に来てたじゃん」
恵麻「ほら、あの時は色メガネで見てたから」
サングラス越しに見ることを「色メガネで見てた」とは言わんぞ。

杉澤恵麻、ファミーユへの復帰宣言。かすりの制服を借りた訳だが、胸はきつくなかったんだろうか。恵麻は明日香に次いでランキング二位のはずなんだが。

里伽子「やっと始まったね・・・仁」
恵麻が復帰したファミーユを見守る里伽子。お前、情に流されてるぞ、と思ったけど、仁への愛情に流される分には良いのか、この人は。


今日はここまで!
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プロフィール
名前:ロロ
20年くらい前に生まれて大学生をやっている。法律書を持って家と大学を行き来するのが日課。法律学よりは政治学の方が好き。男性向けエロゲーやったり、BL読んだり、野球見たり、料理したり、演劇したりするのが趣味。好きな作家は丸戸史明と門地かおり。ノルマンディー公の方のロロ。
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